リーディングビュー

NASAのArtemis I ミッションのOrion宇宙船、無人で月を周回して地球帰還に成功

NASAの新型宇宙船「Orion」が11日、地球に帰還した。Orionは宇宙飛行士の月への着陸を目指す国際プロジェクト「アルテミス計画」の一環として打ち上げられ、無人宇宙船が月を周回する25日間の試験飛行を終えて地球に帰還した(NASANHKロイター)。

今回のミッションでOrionはOrionは地球から約27万マイル、国際宇宙ステーションが地球を周回する距離の1000倍以上の距離を移動。2回の月面への飛行を行い、月面に80マイルまで接近したという。このほか、有人飛行を実施する前に意図的にシステムに負荷をかける試験などがおこなわれた。NASAは今回得たデータを元に、次は有人で月を周回する試験飛行を行う予定となっている。

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NASA、超大型ロケットSLSによるArtemis I ミッションが打ち上げ成功

4000トンの推力を持つNASAの巨大ロケット「SLS」初号機が午前1時47分(米国東部標準時)、米フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。宇宙船は予定どおりロケットから切り離され、月に向けて飛行を続けている(NASA SLS公式TwitterNHK毎日新聞ナショナルジオグラフィック)。

NASAは2025年を目標に、アポロ計画以来となる宇宙飛行士による月面着陸を目指す「アルテミス計画」を進めており、今回の打ち上げはその初期段階となる。今回は無人の試験飛行で、飛行士の代わりにマネキンを乗せ、人体への影響を調べる。日本のJAXAの2基の小型探査機なども搭載している。そのうちの一つである「オモテナシ」は日本初の月面着陸に挑戦する予定。

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NASA、膨張式耐熱シールドの実験機LOFTIDの回収に成功

NASAは、宇宙探査機を大気圏突入時の高温高圧から保護するための新しい膨張式熱シールド「LOFTID(Low-Earth Orbit Flight Test of an Inflatable Decelerator)」を開発しその実験機の運用に成功した。LOFTIDは直径3~12mメートルの大きさまで用途に応じて設計可能。地球だけでなく、火星など他の天体での大気圏突入も想定しているという(NASASpaceCNET朝日新聞宇宙部[動画]fabcross)。

11月10日に地球低軌道に打ち上げられ、実際に再突入実験が実施された。LOFTIDのデモンストレーターは、計画通りハワイから約800キロメートル離れた海上に着水することに成功したとしている。

あるAnonymous Coward 曰く、

膨張式耐熱シールドというと分かり難いが、要はガンダムで大気圏再突入するときに使われてるバリュートである。これが実用化されれば、今より大型の宇宙船なども低コストで回収できるようになるかもしれない。

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NASA、UFOに関する調査チームのメンバー16人を選んだと発表

米国のNASAは21日、未確認飛行物体(UFO)に関する調査チームのメンバー、計16人を選出したと発表した。この調査チームは、航空機や自然現象が原因とは考えられない正体不明の事象が記録された映像の収集などに取り組む。どのようなデータを分析すればUFOの解明につながるかといった将来の本格調査に向けた基礎研究をおこなう目的があるという。メンバーには元NASA宇宙飛行士や地球外知的生命の研究者、科学ジャーナリストらが選出された。来年半ばに報告書を公表するとしている(読売新聞)。

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NASA の DART ミッション、小衛星の軌道が 32 分短くなる

NASAは 12 日、DART ミッションで宇宙機を小衛星に衝突させた結果、小衛星の軌道が変わったことが確認できたと発表した (プレスリリース解説記事)。

DART は地球に向かってくる小惑星や彗星に宇宙機を衝突させて軌道を変え、地球への衝突を回避する NASA の惑星防衛戦略を実証するための実験ミッションだ。実験では小衛星ディモーフォスへ日本時間 9 月 27 日に宇宙機を衝突させ、軌道の変化を地球上から観測していた。ディモーフォスは地球近傍小惑星ディディモスの衛星で、いずれも地球に衝突する可能性はない。

観測の結果、ディモーフォスの軌道が 32 分短くなったことが確認され、軌道周期は衝突前の 11 時間 55 分から衝突後は 11 時間 23 分となった。NASA では事前に 73 秒以上の軌道変化があれば成功とする最低要件を定めていたが、初期の観測で要件を 25 倍以上上回る結果となった。今後は時速約 22,530 km で衝突した運動量がどの程度ディモーフォスに転移したのかを測定する作業に注力していくことになる。

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NASA、ドラゴン宇宙船によるハッブル宇宙望遠鏡の延命を検討

AC0x01 曰く、

ようやく後継のJWSTが上がって引退するかと思われたNASAのハッブル宇宙望遠鏡だが、SpaceX社のドラゴン宇宙船で延命できないかという話が上がっているようである(NASAプレスリリース)。

ハッブル宇宙望遠鏡は高度600kmの低軌道を周回しており、スペースシャトルが飛んでいた頃は、幾度となくメンテナンスミッションが行われていた。しかしシャトルの引退により2009年を最後にメンテナンスされておらず、近年では部品の故障により、復旧が危ぶまれる事態も起きていた(2018年の記事)。

SpaceX社のドラゴン宇宙船は現在ISSへの補給ミッションや宇宙旅行に使われているものの、こうした特殊なミッションには活用されていなかった。しかし2023年には宇宙旅行の一環として宇宙遊泳を行うミッションも予定されており、能力的には可能とみられることから、この話が上がったようだ。ただし、現時点では研究のためにNASAとSpaceXが署名したというのみで、そのための資金を出したり、実際に延命を行うことが決まったということではないので、実現するとしてももう少し先の話になるかもしれない。

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NASA の惑星防衛実験ミッション DART、小衛星への宇宙機衝突に成功

headless 曰く、

NASA は日本時間 9 月 27 日、地球近傍小惑星ディディモスの衛星ディモーフォスに宇宙機を衝突させる DART ミッションを成功させた (プレスリリースDART 衝突直前の映像、 動画: NASA のライブ中継映像宇宙機からのライブフィード映像ミッション後のニュースブリーフィング)。

DART (Double Asteroid Redirection Test) ミッションは地球に向かってくる小惑星や彗星に宇宙機を衝突させて軌道を変え、地球への衝突を回避する NASA の惑星防衛戦略を実証するためのミッション。ディディモスは直径 780 m ほどの小惑星で、その衛星ディモーフォスはさらに小さい直径 160 m ほどの小衛星。いずれも地球に衝突する可能性はない。

DART 宇宙機は 2021 年 11 月に打ち上げられ、10 か月かけてディディモスへ到着。日本時間 9 月 27 日 8 時 14 分、ディディモスを通過してから1分半ほどのちに宇宙機からの信号が途絶え、ディモーフォスへの衝突が確認された。NASA は今後ディモーフォスを地球上から観測し、衝突による軌道変化を分析する。研究者は衝突によりディモーフォスの軌道がおよそ 1 % (およそ 10 分) 短くなると予測しているが、それを正確に測定するのも今回の目的の一つとのことだ。

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NASA、Artemis I 打ち上げを再び中止

NASA は日本時間 4 日、人類を再び月に送るアルテミス計画の SLS ロケットによる Orion 宇宙船の無人打ち上げテストミッション「Artemis I」を再び中止した (NASA のブログ記事 [1][2])。

8 月 29 日に計画されていた Artemis I の打ち上げは天候不良でタンク充填開始が遅れたうえ、液体水素の漏れが発生。タンク充填は完了したものの、コアステージ底部の RS-25 エンジン (エンジン 3) が始動に適した温度に達さず、打ち上げを断念していた。

今回も液体水素の漏れが再び発生し、複数の対策が行われたものの、問題を解決できなかったという。9月上旬の打ち上げ機会は 6 日までしかなく、上旬の打ち上げは取りやめるとのことで、9 月中旬以降にスケジュールが再設定されることになる。

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NASA と ESA の火星サンプルリターン計画、地球到着は 2033 年

NASA は 7 月 27 日、2033 年の火星サンプルリターン計画を発表した (プレスリリースThe Register の記事SlashGear の記事)。

NASA の火星サンプルリターンプログラムでは、2030 年代初めの帰還を目指して火星探査車 Perseverance がサンプル収集サンプル回収用着陸機の着陸地点の選定を進めている。今回発表された計画によると、NASA の着陸機 Sample Retrieval Lander に搭載された ESA のロボットアームで小型ロケット Mars Ascent Vehicle (MAV) にサンプルを積み、ESA の地球帰還用周回機 Earth Return Orbiter (ERO) に向けて打ち上げる。サンプル回収用には火星ヘリコプター Ingenuity の設計に基づくヘリコプター 2 機が搭載され、回収用の探査車は搭載されないという。

ERO の打ち上げは 2027 年秋、着陸機の打ち上げは 2028 年夏に計画されており、火星のサンプルは 2033 年に地球へ到着する見込みとのことだ。

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ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡の初画像が公開

米国政府は11日、NASAらが昨年末に打ち上げた「ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡」が撮影した初の画像を公開した。同望遠鏡はハッブル宇宙望遠鏡の後継機にあたり、ハッブルが撮影可能な星の100分の1の明るさの星でも捉えることができる(NASA朝日新聞TECH+)。

公開されたのは銀河団「SMACS 0723」と、背後にある遠くの銀河。遠方宇宙の赤外線画像としては、これまでで最も深く鮮明なものだとしている。「SMACS 0723」は46億年前に出現した銀河団であるという。ジェームズ・ウェブの近赤外線カメラ(NIRCam)が合計12.5時間かけて捉えたさまざまな波長の画像から合成されたものとなっている。今後は宇宙誕生直後の最も初期に誕生した銀河を探索するなどの活動を行うという。

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NASA、未確認航空現象を科学的視点から調査へ

NASAは 9 日、未確認航空現象 (UAP) を調査するための独立した研究チームを今秋初めにも立ち上げると発表した (NASA のニュース記事The Verge の記事Ars Technica の記事The Register の記事)。

研究チーム立ち上げの目的は航空機なのか自然現象なのか特定できない UAP を科学的な視点から調査することだ。研究では既存のデータと将来のデータ収集方法の特定、収集したデータをどのように用いて UAP の科学的理解につなげていくかといった点に注力するという。

UAP は国家安全保障の面でも航空の安全性の面でも興味深い現象であり、研究は NASA の目的の一つである空域の安全維持にも一致する。なお、俗に UFO とも呼ばれる UAP だが、NASA は UAP が地球外から到来したことを示す証拠はないと念を押すのも忘れていない。

NASA の研究チームは宇宙物理学者のデービッド・スパーゲル氏が率いる予定だ。国防総省 (DoD) の UAP タスクフォースやその後継となる飛行物体特定・管理同期グループ (AOIMSG) の一部ではないが、幅広い政府機関と連携していくとのことだ。

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NASA、次世代宇宙服の開発や製造で民間企業2社と契約締結

NASAは2日、地球低軌道と月での宇宙遊泳能力を向上させるために必要となる「次世代宇宙服および宇宙遊泳システム」の開発企業にAxiomSpaceとCollins Aerospacの2社を選定したと発表した(関連過去記事、)。2034年までに最大35億ドル相当の契約となっているとのこと。開発された次世代宇宙服等は、国際宇宙ステーション(ISS)での作業やアルテミス計画における月面探査、火星への有人ミッションに使用される予定。選定された2社は2034年までに次世代宇宙服の開発完了が求められる。計画では最初のデモンストレーションはISS外での船外活動でおこなわれる予定だとしている(NASAsorae読売新聞)。

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NASA、米宇宙船にロシアの宇宙飛行士が乗る国際宇宙ステーションへのクルー輸送ミッションを実現したい

NASA はロシアのウクライナ侵略による緊張が高まった現在も、SpaceX の Crew Dragon 宇宙船にロシアの宇宙飛行士が乗る国際宇宙ステーション (ISS) 輸送ミッションを実現したいと考えているそうだ (Ars Technica の記事)。

米民間機による ISS へのクルー輸送が可能になり、NASA は高額なソユーズの座席購入する必要がなくなった。それでも NASA とロスコスモスは、引き続きソユーズに米宇宙飛行士が乗る一方で、米民間宇宙船によるクルー輸送ミッションにロシアの宇宙飛行士が乗る「座席交換」を計画しているという。

現在、9 月に NASA のニコール・マン宇宙飛行士がコマンダーを務める Crew Dragon 宇宙船の Crew 5 ミッションにはロスコスモスのアンナ・キーキナ宇宙飛行士が搭乗を予定しており、ロスコスモスのセルゲイ・プロコピエフ宇宙飛行士がコマンダーを務める同時期のソユーズ MS-22 ミッションには NASA のフランク・ルビオ宇宙飛行士が搭乗予定だ。キーキナ宇宙飛行士の Crew 5 ミッション搭乗が実現すれば、2002 年のスペースシャトルミッション以来初めてロシアの宇宙飛行士が米宇宙船に搭乗することになる。

キーキナ宇宙飛行士はミッションに向けて先週ヒューストンを訪れており、6 月には再び訪米予定だ。しかし、座席交換の実現に関する両政府の公式な決定はまだ出ていないという。ヒューストンの ISS プログラムマネージャー、ジョエル・モンタルバーノ氏によれば、ロスコスモスはロシア外務省との合意を得てから首相の承認を得る必要があり、それから米国務省が承認するという手続きになるそうだ。

座席交換の実現は外交上の利点だけでなく、ロシアの宇宙船を利用することで西側のクルーを常に少なくとも 1 名は ISS に配置し、クルー交代の間も設備を稼働し続けられるという利点がある。ウクライナでの緊張を受けてその実現性には疑問符がついているものの、現時点では完全に半々といったところのようだ。

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ボーイングの CST-100 Starliner、国際宇宙ステーションとのドッキングに成功

ボーイングの CST-100 Starliner が日本時間 21 日 9 時 28 分、国際宇宙ステーション (ISS) とのドッキングに成功した (NASA のブログ記事NASA のツイート)。

Starliner は ISS へのクルー輸送ミッションに向けてボーイングが開発している宇宙船。ボーイングは SpaceX よりも先に ミッションを受注したが、SpaceX が既にクルー輸送を行っているのに対し、ボーイングは 2019 年に最初の無人テストミッション Orbital Flight Test-1 (OST-1) を実施したのにとどまる。この時は ISS へのドッキングは行えなかった

今回の OST-2 は昨年 7 月の打ち上げが予定されていたが、ロシアの多目的実験モジュール ナウカが ISS とドッキングした際のトラブルを受けて計画は延期。その後バルブ不調が判明してさらに延期されていたが、日本時間 20 日朝に Atlas-V ロケットで打ち上げられ、21 日未明には ISS とランデブーしていた。その後 9 時 28 分には ISS にドッキング (ソフトドック) し、9 時 50 分までにハードドックを完了した。

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NASAがブラックホールの音をYouTubeにて公開

宇宙の大部分が真空であることから、宇宙には音がないという認識が一般的だ。しかし、銀河団には大量のガスが含まれており、音波が伝わる媒体としての性質があるそうだ。NASAは今年のブラックホールウィーク(5月2日から6日)の一環として、ブラックホールが発する圧力波が銀河にある高温ガスに波紋を作る現象を元に、ペルセウス座銀河団にあるブラックホールの天文学的データを音に変換した動画を公開した。NASAのチャンドラX線観測所のデータをもとに作成されたという。音波を人間の耳に聞こえるように57オクターブ、58オクターブと音域を広げて再合成して音波化が行われているらしい(NASAリリース動画)。

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小惑星探査機OSIRIS-RExに延長ミッション。小惑星アポフィス探査へ

NASAは25日、NASA版のはやぶさとも呼ばれることのあるOSIRIS-REx(オシリス・レックス)のミッションを延長すると発表した。OSIRIS-RExは2020年9月に小惑星ベンヌで採取したサンプルを地球へ持ち帰るために帰還している途上にある。2023年9月にカプセルの地球帰還が予定されているが、その後同機は「OSIRIS-APophis EXplorer(OSIRIS-APEX)」に名称を変更、2029年に地球から3万2000kmほどの距離に最接近するとされる直径約370mの小惑星アポフィスに向かうという。アポフィスは地球に衝突するリスクの高い小惑星として取り上げられることが多い(アリゾナ大学アストロピクス)。

OSIRIS-APEXがアポフィス上のサンプルを収集することはないが、地表面に最接近して窒素ガスを噴射、ベンヌでのサンプル収集中に行ったのと同様の操作を行う。噴射により、地表以外の部分を露出させることで、小惑星アポフィスの物質的性質について新たなデータを収集することが可能になるとしている。

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昨年打ち上げのジェイムズ・ウェッブ望遠鏡から初の映像が届く

2021年12月25日に打ち上げられたジェームス・ウェッブ宇宙望遠鏡が、近赤外線カメラ(NIRCam)を主鏡の位置合わせを行う第一段階の作業を終えようとしている。そのNIRCamを使って送られてきた最初の画像がNASAによって2月11日に公開されたそうだ(NASAsorae)。

画像は調整中の機材を使って試験的に撮影されたもの。試験撮影で映し出されたのは「おおぐま座」の方向およそ260光年先にある恒星「HD 84406」。この星が試験対象に選ばれたのは、周辺に同じような明るさの星が密集しておらず識別しやすいことなどの理由からだという。なお、ウェッブ宇宙望遠鏡の準備は現在進行中で、本業となる科学観測により得られた画像に関しては2022年夏ごろに公開される予定だそうだ。

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NASA、衛星コンステレーションがミッションに影響する可能性を懸念

SpaceX が 3 万基の Starlink 衛星打ち上げを計画する Starlink 第2世代 (Gen 2) について、NASA がミッションへの影響を懸念する書簡を米連邦通信委員会 (FCC) に送っている (Ars Technica の記事書状: PDF)。

主な懸念点としては地球低軌道 (LEO) の混雑による衝突とデブリの増加や自動マヌーバ―による衝突回避が完全ではないこと、観測ミッションへの影響、NASA が使用する周波数への影響、国際宇宙ステーション (ISS) に向かう宇宙船への影響だ。

観測ミッションへの影響としては、Starlink 衛星が多くの地球観測ミッションよりも低い軌道に配備されることや、ハブル宇宙望遠鏡と同じまたはより高い軌道に配備されることによる観測能力の低下のほか、地上からの観測映像に衛星の軌跡が含まれることにより小惑星の検出が妨げられる可能性が挙げられている。

ISS に向かう宇宙船への影響も Starlink 衛星の高度に関するもので、ISS へ向かう宇宙船が段階的に上昇する高度に最大 2 万基が配備され、打ち上げ可能な時間帯が短くなるとのこと。

NASA の書簡は Starlink Gen 2 に反対するものではなく、安全で持続可能な宇宙環境にするために必要な研究や協調を促すものであり、SpaceX 以外の提案する衛星コンステレーション計画にも同様のコメントを送っているとのことだ。

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Dragon 宇宙船帰還時のパラシュート展開遅れ、安全性に重大な影響はなかったとの見解

headless 曰く、

SpaceX の Dragon 宇宙船帰還カプセルは国際宇宙ステーション (ISS) からの 2 回の帰還ミッションで 4 つのメインパラシュートの 1 つが遅れて開いているが、NASA と SpaceX は 4 日の記者会見で安全性に問題はないとの見解を示した (NASA のブログ記事The Verge の記事Ars Technica の記事)。

2 回のミッションは昨年 11 月に帰還したクルー輸送ミッション Crew-2 と、今年 1 月に帰還した補給ミッション CRS-24。Crew-2 の帰還は YouTubeで中継されたので降下の様子を見ることができるが、高度 1,000 m 付近でメインパラシュートを展開した時点では 3 つしか開かず、4 つ目のパラシュートが開いたのは高度 600 m 付近だった。CRS-24 でも同様の現象が確認されたという。いずれの場合も着水までに 4 つすべてのパラシュートが完全に開いており、降下速度も設計上のマージン内に収まっていたとのこと。

NASA と SpaceX はフライトデータとパラシュートのパフォーマンスモデルを再確認しており、Crew-4 打ち上げミッションと Crew-3 帰還ミッションの前に完了する見込みだという。現在のところ Crew-4 ミッションは 4 月 15 日の打ち上げ予定となっている。

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ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡、L2 を周回する目標軌道への投入に成功

headless 曰く、

NASA は日本時間 25 日、ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡を最終の目標軌道へ投入した (NASAのブログ記事 [1][2]The Verge の記事動画)。

ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡は日本時間 25 日 4 時、297 秒間にわたりオンボードスラスターを噴射し、打ち上げ後最後の軌道修正を完了。地球から150万 km 離れた太陽 — 地球 第 2 ラグランジュ点 (L2) を周回する軌道に入ったという。エンジニアは今後 3 か月間かけて、宇宙望遠鏡の光学系がナノメートル近い精度になるよう調整するとのことだ。

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