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日本のミミズがアメリカに進出し落ち葉を食べつくす、さらに土中の微生物群の構成を日本型に変更

日本ではおなじみのアズマフトミミズがアメリカに進出した結果、生態系に影響を与えてしまっているという(ナゾロジーScienceDirect)。

日本国内の場合、ミミズは木が落とした葉を食べてフンに変えることで、窒素やリンといった栄養素を土に供給する役割を持っている。しかし、アメリカの場合、落ち葉の絨毯が地面にしみこんだ水の蒸発など防いでおり、落葉樹の種が発芽するのに必要な湿度を維持するために使われていたという。しかし、ミミズは落ち葉をあっという間に食べ尽くしてしまうため、土壌の乾燥や病原菌の蔓延を引き起こしたり、世代交代を阻害することにつながっているとしている。

またミミズは土壌を日本型に変化させてしまうという問題も指摘されている。ウィスコンシンの森林土壌を使った実験によると、アズマフトミミズが1年以上いた環境では、土壌細菌と真菌などの微生物群の構成が全く違うものになっていたとされる。これはアズマフトミミズの腸内にいた微生物群が広がった結果だとしている。

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