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物事をシンプルにするはずのeSIMで複雑なことに

Apple は米国で販売する iPhone 14 / 14 Pro で SIM トレイを廃止し、eSIM が物事をシンプルにすると述べているが、The Verge の Allison Johnson 氏は eSIM に切り替えたら複雑なことになってしまったそうだ (The Verge の記事)。

携帯電話をレビューする際に極力自分の SIM を使用するという Johnson 氏はそれまで eSIM を使用したことがなかったが、iPhone 14 のレビューをする際に軽い気持ちで eSIM に切り替えてしまったという。iPhone での eSIM への切り替えは画面の指示に従うだけでよく、キャリアに連絡したり店に行ったりする必要もない。iPhone 同士の eSIM 転送も画面の指示に従うだけで簡単に完了するそうだ。

しかし、iPhone と Android 間の eSIM 転送は両方向ともに少し複雑で、キャリアへの連絡が必要となる。Johnson 氏は利用しているキャリア Verizon の eSIM サポートページを参考に、カスタマーサービスに電話をかけて eSIM 転送を試みたという。しかし、端末を移動すべき電話番号を使用して電話をかけてしまったため、サポート担当者が転送作業を開始したとたんに電話が切れてしまう。そのまま数分待ってみたが、どちらの端末も回線につながらない状態が続き、結局 The Verge 編集部の有線電話からカスタマーサービスに電話して処理を完了することになった。

その数日後、また別の端末に eSIM を転送する必要があり、今度は両方の端末に Verizon アプリをインストールしてから転送作業を開始したという。しかし、転送作業を開始するとオンライン認証プロセスが完了できないと言われて先に進めない。再びカスタマーサービスに電話をかけることになったが、今度の担当者は手順を完全に把握しており、回線が切断される前に設定の完了に必要な QR コードを電子メールで送ってきたそうだ。手順に従って設定を進めたところ、数分後には新しい端末で回線が利用可能になったとのこと。

Verizon は Android ユーザーが自力で eSIM 切り替えを可能になるセルフサービス機能は 2023 年の初めに My Verizon アプリに搭載されると説明しており、Apple が進める eSIM 移行にキャリアが追いつくには時間がかかるとみられる。そのため、Johnson 氏は毎週端末を変更するケースは特殊だとしても、eSIM への切り替えを避けられるなら避けることを多くの人に推奨している。また、自身もまた Verizon に電話して物理 SIM に戻すよう頼むかもしれないとのことだ。

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