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米連邦地裁、「シャーロック・ホームズ」シリーズ最後の10作品で複雑に変化したホームズの人物像が著作権保護されると主張する訴訟を棄却

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米ニューメキシコ地区地方裁判所は18日、米国で「シャーロック・ホームズ」シリーズの著作権を保有するConan Doyle Estate LTD.がNetflixなどを訴えていた裁判を棄却した(裁判所文書Copyright Latelyの記事The Vergeの記事)。

原告のConan Doyle EstateはNetflixの映画「Enola Holmes (邦題: エノーラ・ホームズの事件簿)」および原作小説がシャーロック・ホームズシリーズの著作権を侵害しているとして、Netflixや映画製作会社、原作小説の作者や出版社を訴えていた。米国ではシャーロック・ホームズシリーズ後期の作品が現在も著作権保護期間内であり、原告が米国での著作権を保有している。

Enola Holmesはシャーロック・ホームズシリーズの作品には登場しないホームズの妹を主人公とした小説だが、ホームズも登場する。第1作は2006年に発表された。原告側はEnola Holmesで描かれたホームズについて、シャーロック・ホームズシリーズ最後の10作品(著作権保護期間中の6作品および出訴期限内の4作品)で人間味のある複雑な人物像に変化した後のものであり、この人物像が著作権保護の対象になると主張。さらに原告の保有する商標も侵害しているとして、損害賠償などを求めていた。

一方、被告側は原告が具体的に侵害されたと主張する表現や商標を示していないと反論。訴訟はパブリックドメイン作品の派生作品制作を妨げるものであり、著作権法の趣旨に合わないなどとして棄却を申し立てていた。

シャーロック・ホームズシリーズの登場人物については、保護期間が満了した作品で描かれた人物像は著作権保護の対象にならないとの判断が2014年に示されているが、今回は原告と被告が和解したとみられ、著作権保護の対象になるかどうかの判断は示されなかった。本件について原告側が再度訴訟を提起することはできない。

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