リーディングビュー

ロスコスモス総裁、「ロシアとの協力なしにISSは維持できない」と米国を恫喝

ロシアの宇宙機関「ロスコスモス」の総裁であるドミトリー・ロゴジン氏は、ウクライナ侵攻による米国政府のロシア政府制裁が国際宇宙ステーション(ISS)での協力体制に悪影響を与え、協力関係が崩れると米国あるいは欧州に落下する可能性があるなどとと主張している。タレコミにもあるように、現在のISSの姿勢制御はロシア側のモジュールに依存している部分があり、ISSの運用期間延長問題運用終了後に地球に落下させて焼却する計画にしてもロシア側の協力が不可欠となっている。NASAは25日、民生分野での米ロ連携は継続可能だとの声明を出している。こうした発言があったからか、ロスコスモスの公式ウェブサイトへも現在、Anonymousがサイバー攻撃を行っている模様(CNN時事ドットコムsorae)。

あるAnonymous Coward 曰く、

ISSは上空404kmを秒速7.7kmで飛行しているが、わずかにある空気抵抗で徐々に高度が下がり、ほっておくと落下するため、時々、ロシアモジュールの推進力で高度を維持している。
そのため協力関係が崩れると、
・米国あるいは欧州に落下する可能性がある
・インドと中国に落下する可能性もある
・ISSはロシア上空を飛行しないから、リスクがあるのはあなた達だけ
・ISSの重量は500トン (参考:ジオンが落としたスペースコロニーの重量は3000万トン)
とのこと。

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米国が国際宇宙ステーションの運用期限延長方針。2030年までの運用表明

NASAは12月31日、国際宇宙ステーション(ISS)の運用期間を2030年まで延長する方針を発表した。当初の計画では2024年までとなっていたが、これを6年間延長して30年までとする方針。ISSはアルテミス計画向けに予算を割り振るため、運用を民間団体に移譲する案が検討されていた。リリースによれば、米バイデン政権から、運用を2030年まで延長するよう指示が出たとしている。ISS運用に関わる日本や欧州、ロシア、カナダの国際パートナーが同意するかが課題となる。またISS延長に必要な予算の拠出に関しては、米議会の承認が必要となる(NASAリリースNHK読売新聞Engadget)。

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ISS国際宇宙ステーションと地上との携帯電話通話の動画が公開

ZOZO取締役の川邊健太郎氏に宇宙から電話がかかってきたとのツイートが話題となっている。お相手はZOZO創業者の前澤友作氏。同氏は前澤氏との電話のやりとりを収めた動画をTwitter上で公開した(川邊健太郎氏のツイートJ-CAST ニュース)。電話は14日にかかってきたものだそうだ。なお公開されている動画内では相手の電話番号も表示されているが、同氏のツイートによれば、

この発番は、国際宇宙ステーション→アメリカ→日本での転送電話で、ランダムに番号は振り付けているだけらしいので、宇宙にはかからないので、イタズラ電話等しないでくださいね〜

とのこと。なお前澤氏はソフトバンクの孫正義氏にも電話をかけていたとのこと。一回目は会話は成功しなかったが、2回目の着信で成功した模様(孫正義氏のツイートその2)。なお宇宙から電話をかけてきた前澤友作氏本人はは20日12時13分にカザフスタン・ザナアルカ地区の平原に着陸。12日ぶりの地球帰還を果たしている(FNNプライムオンライン日刊スポーツTBSNEWS)。

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ソユーズ MS-18、地球帰還前のテストで国際宇宙ステーションを傾ける

ロシアの映画監督と俳優を含む 3 人のクルーを乗せたソユーズ MS-18 は日本時間 17 日 13 時 35 分に国際宇宙ステーション (ISS) から地球へ帰還し、帰還用カプセルがカザフスタンに無事着陸したが、帰還に先立つエンジンテストでは ISS を傾けるトラブルが発生していたそうだ (ロスコスモスのニュース記事The Verge の記事The New York Times の記事SlashGear の記事)。

トラブルが発生したのは日本時間 15 日 18 時 13 分頃。帰還時にコマンダーを務めたロスコスモスのオレグ・ノビツキー宇宙飛行士が ISS にドッキングしている MS-18 の噴射テストを実行したところ、終了予定時間を過ぎても予期せず噴射が続いてしまったのだという。ISS は 57 度回転したが、すぐに正常な状態へ復元されたとのこと。ISS では 7 月にもロシアの多目的実験棟 (MLM) ナウカが予定外の噴射を行っ回転するトラブルが発生している。

なお、映画監督と俳優が今回 ISS へ行ったのは映画撮影のためだが、着陸後のシーン撮影は着陸地点でも続けられた。また、ノビツキー宇宙飛行士は今回 191 日間 ISS に滞在し、宇宙滞在日数が合計 531 日となったそうだ。

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ロシアの映画監督と俳優がISSに到着、史上初の宇宙での映画撮影に挑戦

国際宇宙ステーション(ISS)で映画の撮影をするため、女優と映画監督が「Soyuz MS-19」に乗り込みロシアから打ち上げられたそうだ。BBCによると同じように米国もISSでの映画撮影を計画しており、それに対抗かつ先手を打つ形でロシア側が実行したという流れらしい。打ち上げられたのは俳優ユリア・ペレシルド氏とクリム・シペンコ監督で、5日にバイコヌール宇宙基地から発射、午後9時22分に無事にISSへ到着したそうだ。12日間滞在し、『挑戦(The Challenge)』という題名の映画を撮影する予定とのこと。映画の内容については宇宙飛行士を救うためにISSに派遣される女性外科医という内容であるとのこと(BBCAFPBB NewsTechCrunch)。

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スペースコロニーで回転とは逆向きに車で走行したらどうなるのか?

物理現象をPCでシミュレーションする動画でおなじみのこーじ氏が、スペースコロニー内部で、その回転と逆向きに自動車で走行したらどうなるかという実験を行っている。スペースコロニーでは、遠心力で重力を発生させている。このため、コロニーの回転と逆向きに自動車を走らせ続けると、最初は普通に走行できるものの、一定の速度以上になると相対的に遠心力がなくなり、自動車本体が浮いてしまう現象が起きている。このほかにも同氏の動画では、構造的に地球上以上にコリオリ力を感じやすいスペースコロニー内部で、反発の強いスーパーボールを投げたときの現象などに関しても動画にして紹介している(回転とは逆向きに走ったら遠心力を打ち消して無重力になるのか?[動画])。

tamaco 曰く、

遠心力が働かなくなって無重力になるのね。
するとスピード違反する車は無重力で事故るな、きっと。

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ボーイング、バルブ不調で ISS へのテスト打ち上げが延期された Starliner 宇宙船を調整のため製造施設へ持ち帰る

ボーイングは 13 日、国際宇宙ステーション (ISS) への打ち上げが延期されていた CST-100 Starliner を同社の Commercial Crew and Cargo Processing Facility (C3PF) へ持ち帰って詳細なトラブルシューティングを実施すると NASA に伝えたそうだ (Starliner Updates の記事NASA のブログ記事The Verge の記事Ars Technica の記事)。

Starliner は 2 回目の無人テストフライトミッション Orbital Flight Test-2 (OST-2) の打ち上げを日本時間 7 月 31 日に予定していたが、ロシアの多目的実験モジュール ナウカの ISS ドッキング時に発生したトラブルを受けて 8 月 4 日に延期されていた。

しかし、打ち上げ前の準備中に推進システムのバルブが正常に動作しないことが判明し、打ち上げは中止。Atlas V ロケットとともに ULA の Vertical Integration Facility (VIF) へ移動して調整が行われていた。VIF での調整により 13 のバルブのうち 9 つまでは動作するようになったものの、Atlas V ロケットから取り外して C3PF での調整が必要と判断したようだ。

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ナウカのスラスタートラブルで国際宇宙ステーション本体が540度回転していたことが判明

トラブル続きではあったものの、なんとか7月29日に国際宇宙ステーション (ISS) へのドッキングを果たしたとされるロシアの多目的実験モジュール「ナウカ(Nauka)」だが、実はドッキング直後にISSからクルーの緊急脱出が検討されるほどの状況に陥っていたそうだ(NASANASATwitterTheHill Space.comTECH+読売新聞SankeiBiz)。

発生した事例を並べると過去記事にもあるように、ナウカ側のソフトウェアの不良により予定外のエンジン噴射が発生。このためISS本体が損傷する事態も想定されたことから、クルーが緊急脱出も想定する「宇宙船緊急事態(spacecraft emergency)」が宣言されたそうだ。ISS側ではコントロール・モーメント・ジャイロやISSのロシア区画であるズヴェズダの推進システムで姿勢制御を試みたがうまくいかず、最終的にはISS本体が540度(約1回転半)する事態(当初報道は45度)になったとしている。このトラブルにより地上との通信も計11分間途絶えたとしている。

ここからは不明瞭な部分が多いが、どうもナウカのスラスターはロシア本国から強制停止コマンドを送っても止まらず、燃料が切れまで噴出してISSが一回転半したようだ。その後の軌道修正はロシアの無人補給船「プログレス78」のスラスターも利用して行われたとみられる。

あるAnonymous Coward 曰く、

なお、スラスター不具合の原因は「一時的なソフトウェアの不具合」と説明されている。ナウカの打ち上げからドッキングまでは他にも多くの不具合が報じられており(ただしロシア側は公式には認めていない)、現状は落ち着いてはいるようだが、将来的にNASA-ロスコスモス間の問題になるかもしれない。

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ロシアの多目的実験モジュール ナウカ、国際宇宙ステーションにドッキング

ロシアの国際宇宙ステーション (ISS) 多目的実験モジュール (MLM) ナウカが 7 月 29 日、ISS にドッキングした(NASA のニュース記事 [1][2]ロスコスモスのニュース記事 英語版 [1][2]ロシア語版)。

ナウカ が ISS ロシア側のサービスモジュール ズヴェズダにドッキングしたのは日本時間 7 月 29 日 22 時 29 分。空気漏れチェックの完了後、31 日 2 時 47 分にロスコスモスのオレグ・ノビツキー宇宙飛行士とピョートル・ドゥブロフ宇宙飛行士がハッチを開き、中に入った。

なお、地上の管制チームは 30 日 1 時 45 分、ナウカが予定外のスラスター噴射を行って ISS の向きが変わったことに気付く。ロスコスモスによれば、短時間のソフトウェア不具合により誤った噴射コマンドが送信されたといい、すぐにズヴェズダの推進システムで修正が行われた。管制は既に高度制御を取り戻しており、ISS の動きは安定しているという。これによりクルーが危険にさらされたことは一切ないとのこと。

一方、31 日打ち上げ予定だった Boeing CST-100 Starliner の Orbital Flight Test-2 (OFT-2)ミッションは延期された。これにより、ISS クルーはナウカの確認作業をさらに進めることができ、Starliner を確実に迎えることが可能になる。

Starliner は ISS クルー輸送に向けて開発中の宇宙船で、OST-2 は 2 回目の無人テストフライトとなる。現時点で打ち上げは 4 日 2 時 20 分、ドッキングは 5 日 2 時 37 分が予定されている。1 回目の無人テストフライトでは予定軌道に到達しなかったが、今回は成功するだろうか。

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ロシアの ISS ドッキングモジュール ピルス、プログレス補給船とともに ISS から分離して軌道離脱・大気圏突入

headless 曰く、

ロシアの国際宇宙ステーション (ISS) ドッキングモジュール ピルス (DC-1) が 26 日、プログレス 77 (MS-16) 補給船とともに ISS から分離した(ロスコスモスのニュース記事 [英語版][ロシア語版]NASA のニュース記事動画)。

ピルスと プログレス 77 が ISS から分離したのは日本時間 26 日 19 時 55 分。ISS と安全な距離を確保したのち、軌道離脱を開始した。23 時 42 分には大気圏へ突入し、耐火部分はニュージーランド・ウェリントンから 36,000 km、チリ・サンティアゴから 58,000 km 離れた「宇宙機の墓地」とも呼ばれる南太平洋上の到達不能極に落下した。

ピルスは 2001 年 9 月 15 日にバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、ISS ロシア側のサービスモジュール ズヴェズダにドッキングした。以来 20 年間にわたり、ドッキングモジュールとしてソユーズ有人宇宙船およびプログレス補給船のドッキングに使われてきた。2020 年 11 月まではロシア側船外活動の出入りにも使われていたが、以降の船外活動では小型研究モジュール ポイスクが使われているとのこと。

7 月 21 日に打ち上げられた多目的実験モジュール ナウカと入れ替えのため、ピルスは 24 日の分離が計画されていたが、スケジュールは延期が繰り返されていた。現在のところ、ナウカのドッキングは当初の計画通り 29 日となっている(ISS 発着スケジュール)。

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ロシアの多目的実験モジュール、国際宇宙ステーションに無事到達できるか

AC0x01 曰く、

ロスコスモスは 21 日、国際宇宙ステーション (ISS) 用の多目的実験モジュール「Nauka」の打ち上げをバイコヌール宇宙基地で実施した。複数のメディアが打ち上げ成功を報じたが、その後 Nauka のメインエンジンが起動していないらしいことが発覚した。これに伴い、Nauka と交換で廃棄予定の Pirs モジュールの分離も延期されているようである。(Space.com の記事)。

Nauka は元々 1995 年に Zarya (ISS最初のモジュール) のバックアップとして開発が始まったが、Zarya の打ち上げ成功後、科学モジュールへと改装され 2007 年に打ち上げられることになっていた。計画は延期が続き、その間にロシアは 2025 年の ISS 撤退を表明などもしたが、Nauka は最終的に ISS に向け打ち上げられることとなった(NASASpaceFlight.com の記事)。

現在はリカバリー操作を試みているということだが、十数年を掛けて打ち上げ失敗というのは避けて欲しいところである。

ロスコスモスによれば、ミッションコントロールが22日に実施した軌道修正マヌーバーで 2 回のエンジン噴射を行い、正常に動作することを確認したそうだ。23 日にはさらなる軌道修正を実施しており、24日にも実施予定とのこと。NASA のブログ記事によれば、来週のドッキングに向けて準備を進めているという。別のブログ記事で Pirs の分離・軌道離脱スケジュールは日本時間 24 日夜となっているが、Space.com によると再延期されて 25 日になったとのことだ。

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国際宇宙ステーションで誤警報

headless 曰く、

国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングしているSpaceXのCrew Dragon宇宙船で3月24日早朝、誤った警報が鳴るトラブルが発生したそうだ(NASAのブログ記事The Registerの記事SlashGearの記事Futurismの記事)。

ISSクルーは緊急体制に入ったが、地上の管制と連携して調査したところ誤警報であることが確認され、クルーに危険が及ぶことはなかったとのこと。NASAのブログ記事に警報の内容は記載されていないが、火災発生や急速な圧力低下を知らせるものだったという。

誤警報の原因はCrew Dragonの電源ユニットの一つから誤ったデータが送られたことで、放射線干渉によるソフトエラーの一種 SEU(Single Event Upset)が発生したためとみられている。問題の発生したユニットをいったん切り離して再起動し、元の構成に復帰させた結果、Crew Dragon側のシステムには問題がないことが確認されたそうだ。

ISSは地磁気で守られているが、地球表面と比べて高いレベルの放射線を受けることから、電子機器への影響を緩和するためのさまざまな対策が行われている。今回のようなトラブルが再び発生する可能性は低いとみられるが、NASAとSpaceXの共同チームはさらなる緩和策を検討しているとのことだ。

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国際宇宙ステーションに未発見の穴が開いている可能性、ロシア側責任者が指摘

headless 曰く、

国際宇宙ステーション(ISS)のロシア側責任者 ウラジーミル・ソロフィエフ氏がロシアのテレビ局 Rossiya-24の番組に出演し、ISSにはズヴェズダサービスモジュールで昨年10月に見つかった穴の他にも穴が開いている可能性を示唆した(TASSの記事Vestiの記事The Registerの記事)。

ISSでは2019年9月から標準よりも若干高いレートの空気漏れが確認され、昨年8月9月10月に行われた調査によりロシア側ズヴェズダサービスモジュールで空気漏れ位置が特定された。仮補修により空気漏れレートは大幅に低下したが、依然として標準よりも高い状態が続いているとみられる。本格的な補修はまだ行われていないようだ。

ソロフィエフ氏によるとISSの気圧は750 mmHgであり、別の穴による空気漏れは1日に0.3~0.4 mmHg程度の圧力低下を引き起こしているという。穴の大きさは直径0.2 mmのドリルで開けたぐらいの大きさで、探し出すには顕微鏡が必要とも述べている。

ISSの空気漏れは1分間に0.5~1 mmHgの圧力低下で初めて緊急レベルになるため、重大な空気漏れではないとのこと。それでも空気漏れの問題を解決できていないのは事実であり、プログレス宇宙船による2月中旬の補給ミッションで補修に関連する物品もISSへ送る計画とのことだ。

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国際宇宙ステーションの宇宙飛行士、ラディッシュの栽培に成功

NASAのケイト・ルビンズ宇宙飛行士が11月30日、国際宇宙ステーション(ISS)で初めて栽培したラディッシュを収穫したそうだ(NASAのブログ記事SlashGearの記事動画)。

今回の実験Plant Habitat-02(PH-02)で使用した装置は、レッドロメインレタスヒャクニチソウを栽培したVeggieではなく、Advanced Plant Habitat(APH)と呼ばれるものだ。APHは2018年春からISSで植物栽培実験を開始しており、これまでに矮性コムギやシロイヌナズナの栽培に成功している。Veggieと同様にAPHはLED照明や自動化された水やりシステムなどを備えるほか、カメラと180以上のセンサーを搭載し、ケネディ宇宙センターで常時状況把握が可能になっているという。

NASAは今回の実験でラディッシュを選択した理由として、27日間で成長すること、収穫物を食べることができ、栄養価が高いこと、同じアブラナ科のシロイヌナズナと遺伝子学的に近いことを挙げている。また、これまで栽培していた葉物野菜とは異なる種類の作物を栽培することで、微小重力下でよく育つ作物を特定し、長期の有人ミッションでバランスの良い栄養を提供可能にする目的もあるとのこと。

今回収穫した20個のラディッシュはルビンズ宇宙飛行士が1個ずつホイルで包んで冷蔵しており、SpaceXの補給ミッションCRS-22で2021年に地球に運ばれる計画とのことだ。

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Crew Dragonによる初の本格的ISSクルー輸送ミッション、打ち上げ成功

headless 曰く、

NASAとSpaceXは日本時間16日、Crew Dragon宇宙船で国際宇宙ステーション(ISS)にクルーを輸送する「Crew-1」の打ち上げミッションを実施した(プレスリリースNASAのブログ記事[1][2][3]SpaceXの打上げ情報ページJAXAのプレスリリース動画)。

Falcon 9ロケットによる打ち上げがケネディ宇宙センターLC39Aで行われたのは日本時間16日9時27分。Crew Dragonはおよそ12分後に予定軌道へ投入され、打ち上げは成功した。Falcon 9ロケット第1段は打ち上げからおよそ9分後に大西洋上のドローン船「Just Read the Instructions」に着陸し、回収も成功している。

Crew Dragonは17日13時頃、自動でISSにドッキングする予定だ。今回のミッションでCrew-1長期滞在クルーとして搭乗しているのはNASAの宇宙飛行士3人(マイケル・ホプキンス宇宙飛行士とビクター・グローバー宇宙飛行士、シャノン・ウォーカー宇宙飛行士)とJAXAの野口聡一宇宙飛行士で、6か月のISS滞在ののち、2021年春に地球へ帰還する。

Crew DragonによるISSへのクルー輸送は5月の有人デモフライト「Demo-2」で成功しており、Crew Dragonは8月に2人のクルーを乗せて無事地球に帰還しているが、4人のクルーを乗せた本格的なクルー輸送ミッションを実施するのは今回が初めて。NASAは2014年に民間機によるISSクルー輸送計画でボーイングとSpaceXを選定し、2015年正式発注した。最初のミッションは2017年後半を計画していたが、スケジュール延期が続き、民間宇宙船による本格的なクルー輸送ミッションが行われるのも今回が初となる。

NASA長官のジム・ブライデンスタイン氏は打ち上げ成功について、NASAは米国の民間企業による安全で信頼性が高く、費用対効果の高いISSミッションを米国民と国際パートナーへ提供するという約束を実現したと述べている。

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国際宇宙ステーション20周年

国際宇宙ステーション(ISS)に第1次長期滞在クルーが到着してから11月2日で20周年を迎えた(NASAの記事[1][2][3]International Space Station Expedition 1: The Beginning)。

第1次長期滞在クルーはNASAのウイリアム・シェパード宇宙飛行士(ISSコマンダー)および、ロシア航空宇宙局(現ロスコスモス)のユーリー・ギドゼンコ宇宙飛行士(ソユーズコマンダー)とセルゲイ・クリカレフ宇宙飛行士(フライトエンジニア)の3人。2000年10月26日にバイコヌール宇宙基地へ到着した3人は5日間の準備期間ののち、10月31日にソユーズTM31でISSに向けて出発した。

打ち上げから2日後の11月2日、ソユーズTM31はISSとのドッキングに成功。気圧調整後、ISSのハッチが初めて開き、シェパード宇宙飛行士が撮影する中、ギドゼンコ宇宙飛行士とクリカレフ宇宙飛行士がズヴェズダサービスモジュールのトランスファーチャンバーに入る。さらなる気圧調整後にクリカレフ宇宙飛行士がズヴェズダのハッチを開け、浮遊して中に入って明かりを点けたとのこと。

それから20年、ISSではさまざまな実験が行われ、数多くのブレイクスルーを実現している。NASAでは微小重力下での3Dプリント野菜の栽培水のリサイクル装置超小型衛星(CubeSat)の軌道投入など、20周年にちなんで20のブレイクスルーをピックアップしている。

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ロシアの宇宙飛行士、ティーバッグを使って国際宇宙ステーションの空気漏れ位置を特定

headless 曰く、

国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士がティーバッグを用い、空気漏れの位置を特定したとTASSが報じている(TASSの記事[1][2][3][4])。

ISSでは昨年9月から標準よりも若干高いレートでの空気漏れが確認されており、今年8月9月に調査した結果、空気漏れはロシア側のズヴェズダサービスモジュールで発生していることが判明していた。

ロスコスモスのアナトーリ・イヴァニシン宇宙飛行士が15日にロシアの管制センターへ報告したところによると、ズヴェズダサービスモジュールにティーバッグを浮遊させ、ハッチを閉じてティーバッグの動きをカメラで記録したそうだ。その後、ティーバッグの動きから空気漏れの方向を特定し、小さな裂け目が存在することを確認したとロスコスモスのイヴァン・ヴァグナー宇宙飛行士が報告している。

管制センターの専門家からの指示を受けてウレタンフォームと粘着テープを用いて仮補修したところ、翌16日には空気漏れレートが大きく低下したという。それでも空気漏れは依然として標準よりも高い状態が続いているようだ。そのため、より効果的な補修が必要だと2人は考えており、パートナー(NASAの宇宙飛行士)がもっといい補修材を持っていないか相談してみるとのことだ。

なお、現在のところNASAやロスコスモスのWebサイトに公式発表は出ていない。

追記 by headless: ロスコスモスは19日、空気漏れの仮補修を実施したことと本格的な補修に向けて準備していることを発表した。NASAもISSのブログ記事ロスコスモスのツイートにリンクして補修の話題に触れている。両者とも補修の簡単な紹介にとどまり、具体的な発見方法や補修方法には触れていない。

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Crew Dragon初の本格的なISSクルー輸送ミッション、Falcon 9ロケットの追加テストのためスケジュール変更

headless 曰く、

NASAは10日、SpaceXの「Crew-1」ミッションのスケジュール変更を発表した(NASAのブログ記事)。

Crew-1ミッションはCrew Dragon宇宙船による国際宇宙ステーション(ISS)へのクルー輸送ミッション。Crew Dragonは既にDemo-2ミッションでISSへのクルー輸送と地球への帰還を成功させているが、Demo-2ミッションのクルーが2名だったのに対し、Crew-1ではNASAのマイケル・ホプキンス宇宙飛行士とビクター・グローバー宇宙飛行士、シャノン・ウォーカー宇宙飛行士、JAXAの野口聡一宇宙飛行士の4名が搭乗する初の本格的なクルー輸送ミッションだ。

Crew-1ミッションは10月31日の打ち上げを目指していたが、新スケジュールでは早くとも11月上旬~中旬の打ち上げが目標となる。NASAによれば、NASAとは無関係な最近のFalcon 9ロケット打ち上げミッションで第1段エンジンのガス発生器で公称値を外れる動作が確認されたといい、SpaceXが追加のハードウェアテストを完了するための猶予を与えるためにスケジュールを変更したとのことだ。

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Starlinerの有人テスト飛行ミッション、コマンダーが変更に

headless 曰く、

NASAは7日、ボーイングが国際宇宙ステーション(ISS)へのクルー輸送に向けて開発中のCST-100 Starlinerについて、初の有人テスト飛行に搭乗するクルー1名の変更を発表した(プレスリリースNASAのブログ記事The Vergeの記事SlashGearの記事)。

変更されるのはコマンダーで、搭乗予定だったボーイングのクリス・ファーガソン宇宙飛行士(PDF)に代わり、NASAのバリー「ブッチ」ウィルモア宇宙飛行士が搭乗することになった。2018年に発表された有人テスト飛行のクルーはファーガソン宇宙飛行士のほか、NASAのエリック・ボー宇宙飛行士ニコール・マン宇宙飛行士の3名だったが、ボー宇宙飛行士は健康上の理由で辞退し、NASAのエドワード・フィンク宇宙飛行士に代わっている。

ファーガソン宇宙飛行士はNASA時代にスペースシャトル計画最後のミッションを含む複数のスペースシャトルミッションでコマンダーを務め、退役後はボーイングでStarlinerプログラムを率いている。ファーガソン宇宙飛行士のツイートによると来年は家族にとって重要な時期であり、それを支えるために搭乗を辞退したのだという。ただし、Starlinerチームを離れるわけではなく、地上で計画成功に向けて働き続けるとのこと。

ウィルモア宇宙飛行士は2009年にスペースシャトル・アトランティス号のミッション(STS-129)でパイロットを務めたほか、2014年~2015年には第41/42次長期滞在クルーとしてISSに滞在したベテラン宇宙飛行士だ。スラドでは2018年、船外活動中のドリュー・フューステル宇宙飛行士に地上から的確な指示を出したことが話題になったが、同年7月にはStarlinerの有人テスト飛行唯一の予備クルーに選ばれて訓練を続けていたそうだ。今後はコマンダーの役割に特化した準備を行っていくとのことだ。

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国際宇宙ステーションの空気漏れ、ロシア側のズヴェズダサービスモジュールで発生していることが判明

headless 曰く、

NASAとロスコスモスは9月29日、国際宇宙ステーション(ISS)で標準よりも若干高いレートで空気漏れが発生している問題について、空気漏れしているモジュールを特定したと発表した(NASAのブログ記事ロスコスモスのニュース記事)。

ISSでは昨年9月から標準よりも若干高いレートでの空気漏れが確認されており、今年8月と9月に全ハッチを閉じて調査が行われていた。8月の調査では米国側の米国・欧州・日本のモジュールで空気漏れチェックが行われ、9月はロシア側モジュールで空気漏れチェックが行われたようだ。クルーは次々とハッチを閉じて超音波リーク検出装置によるデータ収集を行い、データは米国とロシアの専門家により分析された。

その結果、空気漏れしているのはズヴェズダサービスモジュールであることが判明する。ロスコスモスによると8時間に1㎜(ママ)の速さで気圧が低下しているが、クルーやミッションに危険がおよぶことはないとのこと。現在、空気漏れ位置を特定するための調査が行われているそうだ。なお、2回の調査はともに、第63次長期滞在クルー3名がズヴェズダサービスモジュールに滞在して行われていた。

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