Chrome 86 Dev/Canary、アドレスボックスにドメイン名のみを表示するテストを実施
Googleは12日、デスクトップ版Chrome 86(Dev/Canary)で一部のユーザーを対象に、Omnibox(アドレス・検索ボックス)のURL表示をドメイン部分のみにするテストを実施していることを発表した(Chromium Blogの記事、
Ghacksの記事、
Neowinの記事、
SlashGearの記事)。URLに細工してユーザーを混乱させる攻撃手法は無数にあり、Googleとイリノイ大学アーバナシャンペーン校の共同研究によると、ブランド名を含むURLパスを見たユーザーの60%以上がだまされるという結果が出ている。ドメイン部分のみの表示はこういった攻撃への対策の一つで、現実の使用でユーザーを悪意あるWebサイトへのアクセスに気付かせ、保護できるかどうかを確認するのが目的だという。
テスト対象になったユーザーの環境ではデフォルトでURL表示がドメイン部分のみになり、OmniboxをポイントしたときにのみフルURLが表示されるようになる。常にフルURLを表示するには、Omniboxのコンテキストメニューで「URL全体を常に表示」を選べばいい。
テスト対象になっていないユーザーは「chrome://flags」で「#omnibox-ui-sometimes-elide-to-registrable-domain」および「#omnibox-ui-reveal-steady-state-url-path-query-and-ref-on-hover」の両方をEnabledにすれば試すことができる。また、「#omnibox-ui-hide-steady-state-url-path-query-and-ref-on-interaction」をEnabledにすると、ページ内で何らかの操作をするまではフルURLが表示されるようになる。これらのフラグはChromium 86ベースのMicrosoft Edge Dev/Canaryにも用意されている。
ドメイン名のみの表示にするフラグは6月にChrome 85 Dev/Canaryで見つかり、話題となっていた。ただし、当時は上述の最初のフラグがなく、代わりに「chrome://flags/#omnibox-ui-hide-steady-state-url-path-query-and-ref」というフラグが用意されていた。なお、現在BetaチャンネルではChrome 85が提供されているが、対応するフラグは後の2つのみとなっている。
すべて読む
| ITセクション
| Chrome
| セキュリティ
|
関連ストーリー:
Chrome 85ではURLバーのドメイン名以外がすべてデフォルトで非表示になる可能性がある
2020年06月17日
Google Chrome、Web検索時にアドレスバー内に検索キーワードを表示するテストを実施
2020年02月06日
Google Chrome 77ではURLバーのEV証明書の組織表示を廃止へ
2019年08月13日
Chrome Canary、Web検索時に検索語句だけをOmniboxに表示する機能をテスト中
2018年09月24日
Android版Chrome 64、共有したWebページURLから不要なパラメーターを除去する機能が実装される
2018年02月23日
Google Chrome、URLの表示されないアドレスバーが標準となるか
2014年05月06日
Google Chrome開発版、アドレスバーを非表示にするオプション搭載
2011年05月22日
ChromeのUI改良、将来的にURL欄は非表示になる?
2011年02月22日