証拠動画のバイナリデータを確認した裁判官、愛知県警の証拠改竄を見抜く
あるAnonymous Coward 曰く、2020年4月6日に名古屋市天白区でスピード違反車両を追跡するパトカーが赤信号の交差点に突入、青信号で進行中のワゴン車と衝突する事故があり、その損害賠償を求める裁判でパトカーがサイレンを鳴らしていたかどうかが争点となっていた。パトカーは信号無視をする場合は赤色灯を点灯させサイレンを鳴らすことが「緊急自動車」として扱われる条件だからである(弁護士コラム、判決文[PDF]、TBS NEWS DIG)。
パトカーの運転手である警察官は「サイレンを鳴らしていた」と証言し、証拠として提出されたパトカーのドライブレコーダー動画には音声がなく「録音機能は使用していなかったので最初から音声データはない」と県警は主張。逆にワゴン車を運転していた男性に対して損害賠償を求める反訴を行っていた。
裁判官が動画のバイナリデータを確認したところ「音声部分が不自然に整いすぎている」と不審に思い愛知県警に
・ドライブレコーダーの映像の音声解析を試みてほしい
・捜査上の秘密に関する音声等を秘匿する際の編集過程等で、誤って音声データを消去した可能性はないかを検討してほしい
・被告パトカーに搭載されていたドライブレコーダーの型番の特定と、マニュアルと愛知県警察本部におけるドライブレコーダーの運用規程を提出してほしい
を求めたところ愛知県警は一転してパトカーのサイレンが鳴っていなかったことを認め、同時に反訴も取り下げて愛知県警の敗訴が確定した。(名古屋地判2022年10月5日)
愛知県警は「誤った内容の報告書を作成してしまった」と反省の弁を述べているが、これはどうみてもサイレンを鳴らさずに事故を起こしたことの隠蔽であり、不祥事をもみ消すために動画の音声部分を編集して無音にして「証拠」として提出した偽造・改竄事件であろう。
その改竄を見抜いた今回の裁判官はなんともたいした人物ではあるが、ITに詳しくない圧倒的多数の平凡な裁判官なら愛知県警の主張通りに事実を歪めて被害者に不利な判決を下してしまっていただろう(
判決文[PDF]
余談だが、この事故を起こした愛知県警天白署は先月もサイレンを鳴らさずに一方通行の道を逆走したパトカーが軽乗用車と衝突し乗っていた七歳児に重傷を負わせる事故を起こしていたりする。事故を起こしても反省しない愛知県警、逆にスゴい(時事ドットコム)。
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headless 曰く、
あるAnonymous Coward 曰く、
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headless 曰く、
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あるAnonymous Coward 曰く、
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