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硬水を噴霧化処理で簡単に軟化させる技術

岐阜大学教育学部家政教育講座の久保和弘教授とTKSは27日、硬水を軟化する新しい手法を発表した。硬水の使用は、カルシウムの過剰摂取や配管に影響を及ぼすなどさまざまな問題を引き起こすことがある。既存の処理技術はあるもののそれぞれに課題があった(東海国立大学機構リリース[PDF]PC Watch)。

研究グループは、硬水の気液界面積を最大化することで、過飽和二酸化炭素(CO2)を揮発させて炭酸カルシウム(CaCO3)の沈殿を促進する方法を考案。実験の結果、硬水を大気に噴霧すると、収集された水に白い沈殿物と微細な泡が生成され、水のpHの上昇やカルシウムイオン(Ca2+)濃度、電気伝導度の減少が確認されたという。特に、硬水の高度が高い場合や噴霧化処理時間が長い場合、温度が4℃より20℃の場合に、より顕著な効果が得られたとしている。

また、処理後に収集した水を静置しておくと、徐々に白色沈殿物が増加し、Ca2+濃度は減少。得られた軟化水のCa2+濃度は、EU加盟国のガイドラインの推奨範囲内にほぼ収まったとしている。研究グループは、この技術によって硬水を簡単に適切な硬度に軟化できることから、軟化技術を応用した製品の開発を予定しているという。

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