福島第一原子力発電所で洗浄廃液が飛散する身体汚染事故が発生
東京電力ホールディングスは16日、福島第1原発の汚染水処理設備で起きた事故に関する報告書を発表した。この事故では、10月25日に福島第一原子力発電所の増設多核種除去設備(増設ALPS)配管洗浄作業中、洗浄廃液が飛散したことによる身体汚染が発生したとされる。この結果、作業員2人が被ばくした(東京電力ホールディングス、東京新聞)。作業員は過去の経験から廃液が飛散しないと勝手に判断、安全装備である防護服を着用しなかったことから被ばくが発生したとしている。原因の詳細に関しては、配管の洗浄時間が長引き、高濃度の放射性物質を含む廃液が発生。対策のために配管の弁を閉めて洗浄液の流れを抑えたところ、配管内の圧力が高まりホースが外れて廃液が飛散したとしている。東京電力は再発防止に向けて努力すると表明。報告書を提出した下請け企業にも作業計画や安全管理の是正を求めるとしている。
関連ストーリー:
福島第一原発の処理水の放出が始まる、完了まで30年の見通し
2023年08月25日
原発事故による甲状腺被曝推計、2013年報告書は過大評価だったことが判明
2017年10月25日
トモダチ作戦参加の米艦艇には今でも低レベルの放射性汚染が残っている
2016年03月19日

