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放送衛星を許可を得たハッカーがジャック、認証はとくに必要なかった

米ラスベガスで8月14日まで開催されていた「DEF CON」で、廃止された衛星を乗っ取り、それを使って映画を放送することに成功したことが発表された。乗っ取りを実行したのはハッカー集団「Shadytel」。休止状態にあったカナダの放送衛星「Anik F1R」をHack RFと呼ばれる1500レアル(約4万円)のデバイスを使用して接続したという。これを使って地上に向けて映画を放送したり、ハッキングイベントの様子をライブストリーミングしたりしたらしい(Yahoo!Noticiasニューズウィーク日本版)。

Anik F1RはTelesat Canadaが以前運用していたもので2020年に引退していた。この衛星はほかの衛星との衝突を避けるため、墓場軌道に移動する予定だが、DEF CON時点ではまだ北米上空の静止軌道上に浮かんでいたという。ShadytelのメンバーであるKarl Koscher氏はこの段階にある衛星のセキュリティの状況に着目。今の時点なら放送機能が使えるのではないかと考えたようだ。そこで、事業者の許可を得たうえで衛星に信号を送ると実際に使えたことが分かったという。

一連のハッキングは、衛星のセキュリティ上のリスクを検証する研究目的で行われたが、衛星に放送を行わせるのに際し、認証はとくに必要なかったという。なお衛星へ電波を送るにあたり、事業者の協力を得て、送信設備を借り受けているとのこと。

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