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Received — 2021年9月14日 新星進学ゼミ

中2中3 高校数学講座は高校数学だけでなく現代数学の頂を目指す

2021年9月14日 16:35
今年も高校数学講座が始まったが、演習問題は同じでもその前の解説は去年とはずいぶんと違った。
二次方程式を表す二次関数がX軸との位置によって、実数解を持つのか持たないのかという点に時間を割いた。
高校生がこの要点で最初に戸惑うのは、なぜX軸との交点が実数解の位置なのかと言う点だ。
高校の授業でX軸の意味を正確に解説しないからだ。
新星の授業では中学生にも「X軸とは全ての実数を含む全体集合U=universeであり、X軸上に並ぶ全ての微小な点の一つ一つが、それぞれ全ての実数と1対1で対応している」と教える。
さて、土曜日の授業を聞いて次のような疑問を抱かなかっただろうか。
①x軸が「全ての実数を含む全体集合U=universe」ならY軸とはいったなんだ??
Y軸も「全ての実数を含む全体集合U」ならば、宇宙は平面上に2つあるのか??
宇宙はただ1つではないのか??
②方程式の実数解がX軸という直線上に現れるのならば、虚数解はどこに現れるか、何かはっきりとした線の上には現れないのか??
①に対しては中学校授業ではごまかして説明しない。
②に対しては中学校では、座標面上には虚数解は存在しないと言い逃れる。
あるいはまったく触れもしない。
ところが、虚数解は「座標平面上のある特殊な線上」に現れるのだ。
そしてそれは現代数学が必須とするある概念や、宇宙の謎を解く「量子力学」の重要方程式に直結している。
それを次回説明しよう。

  

ジョコビッチの涙 闘い続けることの意味

2021年9月14日 16:06
テニス史上最強の選手は間違いなくノバク.ジョコビッチだ。
グランドスラム大会優勝は歴代最多タイの20回を数える。
今回の全米オープンで優勝すれば歴代最多単独の21回目、そして年間グランドスラム=4大大会優勝という偉業が加わるはずだった。
昨日の全米オ-プン決勝の試合が彼にとってどれだけ大切であったかは、彼の発言を見ればわかる。
「私のキャリアの中で最も重要な試合となる。これが最後の試合となるかもしれない。」と優勝すれば引退するかもしれない事をほのめかしていた。
これほどの偉大な選手でありながら、なぜか人気がない。
おそらくあまりにも強すぎるからだ。
負けそうになっても、必ず巻き返してくる。
コ-ト上の表情は闘いの守護神毘沙門天、あるいは阿修羅のごとく、ぞっとするほど恐ろしい。
人気の上で対照的なのは、ジョコビッチと並ぶグランドスラム歴代最多優勝20回を誇るロジャ-.フェデラ-だ。
テニス史上最高の選手と言われていると同時に、テニス史上最も人気のある選手だ。
最強ではなく最高と呼ばれるのは、真剣勝負の場であっても自分のプレ-を観客に楽しんでもらいたいというショ-マンシップを常に心がけているからである。
最高の意味の中には「ファンから最も愛されている」という賞賛の意味が、多分に含まれている。
ジョコビッチがその最大のライバル、フェデラ-を優勝回数でしのぐべく臨んだ一戦で、驚くようなしぐさを見せた。
次のゲームを失うと、全米オープン優勝の夢は潰えるという前の、ベンチ休憩の時だ。
彼は白いタオルで顔を覆い、体を震わせながら、嗚咽しているのである。
顔を覆うタオルを持つ手が、小刻みに震えている。
明らかにタオルの下の顔は、涙が溢れている。
その様子をTVカメラが大写しで映し続けている。
プロのスポ-ツカメラマンはこの瞬間を逃さなかった。
静かに嗚咽するジョコビッチだけを、延々とクロ-ズアップで撮り続けているのだ。
最初は、人生で最も重要な試合で敗れることが悔しくて泣いているのか、と思った。
ところが敗戦後のインタビュ-での発言は驚愕すべきものだった。
「敗戦を目前にした自分に対して、観客の皆さんが惜しみない声援と拍手を贈ってくれたことに、感激した。
明日から私はまた闘い続ける。」
タイトルと富と名声の全てを手に入れてもなお、闘い続ける勇気を与えてくれるのが、ファンの声援だったのである。
彼の涙は、人生で最も重要な試合で、敗れ去る自分に限りない声援を送ってくれた観衆に対する歓喜の涙だったのだ。







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