米 NHTSA、歩行者への HEV 接近警告音をドライバーが選択可能にする規則改正を取りやめ
米運輸省道路交通安全局 (NHTSA) はハイブリッド / 電気自動車 (HEV)の接近を歩行者に知らせる警告音を複数のプリセットからドライバーが選択できるようにする規則改正を検討していたが、最終的に採用しないことになったそうだ
(最終規則、
The Register の記事)。HEV が歩行者に接近を警告するシステム (PWS) の音の要件を定めた FMVSS 141 では、同一メーカー・モデル・年式・ボディタイプ・トリムレベルの自動車が同じ条件で走行している場合、歩行者への接近警告音も同一である必要があるという同一性要件を定めている。これは歩行者の安全増進を定める 2010 年 Pedestrian Safety Enhancement Act (PSEA) が根拠法となっている。
ドライバーが選択可能な複数の接近警告音は顧客満足度を向上させるために必要だとして、自動車メーカーの業界団体が強く要望していたものだ。要望を受けた NHTSA はドライバーによる接近警告音の選択を PSEA が認めているとの解釈も可能だとして改正を検討し、2019 年には意見募集も行っていた。
しかし、接近警告音の種類の多さは歩行者が自動車の接近を識別することを困難にするとの反対意見も多く寄せられている。NHTSA は検討の末、やはり PSEA がドライバーによる接近警告音の選択を認めていないとする結論に達したとのことだ。
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