コロナ外出禁止で騒音が減った結果、鳥のさえずりに変化が起きる
都市封鎖で騒音が減った結果、鳥のさえずりに質的変化が起きたそうだ(ナショナルジオグラフィック日本版)。テネシー大学の行動生態学者リズ・デリーベリー氏は、長年スズメ目ホオジロ科の鳥「ミヤマシトド」を研究対象としてきた。同氏が興味を持っていたのは、ミヤマシトドの音声コミュニケーション能力にどういった影響を与えているかという点だ。新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、サンフランシスコでも外出禁止が発令されたため、デリーベリー氏らは、人のいなくなった場所を対象にしてミヤマシトドのさえずりを録音したそうだ。
この鳥は
必ずピーピーという長い音から始まって一連の複雑なトリルで終わる。さまざまに変化するトリルの部分を比較できるため、理想的な研究対象となっている
のだという。
都市部のミヤマシトドは、仲間に声が伝わるよう大きな音量でさえずるという特徴を持つ。その代わり歌の質は低かったのだという。ところがパンデミック前とパンデミック中のさえずりを比較したところ、都会の鳥たちのさえずりの質が高くなり、声に多くの情報が込められるようになったとしている。また静かになったことで、従来の2倍もの距離で声が届くようになったとしている。
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