国公立大医学科入試の一発勝負型は、最後まで勝負の行方があやふやで不安要素が多い。
前期一般入試は
①全国区の難関私立一貫校との競争になる。
②現役生は①の浪人層との競争にもなる。
③地方の公立高校は首都圏関西圏の大手予備校、特に駿台や河合の授業に参加しづらい。
④地方の公立高校は特に理科の化学や物理、生物の学校進度が極端に遅く、難関私立一貫校と1年以上の進度差が着く。
以上の点から、「静岡県内現役生限定の競争」に持ち込める浜医医学科の推薦入試は合格の確率が高い。
今年(2022年2月実施)も静高では浜医医学科の推薦入試一般枠で、3名受験して3名とも合格(3名とも女子)している。
他県の国公立大医学科を前期一般入試で受験する際は「見えないバリア-」に阻まれる。
特に東北地方、北陸地方、山陰地方、四国地方、九州地方など過疎化が進行している地域では、無医村回避のために血眼になって医師を確保している。
そのため、各県の国公立大医学は「県内公立高校最優先」の方針を強く打ち出し、公式の県内優遇策以外にも面接試験で県外受験生=よそ者には厳しい点数をつける事が横行している。
過疎地は背に腹は代えられないので、仕方がない。
静高内の推薦枠を得るのはそれほど困難ではない。
高1高2の学年末に渡される「成績通知表」で高い評点を確保すればよいが、評点はテストの成績だけで決められる。
全ての科目で評点8以上を取れば推薦獲得の可能性は高くなるが、単位数の多くて差が着く数学で10か9を取ると圧倒的に有利になる。
さらに同じく単位数が多い英語で9か10を取ればさらに有利だ。
理科系のなので化学物理の評価点も重要である。
校内テストは基本問題と標準問題しか出題されないので、長期にわたって日々地道に勉強する生徒に有利に働く。
さらに校内テスト時に、受験科目ではない実技科目も、テスト前には集中して準備する生徒はさらに有利になる。
日ごろ数学英語物理化学を地道に勉強していない生徒は、テスト前にはその4科目に忙殺されて、他の科目を勉強する時間が無いので、ますます差が着く。
推薦入試が女子に有利に働くのは女子は「コツコツ型」が多く「先行逃げ切り型」勝負に向いているからである。