スタジオジブリが作品の場面写真を無償提供へ。守っているつもりが逆に作品を風化させる著作権
先月の18日にスタジオジブリが自社作品の場面写真の無償提供を開始した(ジブリ、PC Watch)。通常、版権物の画面提供には、出版物などの場合、1点につき数千円から数万円以上の利用料支払いが一般的だ。とくにジブリは作品の権利が厳しいとされてきたことから、この無償提供はメディア関係者からは驚かれたとみられる。47Newsの記事では、このジブリの場面写真提供の話題について掘り下げている。内容を簡単にまとめれば、ジブリのプロデューサー鈴木敏夫氏と顧問弁護士の対談を元にまとめた内容。
それを簡単にまとめれば、今は大量のコンテンツが消費される時代にあり、一時人気があった作品でもあっという間に埋没して忘れられてしまう。それは著作権による権利を強化して、許諾を受けたりという手間がかかるようになると、露出の機会が減るようになり認知度が下がる。そして忘れ去られてしまえば、著作権による収益を得ることができないというジレンマだ。この考えがあった上で先の場面写真の無償提供につながったものとみられる。
2018年の法改正で著作権の保護期間は作者の没後70年に延長された。47Newsの記事では、
もし、20代でその作品を書き、80代で亡くなったら、作品の成立から130年間もその作品が有料となる。その間に作品が忘れ去れるとしたら、いったい誰の、何を守っているのか。
としている。
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