「オールドショック」の意味が捻じ曲がった原因はWikipediaか
1981年に起こった「オールドショック」には間違った解釈が広まっていたことがあるという。その間違った内容は、日本消費者連盟がサントリーオールドの成分調査を行い、その結果、ウイスキーとは呼べないような成分が含まれていたことが問題視されたというもの(けざわメモ)。実際にはこの説明はデマであり、虚偽の情報だった。実際の「オールドショック」とは、ある時期を境にサントリーオールドの売上が大きく下がったことを指す言葉で、日本消費者連盟はこの事件とは無関係だった。この問題を検証したけざわメモの記事によると、前述のような誤った情報が広まった背景には、Wikipediaにあった記述に原因があるのだという。
けざわメモでは、Wikipediaの編集履歴を通じて「オールドショック」に関する記述の移り変わりを検証している。この記事によると、2015年4月18日時点のA版では、「焼酎やワインの台頭、輸入ウイスキーの価格低下によってオールドの売り上げが落ちた。これがオールドショックである。」という趣旨で記載されており、この時点ではWikipediaの記述は正確だったそうだ。しかし、その後の2015年5月2日時点のB版では、「ほんものの酒を!」という書籍に基づいた混ぜもの疑惑に関する文章が挿入され、オールドショックと混ぜもの疑惑が結びついてしまったという。
これは事実とは異なる情報が合成されて生まれてしまった問題であり、Wikipedia内の規則で禁止されている「情報の合成」という行為であるという。混ぜもの疑惑とオールドショックの関係を示す出典が存在しないにもかかわらず、誤った情報がWikipediaに残されてしまったことを示している。このような情報の合成はWikipediaの編集ガイドラインに反するもので、記事の著者であるkezawa氏は、Wikipediaの編集者に対し、ガイドラインに則った編集をするよう呼びかけている。
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