リーディングビュー

フォークボールの落ちる理由は「負のマグヌス効果」にあった。スパコンで解明

東京工業大らの研究チームの発表によると、野球で投手が投げるフォークボールが「落ちる」理由は「負のマグヌス効果」が起きていることが理由であると発表した。マグヌス効果は、回転しながら進む物体に対して揚力が働く現象(東京工業大学九州大学TECH+テレ朝news産経新聞)。

この負のマグヌス効果は、下向き垂直方向に働く力を指すという。本来、フォークボールはバックスピンの回転をしているため、マグヌス効果により浮き上がる軌道になる。しかし実際には浮き上がらず放物線に近い軌道となり、そうなる理由はこれまで分かっていなかったそうだ。今回の研究では、スーパーコンピュータ「TSUBAME3.0」を活用し、ボールに掛かる抗力などを計算した。

実験では時速151kmの球速と1分間の回転数1,100rpmのツーシームフォーシームの二つの球種を比較した。二つは同じ球速と回転数にもかかわらず、縫い目の回転の仕方の違いだけで打者の手元での落差が19cmも違うことが明らかになったとしている。

数値流体シミュレーションを行った結果、回転の途中、ボールの縫い目が特定の位置に来た時に負のマグヌス効果が発生することが分かったとしている。

すべて読む | スパコン | スポーツ | この記事をTwitterでつぶやく この記事をFacebookで共有 この記事をGoogle Plusで共有 このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:
スーパーコンピュータ「富岳」が完成、共用開始 2021年03月10日
富岳で飛沫シミュレーションで二重マスクは効果薄。正常装着時との差はわずか 2021年03月06日
中国科技大、光量子コンピュータの量子超越性を実証。Googleに次いで2番目 2020年12月07日
30、31日の横浜スタジアムでのコロナ対策に関する技術実証実験、入場数が実験の目標数に届かず 2020年11月02日
米オークリッジ国立研のスパコン解析で、COVID-19の「ブラジキニン仮説」検証が進む 2020年09月04日
富岳の試算によると東京の経済活動がほぼ停止した場合、約2週間で全国に経済影響が出る 2020年08月21日
理研など、新型コロナの飛沫感染シミュレーション結果を動画で公開 2020年06月04日

  •  
❌