2名が死亡したTesla Model Sの衝突現場付近ではAutopilotを有効にできなかったとの見解、米国家運輸安全委員会
headless 曰く、米国家運輸安全委員会(NTSB)は10日、4月にテキサス州で2名が死亡したTesla Model Sの衝突事故に関する事前報告書を公開した(プレスリリース、 報告書、 The Vergeの記事、 The Registerの記事)。
この事故では運転席に遺体がなく、Autopilotによる走行中の事故ではないかと疑われているが、Teslaのイーロン・マスク氏は現場付近がAutopilot有効化の条件を満たしていないことを指摘しており、現場検証に立ち会ったTeslaのラーズ・モラビー氏は運転席に誰かが座っていたとの見方を示している。実際のところ、報告書によれば事故現場付近はAutopilotを有効にできる状況ではなかったようだ。Autopilotを有効にするにはTraffic-Aware Cruise ControlとAutosteerの両方を有効にする必要がある。しかし、NTSBがテスト用車両で確認したところ、事故現場でTraffic-Aware Cruise Controlを有効にすることは可能だったものの、Autosteerが利用できない場所だったとのこと。
報告書にはこのほか、死亡したModel Sオーナーの自宅に設置されていたセキュリティカメラはオーナーが運転席、同乗者が助手席に乗り込む様子をとらえていたことや、バッテリーの発火によりインフォテインメントコンソールのストレージデバイスが破壊された一方で、拘束制御モジュール(RCM)は損傷しながらも回収されて調査が行われていることなどが記載されている。なお、調査は現在も進行中であり、今回の報告書は事故原因を結論付けるものではないとのことだ。
すべて読む
| ITセクション
| スラッシュバック
| IT
| ロボット
| 交通
|
関連ストーリー:
Tesla曰く、2名が死亡したModel Sの衝突事故では誰かが運転席に座っていた
2021年04月29日
Consumer Reports、Tesla車のAutopilotを有効にしたままドライバーが運転席から助手席へ移動できることを確認
2021年04月24日
米テキサス州で運転席無人のテスラModel Sが衝突事故。2人死亡で当局が調査へ
2021年04月21日
Tesla、メディアコントロールユニットのeMMCをリコール
2021年02月04日
米国家運輸安全委員会、Tesla車で発生した意図しない急加速は運転者の操作ミスが原因と結論付ける
2021年01月10日
米国家運輸安全委員会、Teslaのメディアコントロールユニット故障多発の原因はeMMCのウェアアウトと断定
2020年11月20日
Tesla、Tesla車で意図しない急加速が発生したという調査請求は虚偽だと反論
2020年01月24日