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Samsungの夜空撮影キャンペーンツイート、ユーザーが「デジタル的な捏造」などと但し書きを付ける

headless 曰く、

Samsung Mobile (@SamsungMobile) が Twitter で Galaxy S23 Ultra の夜空撮影機能を宣伝するキャンペーンを行っているのだが、一時は「Samsung 端末が月の画像をシャープにするためデジタル的に捏造する」などと表示されていたようだ (9to5Google の記事表示されていた当時のスクリーンショット)。

この表示は協力者がほかのユーザーに役立つと思う背景情報を追加する「コミュニティノート」機能によるもので、3 月に Galaxy シリーズの「スペースズーム」機能による月の写真が偽物だと話題になった際の The Verge 記事へのリンクが添えられている。

キャンペーンは Galaxy S23 Ultra に月の暗い側は存在しないとして、撮影した夜空の写真にハッシュタグ「#SharetheEpic」を付けて投稿するよう求める内容だ。コミュニティノートの追加されたタイミングは不明だが、Samsung はほぼ同じ内容で 2 件のキャンペーンツイートを 2 分差で投稿しており、コミュニティノートが表示されていた最初のツイートはタイムラインに表示されなくなっている。2 件目のツイートでも偽物と指摘するコメントはみられるが、写真も多数投稿されており、全体的にはうまくいっているようだ。

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Samsung 曰く、ぼやけた月でも月と認識できればくっきり明るい月の写真になる 2023年03月19日

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ispace による民間企業初の月面着陸、着陸予定時刻以降の通信が途絶える

headless 曰く、

ispace は 4 月 26 日、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション 1 のランダー (着陸機) で民間企業初の月面着陸を試行した (プレスリリースNHK ニュースの記事)。

着陸予定時刻は日本時間 26 日 1 時 40 分。管制とランダーの通信は直前まで確立していたが、着陸予定時刻以降に通信は確立しておらず、着陸の成否が確認できていないという。着陸できなかった可能性もあるが、管制室では状況確認を続け、新たな状況が確認でき次第発表するとのこと。

ispaceは26日、同日の8時時点で月着陸船(ランダー)との通信の回復が見込まれず、月面着陸の確認完了が困難と判断したと発表した。確認可能な時点データによると、着陸シーケンスの終盤で、ランダーの姿勢が月面に対して垂直状態になっていたこと、急速な降下速度の上昇などを確認していたそうだ。このことから同社はランダーが月面に衝突した可能性が高いと判断。今回は月面着陸及び通信の確立という目標は達成できなかったと判断したとしている(ispaceリリース)。

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Samsung 曰く、ぼやけた月でも月と認識できればくっきり明るい月の写真になる

Galaxy シリーズの「スペースズーム」機能による月の写真が偽物だと再び話題になったことを受け、Samsung が解説記事を公開している (Samsung Mobile Press の記事The Verge の記事Ars Technica の記事)。

Samsung に限らず、スマートフォンで撮影した月の写真が合成ではないかとの疑惑はこれまでにも話題となっている。この記事自体も新しいものではなく、Samsung が昨年 10 月に韓国版サイトで公開した記事を英訳したもののようだ。記事によれば、Galaxy シリーズがくっきりした月の写真を撮影できるのは超解像技術とシーン最適化技術の組み合わせによるものだという。超解像は 25 倍以上のズーム倍率で撮影する際、10 点以上の写真を 1 枚の写真に合成することでノイズを除きつつ細部を強調する。さらにシーン最適化を有効にすると、AI 深層学習により認識した被写体に合わせた細部の強調や明るさの調整を行う。これにより、故意にぼやけた画像になるよう編集した月の写真を撮影しても、月であると認識しさえすれば明るくはっきりした月の写真が得られるようだ。シーン最適化を使いたくなければ、カメラの設定で無効化することも可能とのことだ。

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スマホで撮影された月、実は合成画像? メーカーは否定 2022年11月11日

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Blue Origin、月の模擬土から太陽電池を作る

headless 曰く、

Blue Origin では 2021 年から、月の模擬土を原料に太陽電池と送電線を作る研究を行っていたそうだ (Blue Origin のブログ記事Ars Technica の記事)。

月面での長期滞在には大量の電力が必要となる。Blue Origin が Blue Alchemist と呼ぶ手法では地球から特別な原料を運ぶことなく、月面で入手可能な原料を用いて発電システムを構築できる。Blue Alchemist は限りなく拡大でき、月面のどこでも電力確保という制約をなくすことができるという。

Blue Origin では月の表土と化学的・鉱物学的に同等の模擬土を作ることから開始。模擬土は月にある酸化物をただ混ぜただけのものではなく、粒の大きさや全化学組成のばらつきが実際の月の表土と同様になるよう勘案して作ったという。この模擬土を高温で溶融して電気分解すれば鉄やケイ素、アルミニウムを抽出でき、副産物として酸素も得られるとのこと。

ケイ素は太陽電池製造に必要な 99.999 % 以上の純度に精製する。地球上では毒性や爆発性のある化学物質を大量に使用するケイ素の精製だが、Blue Origin の手法では太陽光と抽出したケイ素のみを使用するそうだ。太陽電池を保護するカバーガラスも溶融模擬土の電気分解の副産物として原料が得られる。

この手法による太陽電池製造は炭素を排出せず、水や毒性のある原料、その他の化学物質も使用しない。そのため、地球上でも直接的な恩恵を受けられる可能性のある技術とのことだ。

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NASA、月探査に向けたテストのため国際宇宙ステーションに血液検査デバイスを送る

headless 曰く、

11 月 26 日に打ち上げられた SpaceX の Dragon 宇宙船による国際宇宙ステーション (ISS) への 26 回目の補給ミッション (CRS-26) では、宇宙空間でクルーの血液検査を可能にするデバイス「Moon Medicine: Blood Staining and Novel Miniaturized Imaging Technology to Facilitate Critical Lunar Diagnosis (Moon Microscope)」が送られたそうだ (ミッション情報NASA のブログ記事The Register の記事)。

Moon Microscope は宇宙から地上に映像を送って末梢血液像検査を可能にするデバイスだ。今回のプロジェクトでは、ISS で指先から採取した血液をスライドガラスに塗抹して末梢血液塗抹標本を作成すること、微小重力に対応した新型のライト染色デバイスを実際に微小重力下でテストすること、NASA が開発したハンドヘルド型の細胞イメージング技術をテストすること、の 3 点が主な目的となる。

現在のところ将来のミッションで利用可能な血液学に関する診断技術はないが、すぐに地球へ帰ることのできない将来の月探査では医師の診断と治療オプションの選択を助ける技術が必要となる。今回新たに開発された小型顕微鏡は運搬が容易なだけでなく、最低限の訓練で容易に使用でき、スマートフォンやタブレット、ノート PC と容易に接続できるという。このハードウェアは血液検査だけでなく、月面サンプルの分析や宇宙機・食物・水汚染の分析での利用も期待されるとのことだ。

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スマホで撮影された月、実は合成画像? メーカーは否定

あるAnonymous Coward 曰く、

日本全国で皆既月食が観測された11月8日、SNSではスマホのカメラで撮影された月の画像が数多く投稿されたが、その中には妙に鮮明な写真があり、月の画像素材がAI合成されたものではないかとして月撮影モードの存在が話題となっている(refeiaさんのツイート)。

月撮影モードは主にHUAWEI、Xiaomi、vivoといった中華系スマホのハイエンドモデルで「ムーンモード」や「スーパームーンモード」の名称で標準搭載されている。HUAWEIの場合、AIカメラで10倍以上のズーム中に対象を月と認識すると自動的にムーンモードに切り替わる。

2019年に「Huawei P30 Pro」で初めてムーンモードが搭載された際にも、あまりに月が綺麗に撮れることから撮影画像と素材画像を合成しているのではないかとして議論の的となっている。当時HUAWEIはAndroid Authorityの取材に対し、画像の置き換えを否定した上で、「機械学習の原理に基づいて、カメラはシナリオを認識し、フォーカスと露出を最適化して、形状、色、ハイライト/ローライトなどのディテールを強調します。」とコメントしている。

2021年には、Samsung Galaxy S21でも合成処理が行われているとの指摘も出ている。PCモニタに映し出した逆さまの月の画像をS21で撮影すると、正しい向きに補正された上で元画像にはなかったクレーターが追加されるというものだ。当時サムスン電子は朝鮮日報の取材に対し、人為的な合成を否定した上で、「AIが撮影するシーンを自動的に認識してカメラの設定値を調整してくれる『シーン最適化技術』、線やパターンのディテールを生かす『AI復元技術』などを活用して撮影された画像を補正した結果です。」とコメントしている。

メーカーが否定しているにもかかわらず、その不自然なまでの綺麗さから素材合成説は絶えない。むしろヘビーユーザーの間では疑惑というより既知の事実として語られている向きすらあるようだ。

なお、皆既月食で月撮影モードを利用した場合、AIが対象を月と認識できずモードが解除されてしまったり、赤銅色であるはずがいつも通りの白銀色になってしまう(作例)といった報告が出ている。

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嫦娥 5 号のミッションで持ち帰ったサンプルから新鉱物「嫦娥石」が見つかる

headless 曰く、

中国の月探査機嫦娥 5 号のミッションで、地球に持ち帰ったサンプルから新しい鉱物が見つかり、嫦娥石 (Changesite-(Y)) と命名したそうだ (The Register の記事中国国家原子能機構のニュース記事新華網の英語版記事日本語版記事人民網の記事)。

嫦娥 5 号が持ち帰ったサンプルは地球上で 1.73 kg。嫦娥石は月面で採取した玄武岩の粒子中に柱状の結晶として含まれているという。このたび国際鉱物学連合 (IMA) 新鉱物・分類・命名委員会 (CNMNC) の投票により、正式に新鉱物として認められた。月面ではこれまでに米国とロシアが新鉱物を発見しており、6 番目の新鉱物となる嫦娥石は中国による初の発見となる。また、今回のサンプルではヘリウム 3 の濃度測定にも初めて成功したとのことだ。

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非常に詳細な月の画像が作成される

Andrew McCarthy氏とConnor Matherneの2人の天体写真家は、約2年の歳月と20万フレーム以上の撮影を経て制作した「月の非常に詳細な写真」を完成させた(Andrew McCarthy氏のツイートScienceAlert)。

この写真はこれまでにない情報量と色彩を持った月が映し出されている。写真の地球に向かって右側に照らされた部分では、赤とガンメタルブルーに染まった月面が映し出されている。赤い斑点は、地球から飛んできた酸素原子によって酸化された鉄と長石であるとのこと。

あるAnonymous Coward 曰く、

1億7400万画素の解像度を持ち、彩度強調が行われている。
一晩で撮影された20万枚の画像を合成している。2年の歳月をかけて作成された。
2名の撮影者による成果物を組み合わせており一人が高解像度の追求、そこにもう一人が撮影した画像で着色情報を得ている。

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NASA の小型人工衛星 CAPSTONE、月へ向かう

headless 曰く、

Rocket Lab は 6 月 28 日、Electron ロケットによる NASA の CAPSTONE 打ち上げミッションを実施した (NASA のブログ記事Rocket Lab のミッション情報The Verge の記事The Register の記事)。

CAPSTONE (Cislunar Autonomous Positioning System Technology Operations and Navigation Experiment) は電子レンジほどの大きさの小型人工衛星 (CubeSat) で、月の近直線ハロー軌道 (NRHO) の安定性が NASA の計算通りかを確認するのが主目的だ。NRHO は人類を再び月に送るアルテミス計画で Gateway 宇宙ステーションの投入を計画している軌道で、CAPSTONE はそのパスファインダーミッションとなる。CAPSTONE は 4 か月かけて NRHO へ向かい、少なくとも 6 か月はミッションを継続する。

ニュージーランド・マヒア半島の Rocket Lab 打ち上げ施設で Electron ロケットが打ち上げられたのは日本時間 28 日 18 時 55 分。CAPSTONE を積んだ Lunar Photon 宇宙機は地球低軌道から今後 6 日間かけて断続的な噴射で加速していき、月に向けて CAPSTONE を分離する。高さ 59 フィート (約 18 m) の Electron ロケットは、月を目指して打ち上げられた史上最小のロケットになるとのことだ。

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NASA、有人月着陸システムの契約を再び一時停止

NASA が SpaceX を選定した有人月着陸システム (HLS) の契約を再び一時停止したようだ (GeekWire の記事The Register の記事The Verge の記事)。

HLS 契約では 2 者と契約する意思を示していた NASASpaceX のみを選定したことから、候補となっていた Blue Origin と Dynetics が米会計検査院 (GAO) に抗議し、契約は一時停止した。GAO は 7 月 30 日に契約が適切との判断を示しているが、Blue Origin は抗議をエスカレートし、8 月 16 日に連邦請求裁判所で米政府を提訴している。

原告の Blue Origin と被告の米政府、被告側利害関係者の SpaceX が 19 日に共同で裁判所へ提出した文書 (PDF) によれば、NASA は 11 月 1 日まで契約を自主的に停止するとのこと。連邦請求裁判所の Richard A. Hertling 判事は同日、3 者の提出したスケジュールを承認し、10 月 14 日に口頭弁論を開くよう命じた (PDF)。

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NASA 監察総監室曰く、次世代宇宙服の開発は 2024 年中に人類を再び月へ送るアルテミス計画に間に合わない

NASA 監察総監室 (OIG) が 10 日発表した次世代宇宙服開発に関する調査報告書の中で、現状では 2024 年中に人類を再び月へ送るアルテミス計画に間に合わないとの見方を示している(報告書: PDFThe Register の記事The Verge の記事Space.com の記事)。

月面の有人探査では宇宙服と母艦接続用のハードウェアを含む船外活動ユニット (EMU) が必要だが、現在 NASA が使用している EMU はスペースシャトル計画で 45 年前に開発されたものだ。そのため、NASA は過去 14 年間にわたって次世代宇宙服技術の開発を進めており、5 年前には国際宇宙ステーション (ISS) やアルテミス計画での使用を目指す xEMU プロジェクトを開始している。NASA は宇宙服開発のため 14 年間で 4 億 2 千万ドルを費やしているが、2024 年 11 月までに宇宙で使用可能な xEMU を 2 人分製造する計画は困難に直面しているという。

開発スケジュールは予算不足や COVID-19 の影響、技術的困難による遅れで既に余裕はない。実際に 2 人分の xEMU が利用可能となるのは早くても 2025 年 4 月となり、その時点で次世代宇宙服の開発費用は 10 億ドルを超えると予想される。宇宙服開発の遅れで 2024 年中に再び人類を月面に送る計画は実現不可能となるが、計画に影響を与える遅延は宇宙服だけではない。OIG は昨年 11 月、アルテミス計画で使用するロケットや宇宙船の開発遅れにより 2024 年中の有人月探査実現は非現実的との見方を示しており、有人月着陸システム (HLS) 契約をめぐる抗議によりさらなる遅れも見込まれる。

OIG では NASA に対し、(1) 開発リスクを低減するための適切なスケジュール調整、(2) ハードウェア納入のほか、ゲートウェイや HLS など依存関係のあるプログラムで必要なトレーニングを統合したマスタースケジュールの開発、(3) ISS とアルテミス計画で使用する宇宙服の調達に向けた導入戦略を選定する前に次世代宇宙服の技術的要件が固まっていることを確実にする (4) ISS とアルテミス計画両方のニーズに合った次世代宇宙服導入戦略の開発、を勧告している。

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JAXA、タカラトミーらと共同で変形型月面ロボットを開発。2022年に打上げ予定

JAXAはタカラトミー、同社大学、ソニーと共同で変形型月面ロボットの開発を行ったそうだ。現在、JAXAはトヨタと協力して与圧式月面探査車「LUNAR CRUISER」の開発を行っているが、今回開発されたロボットは、LUNAR CRUISERの自動運転技術および走行技術を確立するため、月面走行に必要な画像データ等の取得を目的として開発されたものだという(JAXA同志社大学ニュースイッチITmedia)。

変形型月面ロボットは直径約8cmほどで重量は約250gとなっている。球が左右に分かれ車輪に変形、中央部分からセンサー部分が出てくるといった仕様のようだ。タカラトミーが関わっていることからトランスフォーマーなどとの声もネットではあるようだ。2022年に打上げ予定となっており、ispaceの月着陸船によって月面に輸送される予定となっている。

あるAnonymous Coward 曰く、

JAXAおよびタカラトミーが2016年より開発していた変形型月面ロボットが、2022年に打上げられる運びとなったようです。

情報元へのリンク

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NASA、SpaceXとの有人月着陸システム契約を一時停止

NASAがSpaceXとの有人月着陸システム(HLS)契約を一時停止したそうだ(GeekWireの記事The Vergeの記事SlashGearの記事)。

NASAのHLS契約はSpaceXのほか、Blue Originを中心とした「国家代表チーム」とDyneticsの3者が候補になっていたが、NASAの今年度予算が要求額の4分の1しか認められなかったこともあり、4月にSpaceXのみが選定された。

しかし予算が縮小されたとはいえ、2者と契約する意思を示していたNASAがSpaceXのみを選定した過程に問題があったとして、Blue OriginとDyneticsが米会計検査院(GAO)に抗議している。Blue OriginがGAOに提出した文書(PDF)によれば、単独契約により競争や冗長性が失われること、SpaceXの独占により米国内の宇宙産業が危険にさらされること、NASAが予算の縮小をSpaceXのみに伝えていたことなどを問題として挙げている。

NASAの民間開発プログラムでは従来、複数契約で競争と冗長性を維持し、弾力性を確保してきた。NASA次期長官のビル・ネルソン元上院議員は、HLSプログラムでどのように弾力性を確保するのかマリア・キャントウェル上院議員から質問され、「競争は常に良いことだ」と答えている(キャントウェル氏のプレスリリース)。

GAOは100日以内に2社による抗議の是非を決定する。そのため、NASAではGAOの決定が出るまでSpaceXとのHLS契約を保留にする一方で、持続可能な月探査輸送サービス(LETS)の開発に向けた情報提供依頼書(RFI)を4月28日に発行した(NASAのニュース記事)。

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中国とロシア、独自の「国際月科学ステーション」の建設に向けて協力することに合意

ロシアの宇宙開発公社ロスコスモスのドミトリー・ロゴージンCEOと中国国家航天局の張克倹局長は9日、オンライン会議を開催し月に研究拠点を建設する計画で合意した(ロスコスモス新華網NHKCNN)。

この研究拠点「国際月科学ステーション」は月面や月の軌道上に実験、研究用の複合施設を建設。 月の探査・利用や月からの地球観測、基礎科学実験、技術検証など多分野・多目標の科学研究活動を行うための拠点となる。ロシア・中国ともに具体的なスケジュールなどについては触れられていないようだ。米国が主導している月探査「アルテミス計画」に対抗する意図があるものと見られている。

あるAnonymous Coward 曰く、

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210310/k10012906851000.html
https://www.cnn.co.jp/fringe/35167631.html
https://gigazine.net/news/20210310-russia-china-lunar-space-station/

ロスコスモスによると「国際月科学ステーション」は、月面か、月を回る軌道上、あるいはその両方に建設する計画で、将来、人が月に滞在することも視野に入れているという。日米欧によるアルテミス計画と中ロによる月計画、それぞれ別の道を歩むことになりそうだ。

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中国の月探査車、月面で奇妙な岩石を発見

headless 曰く、

中国の月探査車 玉兎2号は月の夜が明けて6日に探査活動を再開したが、前回の休眠に入る直前に奇妙な岩石を発見していたそうだ(Space.comの記事SlashGearの記事我們的太空の記事)。

探査チームが「里程碑 (一里塚)」と名付けたこの岩石は、石碑のような形で月面に立っている。大きさには触れられていないが、休眠地点へ戻れなくなる危険を冒してまで回り込んで観察した探査チームの盛り上がり具合からみて、それなりに大きなものだったようだ。

我們的太空の記事では何億万年も前から月の歴史を見守っていたような顔で月面に立っていたと表現されているが、その角ばった形は風化の進んでいない比較的若い岩石であることを示し、立ち上がったのも比較的最近のこととみられる。

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月からのサンプルリターンを目指す中国の嫦娥5号、月面で表土や岩石の採取活動を開始

headless 曰く、

中国国家航天局(CNSA)は2日、月探査機嫦娥5号の着陸・上昇機が月面に着陸し、表土や岩石の採取活動を開始したと発表した(CNSAのニュース記事The Vergeの記事Ars Technicaの記事CNSAのニュース記事中国語版)。

嫦娥5号の軌道・帰還機と分離した着陸・上昇機は日本時間2日0時11分、リュムケル山北部の北緯43.1度西経51.8度付近に着陸した。今後、月面の表土や岩石のサンプルを2kgほど採取し、12月中旬に地球へ持ち帰ることを目指している。帰還時には上昇機が上昇して軌道・帰還機とランデブーし、サンプルを受け取った帰還機が分離して地球へ帰還するという。ミッションが成功すれば44年ぶり、中国としては初めて月から物質を持ち帰ることになる。

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NASA監察総監室曰く、2024年中に人類を再び月へ送るというアルテミス計画のスケジュールは非現実的

2024年に人類を再び月に送るという、NASAが掲げるアルテミス計画の目標に対し、NASA監察総監室(OIG)が現実的ではないとの見方を示している(報告書: PDFSlashGearの記事)。

アルテミス計画は、現在NASAが抱える困難な問題をまとめたOIGの報告書「2020 Report on NASA's Top Management and Performance Challenges」の1番目に挙げられている。報告書によれば、月や火星に到達するための有人探査能力の開発は現在NASAが進める最も野心的かつ費用のかかる活動だという。NASAはSLSロケットやOrion宇宙船などの開発を進めているが、計画は遅れている。

COVID-19パンデミックの影響で施設が閉鎖されるなどさらに計画は遅れ、費用はかさんでいるが、議会はNASAが要求した予算の半分以下しか認めていない。OIGでは2024年中に宇宙飛行士を月に着陸させることは困難だと考えているが、大幅な遅れを防ぎ、2030年代に火星へ到達するためには、安定した適時の資金調達に加え、大統領および議会、NASAの強く一貫した継続的なリーダーシップが必要だという。

NASAはその一環として、有人探査計画の長期的な実際の費用を判断すること、現実的なスケジュールを設定すること、システム要件とミッション計画を定義すること、国際的なパートナーシップを構築または強化すること、民間の宇宙技術を活用することが必要となる。OIGではこれらの問題でNASAが苦労するのを過去10年にわたって見てきたが、加速したアルテミス計画のタイムテーブルが難題をさらに悪化させるとみられるとのことだ。

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NASAのロケットの残骸とみられる小惑星、一時的な地球の衛星になる

NASAのロケットの残骸とみられる小惑星「2020 SO」が地球の重力に捉えられ、一時的な地球の衛星になったそうだ(JPL Newsの記事)。

8月に発見された2020 SOは、その軌道や地球への接近速度から1966年にNASAが月着陸機Surveyor 2の打ち上げに使用したCentaurロケットの第2段である可能性が指摘されている。その後、NASAが資金提供するCatalina Sky SurveyやESAのOptical Ground Stationなどによる過去3か月にわたる170件以上の観測データを分析した結果、2020 SOは太陽放射を受けて軌跡が大きく変わっており、小惑星ではなく低密度の物体であることが判明したという。

2020 SOは11月8日、地球の重力がおよぶヒル圏へ緩やかに引き込まれており、2021年3月までおよそ4か月にわたって地球を周回する軌道上を進むと予測されている。地球周回軌道を離脱するまでに2020 SOは2回地球を回り、12月1日には地球に最接近する。この間、詳細な観測が可能になる天文学者は、実際に2020 SOが宇宙時代初期の遺物であるかどうかを確認するため分光法を用いて組成を調査するとのことだ。

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NASA、月面での荷下ろしソリューションを募集

headless 曰く、

NASAが2024年に人類を再び月へ送るアルテミス計画に向けて、月面で貨物輸送機の着陸機から荷下ろしをするためのソリューションをHeroXで募集している(NASAの告知募集要項SlashGearの記事)。

荷下ろしシステムは自律的または半自律的に動作し、大きさの異なるペイロードや民間着陸機に対応する柔軟性が求められる。大気がない、温度変化が激しい、重力が小さいといった点や、摩耗性のある塵や平坦ではない地形などへの配慮も必要だ。技術的成熟レベル(TRL)は3~4になると見込まれるが、より低いTRLも許容される。また、重要なインフラから離れた地点へ着陸するため、利用地点への運送能力搭載も望ましい(必須ではない)。このほか地球帰還機への積み込みや、クルーによるオーバーライドを可能にするオプションも望ましいとのこと。

ペイロードの大きさは重量別に2t未満・2~8t・8~12tという3つのクラスに区分される。荷下ろしシステムはペイロードに含めて着陸機で月面に送ることになる。そのため、荷下ろしシステムは打ち上げ機のペイロードフェアリング内に収まる(直径5~8m、重量3~5t)必要がある。何度も繰り返し使用できるシステムであればペイロードの大半を占めてもよく、コストを正当化できるだけのシステムならより大きな着陸機で送る可能性もある。逆に小さければ毎回送るという方式も認められる。

募集は18歳以上の個人またはチームが対象で、米政府による制裁の対象になっていない国の出身者であれば国籍は問わない。賞金総額は最高25,000ドル。1位が最高10,000ドル、2位(2名/チーム)が各最高4,500ドル(合計9,000ドル)、3位(3名/チーム)が各最高2,000ドル(合計6,000ドル)となる。締め切りは東部時間2021年1月19日17時(日本時間20日7時)、1月19日から3月9日まで審査が行われ、3月16日に受賞者が発表される。

現在の地球における輸送システムは規模が大きく、月に持っていくのは容易ではない。NASAでもいくつかのコンセプトやプロトタイプを開発しているが、コストや大きさ、シンプルさといった面で最適化されていないという。将来的には月面での輸送システムを拡大する計画だが、その前に一般からのアイディアを募集することで、将来の開発の方向性を示すとのことだ。

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NASA、月面の日の当たる場所で水を検出

headless 曰く、

NASAは10月27日、赤外線天文学成層圏観測装置SOFIAの観測により、水が月面の日の当たる場所で検出されたことを発表した(プレスリリース論文動画)。

月面では常に日の当たらない極付近のクレーター内部に氷の状態で水が存在することが確認されているが、日の当たる場所で水が存在し続けることは難しいと考えられていた。一方、NASAの土星探査機カッシーニや彗星探査機ディープインパクト、インドの月探査機チャンドラヤーン1号などのミッションでは、日の当たる場所でも水の特徴を示す吸収スペクトルのピークが波長3マイクロメートル付近で観測されている。ただし、この吸収スペクトルは水分子以外の水酸化物も共有するため、水分子が存在するのかどうかは不明だった。

NASAとドイツ航空宇宙センター(DLR)が共同開発したSOFIAはボーイング747SPに直径2.7mの反射望遠鏡を搭載した空飛ぶ天文台で、赤外線を吸収する大気の99%よりも高い成層圏からの観測が可能だ。SOFIAに搭載されている赤外線カメラFORCAST(Faint Object infraRed CAmera for the SOFIA Telescope)は波長5~8マイクロメートルをカバーしている。地球からも見える南半球のクラビウスクレーター付近をSOFIAで観測し、データを分析した結果、水酸化物とは共有されない水分子のスペクトルシグネチャーである波長6マイクロメートル付近のピークが確認されたとのこと。

観測地点での水の濃度は100~412ppmであり、月面の広い範囲で表土1m2あたり12オンスボトル(約355ml)1本相当の水が存在する可能性もある。厳しい月面の環境で水がどのように保持されているのか、SOFIAによる観測で知ることはできないが、隕石による衝撃で形成されたガラスの内部に封じ込められているか、表土の粒子の間や割れ目の中に封じ込められているとみられるとのことだ。

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