今日の朝日新聞の朝刊で共通テストの数学問題について批判をしていた。
数ⅡBの空間ベクトル問題で最後の問題、正12面体の該当四角形が「正方形」であることは、知っている生徒なら即答できるとSEG講師が指摘している。
本来は記述式でその回答の過程を書かせる問題であり、選択式の共通テストに出すべきではないという趣旨だ。
正12面体はかつて高校入試問題として、開成高校で出題されたことから「高校入試用教材」として研究が頻繁にされてきた。
特に正12面体の体積を出すためには「中心部分にある立方体」の上にのっている「屋根型」の体積を出す。
これは高校入試の空間図形問題としてうってつけの練習になるので、新星でも必ずやる。
中心部分が立方体であることは常識で、その1面は正方形なので、この問題は瞬殺なのである。
今、常識と書いたがそれは難関私立中学や難関私立高校の受験生ならではの常識である。
静高の3年生ならほとんど知らないだろう。
このように数学も知識力の勝負でもあるので、思考力勝負の共通テストでも知識型の問題は必ず出されると考えておいた方がよい。
共通テスト数学問題で批判されるべき点は「数学の本質とは無関係な駄文をだらだらと続ける問題文」にある。
会話形式で「教師と生徒が討論をしている会話文」を読んで解答する形式が「思考力」を試すものだと勘違いしてるアホどもが、問題を作成していると考えるとうんざりする。
数学の問題文は簡潔であればあるほど「思考力」が試されるのである。
この「だらだら会話文形式」は、おそらく文部科学省の小役人の入れ知恵だ。
ここで断言するが「共通テスト数学問題」は、必ずセンタ-試験問題に限りなく回帰していく。
なぜならセンタ-試験数学問題は「思考力を問う傑作問題」であったからだ。
問題作成者は短期間でどんどん変わっていく仕組みなので、気が付いたらセンタ-入試問題で育った数学者が、センタ-型傑作問題を復活することになっているに違いない。