ファーウェイ、自社製品用CPUであるKirinの製造が9月15日から不能に。米国の制裁措置で
中国ファーウェイのコンシューマー・ビジネス・グループのCEOであるリチャード・ユー氏は8月8日、投資家向け代表者会議「2020 Summit of the China Information Technology Association」の場で、米政府のファーウェイへの禁輸措置の影響により、9月以降は同社製のスマートフォンに採用されているCPU「Kirin」を製造できなくなると話した(ITmedia、WinFuture)。Kirinは同社の子会社であるHiSiliconが開発、製造に関しては台湾TSMCに委託している。TSMCは米国の技術を使用しているため、ファーウェイに製品を提供することはできない。Kirinプロセッサの製造はTSMCとの契約が切れる9月15日に停止するとしている。同社は近くフラッグシップモデルのMate 40(Pro)を発売する予定だが、この製品がKirinを搭載した最後のモデルになる可能性が高いとのこと。
ファーウェイは9月5日に、最新の5nmプロセスを採用した新型のKirinを発表するとの噂があるようだ。この噂によると製品名は「Kirin1000」になるそうで、9月末から10月にリリース予定だという(マイナビ、36Kr Japan)。
マイナビによるとMate 40に搭載されるのはこの「Kirin1000」であるらしい。Kirin1000はTSMCによる製造であるため、製造数は少量になるというのは前述した情報と同じとなっている。Mate 40の海外向けモデルではKirin1000の代替品として、MediaTek製のCPU(詳細不明)が搭載されるのではないかとしている。36Kr Japanによれば、MediaTek製のCPUは2021年に登場予定のP50に採用されるものではないかともいわれている。
関連ストーリー:
米国務省、中国ファーウェイ社員にビザ発給を制限すると発表
2020年07月21日
ファーウェイは追い詰められても特許裁判を利用して反撃する
2020年07月20日
米政府、8月から中国特定5社の製品を使う企業を取引から排除。日本は800社に影響
2020年07月17日
仏、伊、英で5Gネットワークからファーウェイ製品排除の動きが強まる
2020年07月15日
米政府、HUAWEIを輸出規制リストに追加。米製部品の調達が不可能に
2019年05月17日
Huawei、最悪の事態に備えて独自OSを開発していた
2018年04月30日

