国公立大入試の共通テスト得点で、足切り実施か否かを予測するのは、ある種のギャンブルだ。
大手予備校で出す冊子に「足切り実施のもよう」と書いてあっても倍率が低くてない場合もあるし、「実施はない見込み」と書いてあっても予想外の高倍率で実施される場合もある。
大手予備校の足切り予想も「合格可能性判定」と同様に当てにならない。
浜医医学科も「足切り実施の見込み」と河合塾は予想したが蓋を開けてみると倍率3.7倍で足切りなしだった。
足切り該当ラインの得点しか取れなかったことが、そもそも失敗なのである。
だからこそ念には念を入れて「共通テスト」の準備をしなければならない。
今年の「共通テストの難易度設定」は完全な失敗だった。
本来平均点が50点(5割)程度の難易度とすると決められているのに、5割の平均点を達成したのは化学B(理系用)だけであった。
他の科目の平均点は軒並み高く、総合平均点も去年よりも高い。
かなり平均点は下がると見ていた全ての予備校、高校の予想は完全に外れた。
毎年、波乱の最大の要因である数ⅡBは、近年にはないくらいの高い平均点だった。
国語、英語、地理歴史も目標の5割よりもかなり高い平均点になっている。
これはコロナによる全国一斉休校を考慮して、問題を作り直した可能性が考えられる。
当初は「今からでは問題変更は無理」と突っぱねていた大学入試センタ-も、密かに対応したのだろう。
来年の共通テストは必ず難易度を上げてくるはずだ。
当初の目標通りの「思考力重視」のとんがった問題が出されると予想した方がよい。
今年は浪人層の絶対数が少なかったので、難関国公立大や医学科の倍率が低かった。
やはり最初のチャンスを逃さない生徒が現役で受かっていく。