手元にステキな数Ⅲ微積参考書がある。
著者は入試数学指導では、第一人者ともいえる人物で、「高校の数学教師」の中にもファンが多い。
数Ⅲであつかうグラフの図が、コンピュ-タ-グラフィックを駆使して一堂に会していて、その美しさにワクワクする。
高校数学教師に対する指導上のアドヴァイスも書かれていて、「普通の高校生」がよく使うような類の本ではない。
昨日、この著者の大学入試用テキストをセノバジュンク堂に買いに行ったところ、「うち(ジュンク堂)の問屋では扱っていないので、購入できない。」と言われた。
ジュンク堂は品そろえでは日本一の大型書店で、東京の大型書店でしか扱わないマニア本も手に入る。
そこでも扱わない出版社ということだ。
だが、塾長は東京神田三省堂本店で見つけて入手したのだから、東京の高校生受験生は入手できる。
三省堂本店のすぐ近くの駿台予備校本部校舎に通う受験生も、見逃さない。
「入試重要情報に関するアクセス」という点で、地方の受験生は東京の受験生とハンデが生じる。
東大入試数学問題は、新時代を迎えて「定型問題は出さない」と宣言している。
解法暗記型の東大生を排除するためだ。
東大理系数学問題は、すでに静高の現役東大受験生には解けない。
1題も解けないで泣いて帰ってくるという状況が今後も続く。
文型数学問題も同様だ。
2020年の大問4など、文系で時間内に完答する高校生など一体どこにいるのか、という感じだ。
理系との共通問題なので理系生には完答者がいたらしい。
ただし、これらの受験生は「数学オタク系」で冒頭の「数Ⅲ微積参考書」も読んでものにしている。
対応策としては、新星でもこれをテキストとした教材を使うしかない。
数Ⅲオリスタ問題集のように定番問題、定型問題中心の受験対策では、もう東大受験は無理だろう。
では京大や最近メキメキとレベルを上げてきた名古屋大学はどうかと言えば、打倒東大で同じ路線を歩み始めている。
勘弁してよ!と田舎の受験生は嘆くしかない。
だが、打つ手は無限にあるものである。