高校全学年重要 「共通テスト数学」の勉強法を大転換するのが急務
今年の共通テスト数学ⅠAの悪夢は、今後も繰り返されるのか?
ここは重要な点なので繰り返すが、平均点37点は確かに低すぎるが、問題自体は失敗作ではない。
初年度2021年1月が簡単すぎただけであって、2022年1月が本来の「共通テスト数学IA」だと考えられる。
これも再度強調するが、共通テストは本来は「全科目とも平均点は40点程度に設定する」と定められている。
数学ⅠAの平均点37点は目標より3点低いだけで、基準をクリア―している。
数ⅡBの平均点が43点なので、合計80点で1科目の平均「平均点」は40点ピッタだから、問題作成者は褒められていい。
ただ、時間内に解き切れないとか、計算量が多いとか、文章がやたら長いとか、という批判には対応して来るだろう。
だが「思考力重視」と「数学の本質に迫る問題」という背骨の部分は変えてこないだろう。
そこで、新星ゼミでもこの2つのテーマに沿って新作教材を作成中だが、気が付いたことがある。
それは
①誘導教材の解答部分で「日本語記述の量が大幅に増えた」ことだ。
これは問題作成者の「数学の本質はまず、母国語で過不足なく記述できなくてはならない」という主張にも合致している。
実際にも、共通テストの選択肢に文章だけが並んでいる問が増えた。
これがセンタ―入試問題と決定的に違う点だ。
②マーク式の問題なのに「証明問題が大幅に増えた」ことだ。
マ-ク式問題には証明問題は出題不可能だという常識を破っている。
証明問題であっても、会話文などを交え、小問に別けて誘導していくので、違和感がない。
証明問題を得意にする生徒は有利な問題傾向だ。
問題作成者は数学教育界のインフルエンサ―で、日ごろから言っている「解法暗記で解ける問題を徹底排除」している。
これは模範解答に「日本語記述が増えた」ことと表裏一体なのである。
③青チャの例題では、ほとんど対応できない例題の集合体である。
青チャは「解法暗記用原本」として作られているので、従来通り校内学力テストは青チャからだす、という方針ではますます共通テストに対応できない。
共通テストの本質に的を絞った教材を作るのは、膨大な労力がいるが、現在急ピッチで進行中だ。
これで私の春休みとGWは全て潰れる。
コロナ第7波が急拡大中でもあり、望むところだ。