キングダム 六大将軍最後の席は? おそらく....
2021年10月7日 19:19
歴史好きにとってキングダムは史実に則って話の大筋が進むので、目が離せない。
高2男子も「こち亀」よりもこちらの方を読むようにしなさい。
キングダムが下敷きにしているは司馬遷の「史記」だ。
「史記」全12巻の内、第6巻の「秦始皇本紀」にのっとっている。
キングダムでは、秦王政が六大将軍制度を復活させたが、六人の内最後の一人を空席にした。
六大将軍の内、最後の席を占める候補はキングダムの主人公3人だが、李信、蒙てん、王賁の若き将軍は力量才覚実績全てにおいて、まったく互角なので、一人に絞れない。
そもそもなぜ大将軍は6名なのか。
秦国の最大動員兵力が60万人なので、それを六等分したと考えられる。
その兵士も常備兵ではなく日本の戦国時代同様に歩兵は農民兵が多く、平時は農耕に従事しているので、常時動員できない。
60万人の兵力の内、10万人単位で2軍程度までしか常時動かせないのだろう。
候補者の3人は、それぞれ秦国政権の中で個人的な背景があり、李信は国王である政の友人、蒙てんは六代将軍筆頭の蒙武将軍の長男、王賁は王翦将軍の一人息子だ。
蒙武将軍は秦国乗っ取りを計る呂不韋一派、王翦将軍は自らが元国王でこれも国王復帰を狙う曲者、李信がなれば、国王の政に絶対的忠誠を誓う他の2名の将軍と合わせて半数となるが、それでは蒙武も王翦も黙ってはいない。
結論を言うと、答えは「史記」に書いてある。
紀元前228年、秦の将軍王翦と羌廆(正しくはやまいだれ)が宿敵趙の都邯鄲を陥落させ、趙を滅ぼしたとある。
つまりあの美人剣士羌廆が6人目の大将軍となる。
さて当たるかな。
なお「史記」によれば、3年後の紀元前225年、将軍李信は20万の大軍を率いて楚に侵攻する。
10万以上の軍を率いるのは大将軍だけであるから、3年後には信も大将軍に上り詰めていることになる。
という事は6代将軍の内、一人が脱落することを意味する。
それは果たして誰なのか?
フィクションとはいえ、物語の展開に興味は尽きない。