全国初の17歳の大学生、待遇の悪さに研究職を諦めトレーラー運転手に
1998年に千葉大学が全国初となる「飛び入学」を実施した。当時の合格者3名は「17歳の大学生」となり、将来を嘱望されていたという。しかし、そのうちの一人である佐藤和俊さんは現在、大型トレーラーの運転手となっているという。佐藤さんは大学院にも進み、光の伝わり方を制御できる「フォトニック結晶」を研究テーマに論文を書いて、修士号を得た。卒業後は宮城県にある財団法人の研究機関に就職したという(PRESIDENT Online)。しかし、初任給を受け取った佐藤さんは手取りが15万円しかなくビックリしたという。当時すでに結婚し、子どももいたこともあり、食べていけない状況だった。最終的に2013年の春、研究者の道に見切りをつけ、運送会社に就職したという。
佐藤さんの大学の指導教員は、「今の日本では、1年2年という、先の見える小さな実験で結果を出さなければ研究職に就けない。佐藤君はもっと大きなところ、『海のものとも山のものとも分からない』という世界に興味を持っていた」と述べており、記事では佐藤氏が大きな視点を持った研究を志したが故に科学者になれない結果になったとしている。
関連ストーリー:
文部科学省、卓越した能力を持つ子供「ギフテッド」への教育支援を議論へ
2021年07月15日
大学入学から7年でスーパードクターに
2007年04月11日

