進化し続ける高校数学参考書 牽引する駿台系教師 長岡先生 清先生
高校数学の参考書は最近、進化が著しい。
進化系参考書の特徴は、
①とにかく分厚い。
②問題の解法テクニックよりも、数学の本質についての解説に力点が置かれる。
③グラフや立体見取り図が全てコンピュ-タ-グラフィックで描かれていて、美しい。
④文章が奥が深くて、解りやすい。
⑤駿台系教師が執筆している。
この傾向の先鞭をつけたのは、長岡亮介氏だ。
①②は定理や原理を出来るだけ遡って解説するために、ページ数をケチらずに書いているためだ。
青チャが厚いのは、練習問題の解答ページが多いためで、参考書と言うよりも問題集という性格のためだ。
受験が終われば青チャはゴミ箱行だが、長岡先生や清先生の著書は、数学の本質を常に語りかけていて、大学で学ぶ数学にも、自然に導いてくれる。
だから、いつまでも手元に置いておきたいと思わせる。
③は最近顕著な傾向で「本物の数学」を志向する以上は、本物のグラフを見せる必要があるという信念から生まれている。
コンピュ-タ-グラフィックで描かれる各種グラフは「数学は美しい」という本質を、視覚的に強烈に
示している。
④は長岡先生の真骨頂で、俳句短歌、外国語にも堪能なマルチ才人ならではの名文が味わえる。
だが、重要なことがさりげなく書かれているので、その意味が理解できるまで、何度も読み返さないと価値がわからない。
⑤は東進予備校を意識している。
駿台は高度な教育機関であり、真のエリ-トの養成機関であるというプライドが、にじみ出ている。
金儲けが全てだという東進予備校に対するあからさまな侮蔑だ。
長岡先生の分厚い参考書は必ず本屋の目につく位置に置いてあるので、是非購入してもらいたい。
清 史弘先生のもっと分厚い本も必ず置いてあるので、挑戦することを薦める。