iPhone の Wi-Fi を無効化する SSID のバグ、影響範囲が広がる
headless 曰く、iPhone で SSID「%p%s%s%s%s%n」の Wi-Fi アクセスポイントに接続すると Wi-Fi 機能が無効化されるというバグが先日報告されたが、影響のある SSID はこの文字列に限定されないようだ(Mashable の記事)。
最初にバグを報告した Carl Schou (@vm_call) 氏は4日、SSID「%secretclub%power」のWi-FiアクセスポイントをホストすればすべてのiOSデバイスのWi-Fiを完全に無効化できると報告。最初のバグではネットワーク設定をリセットすれば回復していたが、こちらには効果がないという。
一方、このバグをAlex Skalozub (@pieceofsummer) 氏とともに調査していた Saif Eldeen Aziz (@wr3nchsr) 氏によると、フォーマット指定文字列に関する脆弱性であり、SSID に「%s」が含まれていれば特定の文字列である必要はないそうだ。Aziz 氏はネットワーク設定をリセットしても復旧しない理由として「%s」を含む SSID が複数保存されていることが原因となっている可能性を指摘する。問題のあるネットワークの SSID が保存された状態で wifid を開始しようとすると NULL ポインタデリファレンスが引き起こされ、wifid がクラッシュするとのこと。
Aziz 氏と Skalozub 氏が考案した修復方法は2種類。その一つは端末の初期化で、もう一つは iPhone のバックアップをいったん作成し、バックアップの既知のネットワークリストファイル (com.apple.wifi.known-networks.plist) から問題のエントリーを削除してから復元する方法だ。Schou 氏は後者の方法で修復できたという。Skalozub 氏は修復を実行する Python スクリプトを GitHub で公開している。
なお、Schou 氏の説明では悪意あるアクセスポイントのサービスエリア内に入るだけでWi-Fiが機能しなくなるようにも読めるが、Aziz 氏によれば悪意あるアクセスポイントを選択して接続しない限り問題は発生しないとのことだ。
すべて読む
| アップルセクション
| ネットワーク
| スラッシュバック
| バグ
| iOS
| iPhone
|
関連ストーリー:
iPhoneで接続するとWi-Fi機能が無効になってしまうSSID名のバグ
2021年06月23日
マルウェア「Emotet」に無線LANネットワーク経由で拡散するタイプが発見される
2020年02月18日
ポーランドの教会、隣接する建物で使われているWi-FiのSSIDを「Lucyfer」以外のものに変更するようオーナーに依頼
2020年01月05日
AT&TのISP向けモデムに深刻な脆弱性が発見される
2017年09月07日
ネット接続回線共有サービス「WiFiシェア」でシェアしたSSID/パスワードはバレる
2015年09月24日
auのW42CAとW42Hが%nと%Sの文字列で強制再起動
2006年08月04日
Appleは21日、2030年までに事業全体およびサプライチェーン、製品ライフサイクルのすべてにおいてカーボンニュートラルを目指す計画を明らかにした(