大手予備校の平均点予想が出た。
大手予備校と言っても、東進と代ゼミは参考にはならない。
河合と駿台だけで比較すると、去年の数学で駿台は、河合よりも大幅に高い平均点予想を出して、大きく外したために赤恥をかいたが、今年は一転して低めの平均点を出している。
比較すると
数ⅠA 河合塾57点
駿台 51点
数ⅡB 河合塾63点
駿台 57点
さて今年はどちらが正解でしょうか。
それにしても、数ⅠAの大幅アップはすさまじく19点も一気に上がっている。
数ⅡBもそれに負けじと20点の急上昇だ。
3年かかってやっとまともな平均点に落ち着いた。
その反面、英語と国語は平均点が下がっている。
英語の読解問題は52点で10点もダウンしている。
英文自体は難しくはなっていないが、イラストやグラフ、表を交えて、多面的に思考する力を試す「知能問題」の傾向が色濃く出てきた。
意外なのは理科で、化学が去年と同じ48点と依然として難易度が高い。
理系の全学部指定科目なのだから、もう少し簡単にしてもいいはずだ。
最大のサプライズは生物の38点で、去年から11点も大幅に低下している。
物理が66点と6点アップしているので、その差は28点に開いた。
物理と生物は得点調整の対象になる可能性が高い。
だが、この格差の実態は、理系では優秀な生徒は皆さん物理を選ぶが、数学が苦手な生徒は生物を選ぶので「地頭の差&勉強量の差」だとも言えなくない。
物理選択と生物選択で大きな影響が出るのは、医学科入試だ。
去年は物理と生物の差が12点で今年よりも小さかったが、医学科入試では合否にかなり影響が出た。
今年の28点差はその2倍以上なので、さらに決定的な影響が出るだろう。
得点調整をする場合「地頭と勉強量」の差を、どのように考慮するのか知りたいものだ。
勉強量の差を帳消しにするような得点調整は、逆差別になる。
受験生はそこを主張するべきだ。
18歳以上は選挙権があるので、与党も無視するわけにもいかない。
綜合点は理系で40点ほど上がっているが、数学の平均点だけで40点も上がっている割には、上がり方が少ない。
英語と国語が足を引っ張ったからだ。
だが、成績優秀者層は大幅に上がっているはずなので、国立難関大と国公立医学科のボーダ-ラインは確実に上昇する。
さて静高生はどうなるかと言えば「総合点は大幅に上がる」と断言する。
「静高生の負の宿命である数学」がこれだけ簡単になれば、確実に急上昇する。
だが、ライバルの超優秀高校の生徒は、さらに平均点をアップさせているので、受験校の最終決定は慎重にしなくてはならない。
共通テスト結果を受けた受験校の選定は「難化した年は強気に、易化した年は慎重に」が原則だ。
センタ-入試の時代から、静高生は易化して平均点が上がった年は、調子に乗って強気になりすぎる傾向がある。
強気に出すぎると、苦手な数学記述問題で足をすくわれる。
超一流進学高校は、前期記述問題に焦点をあてて勉強しているので、数学記述問題はメチャ得意なのだ。
準一流進学高校の静高は、数学記述問題で彼らとガチバトルになるのは避けたほうが良い。今のところは。