中3の時に「NHK100分で名著シリ-ズ」を全部買って読んでおくようにと薦めたが、男子2名は購入して読んでいた。
国語の基盤となる「幅広い教養」を身に着けるのが目的だが、高校入試にすぐに直結する作業ではなかった。
にもかかわらず、しっかりと実践した生徒は「余裕で静高に受かっている。」
大学入試ではあのシリ-ズは国語問題で必ず役に立つ。
今度は数学だが、以前に薦めておいた「別冊ニュ-トンの虚数がよくわる 改訂第2版」は是非読んでおいてほしい。
これは高校数学の新規学習者が是非読むべき本だ。
内容は「数とは何か」に始まり「虚数と量子力学」「ノーベル賞受賞の小林益川理論」で終わっている。
高校数学全範囲にわたる内容だ。
特徴は、美しいイラストが豊富で、大変に解りやすい文章で書かれていることだ。
さらに数式をできるだけ少なくしているので、小学生でも理解できる。
静高に入ると授業ペースが速くて、速攻で数学がキライになる生徒が出る。
「何でこんなめんどくさい計算をやらなくてはならないのか」と疑問に思う生徒も多数でるが、それは高校数学の全体像が見えてないからである。
この本は「大学で学ぶ数学」との橋渡しもしている。
大学で学ぶオイラ-公式(空間図形の公式ではない)や、テイラ―展開、オイラ―級数も解りやすく説明されている。
大学受験には関係ないと思ったら大間違いだ。
難関国立大や国公立医学科でも「正体を隠して」多数出題されている。
超一流進学高校の生徒はよく知っているが、静高生、少なくとも新高1生は知らない。
これが開成、灘、筑駒,桜陰と静高との差だ。
この本をいつも手元に置いて眺めていよう。
全て理解しようと思う必要はない。
だが、数Ⅲの入試問題を解くときに「これってオイラ―定数じゃん。これもフーリエ級数だ。」と気が付くかどうかの差は限りなく大きい。
その限りなく大きな差を突き付けているのが今年の東大合格者数 開成191名(全国1位)静高7名(全国95位)
理系東大合格者は開成113名、静高3名という数字だ。
しかも、東大理系現役合格は理Ⅲ1名、理Ⅱ1名で、理Ⅲ合格は数年に1回一人だけなので、実質は東大理系現役合格は1名だけとなる。
まさに「振り向けば清水東=東大合格ゼロ」が目前に迫っている。
清水東が進学校からの脱落に甘んじているのかどうか、そうであれば静高も同じ道を進むだろう。
それを回避する方法はあるが、問題は県教育委員会がやる気がるかどうかだ。
静高に相変わらず二流の校長を送り込んでくる現状では、その見込みはないと見たほうがよい。