FBI の組織犯罪摘発用バックドア付きスマートフォン、中古として販売されて購入者を悩ませていた
headless 曰く、6 月にオーストラリアで大量の逮捕者を出して話題となった米連邦捜査局 (FBI) のバックドア付き暗号化通信アプリ「AN0M」だが、闇市場で取引されていた端末が格安の中古として一般の人に売却されるというケースもあったようだ。そのような端末の 1 台を Motherboard が入手し、ハンズオンリポートを公開している(Motherboard の記事、 Ars Technica の記事、 XDA Developers の記事、 Android Police の記事)。
こういった端末では ArcaneOS と呼ばれる機能の制限された Android OS がプリインストールされており、正常に動作しない改造 OS だと思った購入者がモバイル関係のオンラインフォーラムで相談するケースもみられる。3 月には Android-Hilfe.de で Pixel 3a 購入者、6 月には XDA Forum で Pixel 4a 購入者が相談していた。いずれのケースも最初の投稿は AN0M の存在が公表される前のことだ。Motherboard はオーストラリアでの購入者から Pixel 4a を入手しており、XDA Forum の相談者と条件が一致すると XDA Developers の記事でも指摘されているが、入手元は公表されていない。
端末には 2 種類の PIN が設定されており、その一つを入力すると通常の端末らしく見える「デコイ」モードに入る。このモードでは一般的なアプリが多数インストールされているように見えるが、実際にランチャーでアイコンをタップしてもアプリは起動しない。もう一つは AN0M モードに切り替えるためのもので、アイコンは「電卓」「時計」「設定」の3つのみ。電卓のアイコンをタップすると AN0M のログイン画面が表示されるという。
Ars Technica の記事に掲載されているスクリーンショットによると、「設定」アプリではストレージや位置情報、アカウントといった項目が削除されているようだ。その一方で、セキュリティ設定にはデコイモード用の PIN 設定や自動ワイプ設定、PIN 入力用キーパッドのランダム化設定などのオプションが追加されている。
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