理研など4機関のチーム、4個の中性子だけでできた原子核を観測
あるAnonymous Coward 曰く、理化学研究所、ダルムシュタット工科大学、東京大学大学院理学系研究科、東京工業大学の共同研究チームが4つの中性子からなる原子核「テトラ中性子核」の観測に成功し、陽子を含まない複数個の中性子が原子核(いわば原子番号ゼロの原子核)を構成して存在できる新たな証拠を得た。
なお、本研究は、科学雑誌『Nature』オンライン版(6月22日付:日本時間6月23日)に掲載されている。
(プレスリリース)
今回はヘリウム8を生成し、それからヘリウム4を瞬間的に抜き取る手法がとられた。プレスリリースではこれをテーブルクロス(ヘリウム4)の上に乗った4個のワイングラス(今回観測されたテトラ中性子)を壊すことなく、テーブルクロスを引き抜く様子に例えている。(とても分かりやすい図)
中性子は単独では15分で崩壊し、2個の中性子も単独では存在できないことが分かっており、3個以上の中性子だけでできた原子核が存在できるのかと問は物理学上の問題となっていた。
一方で宇宙には中性子を主成分とするとされる中性子星が存在するが、その構造の理解には複数の中性子間の力や相互作用を知ることが重要と考えられている。
今回の観測により、ここ20年余り重要性が指摘されている三体核力、そして中性子星の内部構造や形成過程の研究が発展するものと期待される。
どうでもいいが、プレスリリースに使われている他の絵は普通の論文に使われるような図であるが、なぜテーブルクロスを引き抜く概念の図だけ雰囲気が大きく違うのを掲載したのはなぜ?
味があっていいんですが。
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