SATA ケーブルをアンテナとして電波を送り、エアギャップ環境からデータを盗み出す「SATAn」
headless 曰く、SATA ケーブルをアンテナとして用い、エアギャップ環境からデータを盗み出す手法「SATAn」をイスラエル・ベングリオン大学の Mordechai Guri 氏が発表した (論文アブストラクト、 論文: PDF、 Neowin の記事)。
インターネットから隔離されたエアギャップ環境でもマルウェアの攻撃に対して無敵ではなく、2010 年の Stuxnet をはじめとして被害が繰り返し報じられている。ただし、エアギャップ環境ではマルウェアの侵入に成功してもデータを外部に送信できない。Guri 氏はこのような環境でデータを外部に送信するさまざまな手法を開発しており、SATA ケーブルはその最新の手法となる。今回の実験で使われたのは SATA 3.0 インターフェイスとケーブルの組み合わせだ。
SATA 3.0 ケーブルからは 1 GHz ~ 6 GHz のさまざまな周波数帯域の電磁波が発せられるが、データ転送との強い相関関係がみられたのは 5.9995 GHz ~ 5.9996 GHz の範囲だったという。そのため、マルウェアがファイルシステムアクセスを継続的に実行するシェルコードを用いて発生させた電波に変調・符号化したデータを乗せて送信し、ソフトウェア無線 (SDR) 受信機を搭載したノート PC などで 5.9 GHz ~ 6 GHz の周波数帯域を受信して復調すればデータが得られる。
SATA インターフェイスは多くの PC が搭載しており、データ送信に特別な権限を必要としない。仮想マシン上で実行することも可能だ。このような攻撃を防ぐためには、多層のセキュリティにより最初の侵入を防ぐこと、エアギャップ環境の近くで無線受信機の使用を禁ずることが挙げられている。あまり現実的ではないが、電波の検出やジャミングといった手法も挙げられている。
すべて読む
| セキュリティセクション
| セキュリティ
| 通信
| ストレージ
|
関連ストーリー:
メモリバスが発する電磁波を利用してエアギャップ環境からデータを盗む「AIR-FI」
2020年12月22日
ハードディスクのシーク音を利用してエアギャップ環境からデータを盗む「DiskFiltration」
2016年08月18日
PCの冷却ファンのノイズを利用してエアギャップ環境からデータを盗み出す「Fansmitter」
2016年07月03日
イランの遠心分離機がサイバー攻撃を受けていた
2010年12月01日
台湾TSMCは、14日に開催した投資家向け説明会で、半導体サプライチェーンで過剰な在庫が見られるとの見解を示した。原因としては、PCやスマートフォン分野で、需要が縮小傾向にあることが原因だとしている。同社では2023年前半まで数四半期にわたって在庫調整が続く可能性があるとしており、2022年中に生産能力を高めるため400億米ドル以上を投じる拡張計画を縮小することも決めた模様(
木下グループから提供されているPCR検査キットで、PCR検査キットの製造年月日が書き換えられていたり、塗り潰されている事例がTwitter上で報告されている。ツイートだけでは詳細に関してはよく分からないが、行政などが無料配布してた同PCR検査キットでもこのような状況が起きているようだ(
以前から話題となっていたAppleの「MacBook」シリーズの
英国では記録的な熱波に襲われており、この影響により様々な被害が出ているようだ。19日には中部コニングスビーで40.3℃を観測。観測史上初の40℃超えとなった。このほかの34地域でもこれまでの最高気温を上回ったことが報じられている(
開幕まで1000日を切った大阪・関西万博(2025年開催)だが、
あるAnonymous Coward 曰く、