リーディングビュー

CCleanerがFirefox 79の拡張機能データファイルを一部Webキャッシュとして削除する問題

Firefox 79が拡張機能データを格納するファイルの一部について、CCleanerがWebキャッシュとして削除する問題が発生している(Ghacksの記事Techdowsの記事Softpediaの記事)。

Firefox 79ではプロファイルフォルダー内に新たなファイル「storage-sync-v2.sqlite」が追加され、syncストレージ領域に保存する拡張機能データの保存先となる。CCleanerが削除(Custom Clean→Applications→Firefox→Internet Cache)するのは、これに付随して生成される一時ファイル「storage-sync-v2.sqlite-wal」「storage-sync-v2.sqlite-shm」の2つだ。

.sqlite-walファイルと.sqlite-shmファイルはSQLiteをWAL(Write-Ahead Log)モードで実行する際に生成されるもので、データベースへの変更はいったん.sqlite-walファイルに書き込まれる。そのため変更が.sqliteファイルへ適用される前に削除されてしまうと、データが失われることになる。

この問題はFirefox 79 beta 2での発生が7月1日にCCleanerのフォーラムで報告されたものの、ベータ版だからという理由で放置されていたようだ。Firefoxでは他のデータにもWALモードを使用しているが、Firefox終了後に変更が.sqliteファイルに適用されないのはstorage-sync-v2.sqliteのみとなっていることからバグと判断したのかもしれない。

しかし、これらのファイルは一時ファイルだとはいえ、プログラム側で削除しない限り変更が保存されていないことになるため、バグかどうかにかかわらずCCleanerが勝手に削除していいファイルではない。そもそも「Internet Cache」ですらないのだが、フォーラムではファイルを除外リストに入れる対策が話題の中心になっている。

すべて読む | ITセクション | ソフトウェア | バグ | idle | この記事をTwitterでつぶやく この記事をFacebookで共有 この記事をGoogle Plusで共有 このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:
Microsoft曰く、CCleanerの特定バージョンのインストーラーは望ましくない可能性のあるアプリ 2020年08月02日
Firefox英語版でMaster Passwordの表記がPrimary Passwordへ変更。とりあえず日本語版はそのまま 2020年07月31日
Avast、サプライチェーン攻撃を受けていたことを公表 2019年10月24日
Microsoftコミュニティ、投稿から非表示にするWebサイトのブラックリストが存在する?存在しない? 2019年09月28日
Mozilla、拡張機能全滅問題に対応する旧バージョンFirefox向け修正を拡張機能としてリリース 2019年05月18日
「CCleaner」に混入されたマルウェアは特定企業を狙った標的型攻撃だった 2017年09月26日
Piriformが32ビット版CCleanerのマルウェア感染を発表、最新版への更新を呼び掛け 2017年09月20日
AvastがPiriformを買収 2017年07月22日
MicrosoftのGov Maharaj氏、CCleanerについてはコメントしづらい 2015年10月12日

  •  
❌