リーディングビュー

NASAが次に宇宙飛行士を月面に着陸させる場所の候補を公表

NASAは20日、月有人探査計画「アルテミス計画」で候補に挙がっている着陸地点13か所を発表した。アルテミス計画で初めて有人月面着陸を行う「アルテミス3」ミッションは2025年の実施が計画されている。また今月29日、計画の第1段階として大型ロケットを使って宇宙船「オリオン」を無人の状態で打ち上げ、月までの試験飛行を行う予定となっている(NASA動画soraeNHK読売新聞)。

同計画では氷の存在の可能性が指摘されている月の南極域周辺が調査の目標となっており、発表された候補地の名称と位置は、月の南極にあるクレーターの縁(リム)や尾根(リッジ)、山塊(マシフ)、高原(プラトー)などとなっている。具体的な名称については以下の通り。

  • Faustini Rim A
  • Peak Near Shackleton
  • Connecting Ridge
  • Connecting Ridge Extension
  • de Gerlache Rim 1
  • de Gerlache Rim 2
  • de Gerlache-Kocher Massif
  • Haworth
  • Malapert Massif
  • Leibnitz Beta Plateau
  • Nobile Rim 1
  • Nobile Rim 2
  • Amundsen Rim

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防衛省がStarlinkの導入を検討、海自艦艇での隊員向け回線として

防衛省がSpace Xの高速インターネット衛生である「Starlink」の導入を検討しているという。長期航海任務に当たる海上自衛隊艦艇に端末を搭載して通信能力を強化する。乗組員が地上の家族らとの連絡を取りやすくすることで、とくに問題となっている海上自衛隊の人で不足問題の解決につなげたい考えであるという(時事ドットコムFNNプライムオンライン)。

ウクライナ情勢でStarlinkが活用されたことから、有事に自衛隊の通信設備が敵の攻撃により破壊された場合に備える意図もいるようだ。元防衛相の小野寺五典氏は21日、フジテレビ系番組で。「民間の衛星も活用し、しっかり抗堪性を持たせるべきだ、というのが自民党の提言だ」と話しているという。

あるAnonymous Coward 曰く、

防衛省が導入と言っても当面は軍事利用ではなく、海上自衛隊の艦艇で、隊員が快適にネットに接続できるように、ということのようだ。

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M87銀河の中心の電波観測データを独立に再解析。発表と異なる構造に

国立天文台は6月30日、国際共同研究プロジェクト「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)」で、史上初めてブラックホールの輪郭の撮影に成功したとされる楕円銀河M87の中心の観測データを独自に再解析した結果、話題になったドーナツ型ではなく、ブラックホール本体があるとみられる「コア構造」と高速のジェットが噴き出す構造を持つという異なる結果が得られたと発表した。国立天文台は、以前公表されたリング状の画像については「おそらく間違い」であるとと指摘している(国立天文台時事ドットコムTBS NEWS DIG)。

原因としては、EHTの観測は参加した望遠鏡が少なく、約40マイクロ秒角の構造を再現するために必要なデータが、ほかのきさの構造に対応するデータに比べて少なくなってしまったことから、リング状の構造ができてしまったのではないかとしている。

tori_sanpo 曰く、

国立天文台などの研究者が独自に解析したところ、話題になったドーナツ型ではなく、
「コア構造」と「ノット構造」を持つという別な結果が得られました。

国立天文台のコメント
「(EHTによる)観測データや解析手法を公開して、研究者の間で広く検討と議論を進めることで、より確からしい結果に近づけるという現代科学の研究プロセスの一環です」

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夜明け前の空にすべての惑星が並ぶ

headless 曰く、

6 月中旬から下旬の夜明け前、すべての惑星が南の空から東の地平線にかけて勢ぞろいする (国立天文台の記事Mashable の記事NASAの記事動画)。

惑星は南の空から東に向かって土星・海王星・木星・火星・天王星・金星・水星の順に並ぶ。現在は日の出の 1 時間半ほど前に水星が昇り、全惑星勢ぞろいとなる。夜間にすべての惑星が地平線の上にある機会はなかなかないという。肉眼では見えないが、土星の南側には冥王星も並んでいる。

肉眼で容易に見える明るさの惑星のうち水星は高度が低いので見つけにくいが、土星・木星・火星・金星は晴れていて建物の陰にならなければ確実に見えるだろう。水星の昇る時刻は徐々に遅くなるため、先の日付になるほど見えにくくなり、7 月中旬には日の出よりも後になる。

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FAAがSpaceXによるStarship軌道飛行の環境影響評価を完了、試験再開へ前進

AC0x01 曰く、

2021年5月の高高度飛行試験を終え、当初はすぐにでもSuper Heavyと組み合わせた軌道飛行試験を行うとしながら、その後米連邦航空局 (FAA) の環境影響評価等が終わらず、長らく試験が止まっていたSpaceX社の宇宙船Starshipだが、6月14日ついに条件付きながら評価が完了し、試験が再開する見込みとなった(SpaceX社のツイート, CNBCの記事, SpaceflightNowの記事)。

今回問題になっていたのはテキサス州ボカチカの発射場の環境アセスメントなどで、注目度の高いプロジェクトであることから1万9千件を超えるパブリックコメントが寄せられ、ここ半年で5回延期されるなど審査に時間が掛かっていた。また審査NGとなった場合はさらに2年程度かかるとみられていたことから、SpaceX側では既存のケネディ宇宙センターにも並行してStarship用の発射場を作ることも進めていた。評価結果では75項目の対応が求められているが、環境アセスメント自体は完了したため、飛行試験の再開が見込まれている。

なお、この間にラプターエンジンは改良されたバージョン2となり、SN15だった白いStarshipは耐熱タイルで黒くなったSN24となり、発射場にSuper Heavy用の回収施設も整備されるなど大きな進化を遂げている。

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静止気象衛星『ひまわり8号』を宇宙望遠鏡として活用

東京大大学院の学生らのチームが、気象衛星「ひまわり8号」の観測画像から、天文学的な成果を上げたとして話題となっている。この研究は、東京大大学院博士課程の谷口大輔さんらが行ったもので5月31日の英科学誌ネイチャー・アストロノミーに論文が掲載されている(sorae読売新聞時事ドットコム)。

研究チームは、ひまわり8号が撮影した地球の画像の周縁部に、恒星などが写り込むことがあるのに着目したそうだ。ひまわり8号には、可視光や近赤外線のほか中間赤外線の観測装置も搭載されていることから、2017年1月から2021年6月の4年半、3日に2回ほどの割合でベテルギウスの観測データを得ることができたという。そこで得たデータから、オリオン座の1等星ベテルギウスの明るさが弱くなった原因を解明したとしている。

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米探査機ボイジャー1号、状態を示すデータの一部に問題

打ち上げから45周年を迎えた惑星探査機「ボイジャー1号(Voyager 1)」だが、NASAのジェット推進研究所(JPL)によれば、送られてきたデータの一部に問題が見つかっているそうだ。ボイジャー1号の姿勢制御システムの一つ「AACS」(Attitude Articulation and Control Subsystem)のデータに問題が生じており、読み取り値が無効なデータになっているなどのエラーが出ているという。現在のボイジャー1号は、太陽圏の外におり、通信するには光の速さでも片道20時間33分かかることから、原因究明だけでも長い時間を要する作業となるとしている(NASAsorae)。

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官房長官、UFOについて「公表すべき特異な事案はない」

以前、当時の河野太郎防衛大臣が、自衛隊が未確認飛行物体(UFO)を自衛隊に目撃した場合、報告することを求めたことがあった。松野官房長官は19日におこなわれた記者会見で、UFOに関して「公表すべき特異な事案はない」とコメントした。またUFOを分析する専門組織の設立は考えていないとも述べている。読売新聞の記事によれば、17日に米下院情報委員会がUFOに関する公聴会を開いたことから、それに関連する質問としてこの話題が出たらしい(読売新聞日テレNEWS)。

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米海軍、UFO映像を正式に公開 2020年04月29日

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ウクライナ砲兵はStarlinkを活用し、自律分散型火力支援システムを運用している

あるAnonymous Coward 曰く、

ロシアとウクライナの戦争において、開戦直後に通信網が寸断されたウクライナに、イーロンマスクが自社の衛星インターネットサービス「Starlink」の端末を大量に送ったことは以前に報じられたが(過去記事)、ウクライナ軍がこれを砲兵部隊に配備して、「Uberスタイルの」火力支援体制を確立しているとの話がSNS上に上がっている(元ツイート, 日本語解説ツイート)。

これは元米国防省職員というTwitterアカウントの情報で、それによればウクライナでは2014年からのドンバス戦争において、衛星端末網を使用した独自の自律分散型火力支援システム「GIS Art」というものを構築していたのだという。しかしそれ自体は、開戦直後のロシアの通信網への攻撃で、すぐに壊滅してしまったようだ。ところが、そこにイーロンマスクからStarlink端末が送られたことで再始動。これにより、地上設備が不要となり、米企業の通信&暗号化能力も加わり、さらに砲兵が大隊としてまとまって活動する必要もなくなり、抗湛性が大幅に上昇。ネットワークで繋がった砲は、要請から僅か30秒で砲撃をお届けするという米軍もびっくり(?)の能力を獲得したという。

こうした背景には、ウクライナがもともとテック産業が進んだ国で、地理空間データ処理に強い人材が厚かったことなどが要因あると分析されている。なお、元のツイートには「米軍はWW2が5分、ベトナム戦争は15分で、今は1時間だぜ」(誤爆が許されないため)というコメントがついていたりするので、米軍が遅いのは必ずしもシステムの問題ではなさそうである。

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天の川銀河中心のブラックホールの撮影に初めて成功

日本も参加する国際研究チーム「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)・コラボレーション」は、天の川銀河の中心に存在する巨大ブラックホールの輪郭の撮影に成功したと発表した(国立天文台(NAOJ)リリースNHK)。

地球規模の電波望遠鏡ネットワークを使って撮影されたものだという。このブラックホールは地球から2万7000光年離れた「いて座」の方角にあるとされる。ブラックホールは光を放たない天体であるため、そのものの撮影は不可能だが、周囲で光り輝くガスなどのコントラストなどによりその姿を把握することができる。今回撮影された画像によって、多くの銀河の中心に存在するとされる巨大ブラックホールの働きについて理解する手がかりになると期待されている。

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Rocket Lab、Electron ロケット第 1 段の空中キャッチに成功

headless 曰く、

Rocket Lab は 3 日、Electron ロケットによる人工衛星 34 基の相乗りミッション「There And Back Again」を実施した (プレスリリースRocket Labのツイートウェブキャスト動画)。

ニュージーランド・マヒア半島の Rocket Lab 打ち上げ施設で Electron ロケットが打ち上げられたのは日本時間 3 日 7 時 49 分。打ち上げから 1 時間 20 分ほどですべてのペイロードを予定軌道へ投入し、打ち上げは成功した。

今回の打ち上げでは Electron ロケット第 1 段の空中キャッチも初めて実施している。シコルスキー S-92 型ヘリコプターによるロケット第 1 段のキャッチが行われたのは打ち上げからおよそ 15 分後。S-92 はパラシュートで降下してきた第 1 段のドラッグラインへ無事にフックを掛け、空中でのキャッチも成功した。

第 1 段は S-92 でそのまま運ぶのではなく、海洋上へ落下させて回収船が回収しており、製造施設へ持ち帰って分析と再使用に向けた評価を行うとのことだ。

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宛先はしっかり書く…どの規模で?宇宙レベルで住所を記し手紙を出してみた結果

おたくま経済新聞の記事によると「おとめ座超銀河団以下略」といった住所を宇宙レベルから記載した手紙がちゃんと配達されるの実験を行った人がいたそうだ。実験の結論から言えば無事に届いたとのこと。手紙は3月30日に投函、翌31日の消印が押され、宛先の場所に届いたのは4月4日だったという。本来は翌日、もしくは翌々日配達レベルの距離だったが、住所のせいで実際には少々時間がかかった模様。もっとも手紙には郵便番号は記載されていたとのことで、地番と宛名がしっかり書いてあれば問題なく届くと思われる(おたくま経済新聞)。

あるAnonymous Coward 曰く、

郵便配達員が洒落の判る人で良かった…というか、実際には墨で消している様に郵便番号がしっかりと書いてあったらしく、それで絞られて、郵便配達員は住所の最後の方しか見ていなかったのでしょう。

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自衛隊に「宇宙作戦群」が発足

航空自衛隊に宇宙ゴミや他国の人工衛星の監視などの任務を担当する「宇宙作戦群」が発足したという。18日に空自府中基地で発足の記念式典を行った。宇宙作戦群は「宇宙作戦隊」に、指揮統制を行う部隊などを新たに加えて70人規模に増強したものであるようだ(防衛省朝日新聞読売新聞毎日新聞sorae乗りものニュース)。

新たに増設された「宇宙作戦指揮所運用隊」では、作戦運用以外にも米軍や陸海空各自衛隊やJAXAなどとの連絡調整を担当するという。2026までに打ち上げ予定の宇宙状況監視衛星などの計画にも関与する模様。

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衛星インターネット「Starlink」、ウクライナで使用可能に設定変更。対応端末は輸送中

ウクライナのフェドロフ副首相は2月26日、ロシアからの攻撃によりインターネット接続の遮断が生じていることから、SpaceXが提供する衛星ブロードバンドインターネット「Starlink」の提供を呼びかけた。それに応じて同社のCEOであるイーロン・マスク氏はウクライナでStarlinkが有効になったと発表した。報道は「Starlink」のウクライナで人工衛星側の設定を変更したことにより、Starlinkサービスが利用可能になったというもの。ただし衛星ブロードバンドインターネットでは、通信には対応機器も必要となる。このためイーロン・マスク氏は対応機器端末をウクライナ側に輸送中と表明していた。フェドロフ副首相は現地時間の2月28日に「Starlink — here. Thanks, @elonmusk」とツイート、無事に機材が届いたことを告知している。ただ無事に送り届けられるかは不透明な部分もありそうだ。またEngadgetの記事では、遮蔽物の影響により衛星ブロードバンドが都市部でその効果を発揮するのは難しいのではないかとの指摘も行っている(CNETZDNetITmediaEngadget)。

あるAnonymous Coward 曰く、

ウクライナに10億円の寄付を行った三木谷会長兼CEOが率いる楽天の子会社、楽天モバイルのスペースモバイル計画も、実用化されれば、日本がロシアや中国に侵攻されたときに、役に立ちそうである。

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Starlinkに企業向けのプレミアムプラン。月500ドルで最大500Mbps

SpaceXは、衛星インターネットサービス「Starlink」に企業向けの上位プランとなる「StarlinkPremium」を追加したそうだ。2022年第2四半期から提供が行われる(申し込み順)。プレミアムプランでは速度が従来の50〜250Mbpsからアップして150〜500Mbpsになった。遅延に関しては従来と同様の20〜40msを維持しているとしている(StarlinkPremiumGIGAZINETechCrunchCNET)。

企業向けだけあって価格に関してはかなりお高くなっている。標準プランの月額99ドル(約1万1300円)からStarlink Premiumプランは月額500ドル(約5万7200円)と5倍相当の料金が必要。同プランを利用するには、500ドル(約5万7200円)の保証金と、衛星アンテナ、Wi-Fiルーター、ベース、ケーブルを含む2500ドル(約28万6000円)のキットを購入する必要があるとしている。一方で24時間年中無休の優先的な顧客サービス、障害発生時の性能の改善、無制限データの提供などが提供されるとのこと。

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オウムアムアを追い駆けろ

あるAnonymous Coward 曰く、

スイングバイと途中2回の固体ロケット噴射による軌道変更を行うことで、恒星間天体オウムアムアに追いついて観測可能な軌道が提案された。2028年2月9日に打ち上げ、22年後の2050年1月29日にオウムアムアに追いつけるという。費用は約7億8000万ドル程度とのこと(TECH+)。

提案元は「Initiative for Interstellar Studies (i4is)

NASAとかESAとか、なんならJAXAで、前向きに検討してくんないかなぁ。

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太陽系外から飛来した天体「オウムアムア」、表面には炭素を含む層があることが判明 2017年12月21日
初の恒星間天体「オウムアムア」は金属質で細長い葉巻形をしていた 2017年11月22日
太陽系外から飛来した小天体を発見か 2017年10月28日

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土星の衛星ミマスが分厚い氷の殻の下に内部海を隠しているという研究成果

headless 曰く、

土星の第 1 衛星ミマスで厚さ 21 ~ 31 km の氷の殻の下に液体の水が大量に存在することを示す研究成果を米サウスウエスト・リサーチ・インスティテュート (SwRI) の研究チームが発表した (プレスリリースThe Verge の記事Mashable の記事論文アブストラクト)。

巨大なクレーターのある外観から「デス・スター」とも呼ばれるミマスだが、地表から水を噴出するエウロパやエンケラドゥスのような内部海の存在を示す活動がなく、クレーターに覆われていることから氷の塊だと考えられていた。しかし、NASA の土星探査機 Cassini がミッション末期にミマスの秤動を観測し、内部海が存在する可能性も指摘されている。

潮汐の作用は天体の自転・公転のエネルギーを熱に変える。ミマスの秤動から推定される内部構造と一致させるには、潮汐熱が地下で水を液体の状態に保ちつつ、地表で厚い氷の殻を保てるだけの大きさである必要がある。研究チームは潮汐熱モデルを用い、分厚い氷の殻の下に液体の水が存在することを適切に説明できる数値法を開発したとのこと。

内部海では主星からの距離が一定の範囲内でなくても水を液体の状態に保つことが可能であり、ハビタブルゾーンを大幅に広げることになる。そのため、内部海を持つ天体 (IWOW) の発見は過去 25 年の惑星科学の分野で最も重要なものの一つだ。実際にミマスが内部海を持つとすれば、外から見ても内部海の存在がわからない IWOW の新しい種類ということになる。

チームでは地表の熱の流れが氷の殻の厚みによる影響を強く受けることも発見している。NASA の木星探査機 Juno はエウロパへのフライバイでマイクロ波放射計を用いた熱の流れの測定を予定しており、そのデータは氷の殻の厚みによる熱の流れへの影響を理解するのに役立つだろう。

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欧州宇宙機関、超小型人工衛星に対するサイバー攻撃のアイディアを募集

欧州宇宙機関 (ESA) が超小型人工衛星 OPS-SAT に対するサイバー攻撃のアイディアを募集している (ESA の記事The Register の記事特設サイト)。

OPS-SAT はフライトコンピューターの性能向上によるミッションコントロール機能などの改善をデモするため 2019 年に打ち上げられた 3U の CubeSat で、現行の ESA の他の宇宙機よりも 10 倍以上高性能なフライトコンピューターを搭載している。強固なセキュリティを誇る OPS-SAT は倫理的ハッカーが安全かつ現実的な環境でスキルをデモするのに最適な空飛ぶプラットフォームだという。

ESA が募集しているのはフランス・パリで 4 月に開催される CYSAT で実施するデモのアイディアで、日本を含む全世界から応募可能だ。締め切りは 2 月 18 日。アイディアは攻撃のシナリオが創造的で現実的かどうか、技術的に 2 か月間で実現可能かどうか、宇宙空間におけるサイバーセキュリティの重要性を誰にでも理解できるよう伝える可能性があるかどうかといった点で審査される。

2 月 25 日にはラウンド 1 として 6 つのアイディアが選定され、選定された各チームは ESA がトラブルシュートとテストのためミッションコントロールに保持している OPS-SAT のコピー「flatsat」を用いてデモの開発とテストを行う。3 月 31 日にはラウンド 2 として CYSAT でデモを行う 3 チームが発表される。3 チームにはパリまでの旅費が全額支給され、4 月 6 日 ~ 7 日の CYSAT で各 6 分間のデモを行うことになる。

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赤色超巨星が超新星爆発する様子を観測することに成功。天文史上初

米カリフォルニア大学などの研究チームは、死期を迎えた巨大な恒星が超新星爆発を起こす様子をリアルタイムで観測することに成功したという。観測に成功したのは地球から約1.2億光年離れた銀河NGC5731にある赤色超巨星「SN 2020tl」。この赤色超巨星は太陽の10倍以上の質量を持つものだそうだ。今回、SN 2020tlの超新星爆発の様子が観測できたことにより、赤色超巨星がSN 2020tlfのような発光を伴っている場合、近いうちに超新星爆発を迎えると予測することが可能になるとしている(The Astrophysical JournalCNNEngadget)。

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ロスコスモス CEO 曰く、バイコヌールは落ち着いている

燃料価格引き上げに端を発した抗議活動による混乱が続くカザフスタンだが、ロスコスモス CEO のドミートリ・ロゴジン氏が現地からの情報として、宇宙基地のあるバイコヌールの状況は落ち着いていると報告している (ロゴジン氏のツイート [1][2]Neowin の記事)。

カザフスタンのバイコヌールはロシアの租借地で、閉鎖行政地域組織 (ZATO) による行政管理が行われている。 国内での混乱が始まって 1 週間ほどになるが、バイコヌールでは特に大きな混乱はなく、住人は行政機関や宇宙基地の運営に協力的だという。宇宙基地の重要な施設の警備は強化されたものの、 ZATO が状況を完全に掌握しており、ロスコスモスの支部や行政組織等は通常通り機能しているとのことだ。

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