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米国で感染経路不明な類鼻疽の症例

headless 曰く、

米国で感染経路不明な類鼻疽の症例が3件報告され、疾病予防センター(CDC)が調査しているそうだ(CDC のアドバイザリーArs Technica の記事SlashGear の記事)。

類鼻疽 (Melioidosis) は CDC が特にリスクの高い第 1 階層生物剤・毒素に分類する類鼻疽菌 (Burkholderia pseudomallei) の感染により引き起こされる。類鼻疽菌は熱帯・亜熱帯地域の土壌や水などに分布しており、主な感染経路は汚染された物質との接触による経皮感染と考えられる。

米国本土での症例は海外での感染者に限られ、研究室環境以外で空気感染や飛沫感染する可能性は低いとみられる。3 件の発生地はカンザス州・テキサス州・ミネソタ州と離れており、患者本人・家族ともに最近は米国本土から出ていないという。遺伝子分析の結果によれば、発生源は輸入製品や動物など共通のものであることが示されているが、現在のところ特定はできていないとのこと。

患者は男性 1 人・女性 2 人(大人 2 人・子供 1 人)で、3 月に報告された最初の症例は患者に慢性閉塞性肺疾患や肝硬変といった類鼻疽の重症化リスク要素があり、入院から 10 日後に死亡した。後の 2 件は 5 月に報告されたもので、1 名は現在も入院しており、もう 1 名は退院に向けた準備を進めている。

類鼻疽の症状は一定せず、今回は患者に渡航歴がないことから診断に時間がかかったようだ。そのため CDC では、発生地域への渡航歴がなくても類鼻疽の可能性を排除しないこと、類鼻疽が疑われる場合は培養検査を行うこと、培養を依頼する際には類鼻疽菌の可能性を伝えて注意喚起することなどを推奨している。

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