米国の中絶違憲で混乱。Googleが中絶クリニックへの訪問履歴記録を削除へ
米国の最高裁で中絶に関して憲法違反であるとの判断がおこなわれたことで、様々な混乱が起きている。先の判断により女性の中絶権が合衆国憲法で保障されなくなったことにより、一部の州に存在していた中絶手術を提供してきた「中絶クリニック」の閉鎖が始まった。ケンタッキー、ルイジアナ、アーカンソー、サウスダコタ、ミズーリ、オクラホマ、アラバマの各州では、最高裁判決を受けて中絶禁止法が施行されたという。他州でも同様の法律が成立する可能性が高いそうだ(BBC)。これに合わせてGoogleは7月1日、「ロケーション履歴」から、クリニックなどの訪問履歴を自動削除する処理をおこなうと発表した。ロケーション履歴を有効化していた場合、カウンセリングセンター、家庭内暴力シェルター、中絶クリニック、不妊治療センター、依存症治療施設、減量クリニック、美容外科クリニックといったプライバシーの度合いの高い施設を訪問した場合、システム側が識別し、訪問後すぐにロケーション履歴から削除するとしている。この処理は向こう数週間で有効になるとしている(Googleブログ、ITmedia)。
また今回の判決の影響で、性暴力で妊娠した10歳の少女が中絶手術を拒否され、州外へ渡航を余儀なくされる事態なども報じられている。このほかこの判断の影響で、問題の多い中絶薬の使用がむしろこれまで以上に増えるのではないかとする指摘も出ている(ハフポスト、朝日新聞)。
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