彼の得点開示の結果は、予想よりもかなり高いものだった。
理Ⅱ合格だが理Ⅲ(医学科)の合格最低点を上回っていた。
高得点の理由は、英語で得点率85%という成果を収めたためだ。
理科は65%程度、数学は50%程度なのでかなり余裕のある合格だ。
実はこの得点比率は、東大理系合格者の典型的な黄金比で、必勝パタ-ンとされている。
そこで英語に強くなるコツを聞いた。
東大入試にかかわらず難関大学英語の必勝法は「英文読解」に強くなることだという当たり前の回答だった。
一にも二にも読解力を高めることだという。
これも当たり前で答えになっていない。
そこで補足すると、王君は畑中君と並んで静高理系生では抜群に国語が得意だった。
英文読解で和訳を書くときにどうしても国語力、日本語作文力が必要になる。
彼が言うには問題演習をするときに模範解答をみて「構文分析で間違っていなければ、気にしなくてよい。日本語が模範解答と異なるのは気にする必要はないので、自分の理解した内容を日本語で書けばよい。」
ここで日本語作文力が威力を発揮する。
また彼は英語読解は楽しみとしてやっていた。
これは全ての科目に共通することだが、受験勉強でも楽しみながらやることが大事だ。
他の科目の勉強に飽きたときに「息抜きに楽しんで英語を読んだ。また読みながら英単語の確認も同時にやっていた。」
英単語は読解をやりながら確認するという方法は多くの東大生が言うセリフだ。
これは単語集で覚えた単語が実際の英文文脈のなかでどのような意味で使われているか、それを判断吟味しながら読んでいくことが、読解力の向上にも繋がるという意味だ。
最近の英語入試問題には小説が出題されることが少なくなったが、東大ではまだ必ずと言っていいほど小説は出題される。
夏休み中に、自分で気に入ったペーパ-バック小説を買ってきて読むのもお薦めだ。