根が深い「リニア」と「のぞみ」&「静岡空港」
リニアのための準備工事現場を視察に行った川勝知事が、またTVカメラの前で吠えていた。
「静岡県がリニア工事をわざと遅らせていると言いふらしている」と、国土交通省の局長や次官、JR東海の社長などの個人名を呼び捨てで激怒していた。川勝知事を支持する塾長としては、溜飲が下がる思いだった。
喧嘩川勝、もっとやれ、という気持ちだ。
「静岡県がリニア工事をわざと遅らせている」という批判には、それのどこが悪いと言いたい。
新幹線の路線で最長の用地を提供しているのは静岡県であるにも関わらず、特急の「のぞみ」が停車する駅が1つもないのはふざけている。
リニアも静岡県を通過するのに、駅は1つもない。水資源が一方的に被害を被るのに、JR東海は加害者だという意識が全くない。リニアは国家プロジェクトで、こままだと予定通りの開通が遅れるという主張の一点張りだ。
実は、静岡空港の地下に新幹線の駅を新設して、空港の利便性を高めようという計画があったが、JR東海は全く協力しようとはしなかった。そのしっぺ返しをしているのが真相だろう。
リニアの準備工事不許可の論拠に条例を盾にするのは、法律論争としては確かに筋が悪い。
しかし、そんなのは喧嘩の口実に過ぎない。
川勝知事の任期は後1年なので、知事が変われば方針も変わるだろうと国土交通省もJRも考えているだろうが、そうはさせない。ぶれない知事の姿勢に大井川流域の市長も市民も信頼を寄せている。
県西部も東部も川勝知事の支持率は高い。静岡市の田辺アホ市長だけが、リニア賛成を表明しているが、彼も「清水区の新病院建設とん挫」で追い詰められていてそれどころはない。
川勝知事が再選されれば、あと5年はリニア工事はできない。そのころには国土交通省の局長も次官もJR東海の社長もとっくに入れ替わっている。