最初に言っておくが、静高の英語授業は「英語力」の向上にも「英語の受験力」にも、何の役にも立たない。
個々人が、学校カリキュラムとは独立した方法で勉強しないと、英語力は1ミリも向上しない。
もっともこれは静高に限らず「全ての公立高校」に共通する事情なので、仕方ない。
多くの静高生が数学で悪戦苦闘するため、英語学習の個人的な時間が取れない。
新星でも「まず数学で高得点を取らないとクラス順位や学年順位が上がらない」ので、数学優先になりがちだ。
その点の反省を含めて、今年のカリキュラムは最重要な部分に絞って英語授業を進めたい。
優先順位を上げると
①英語はまず一にも二にも、必須英単語の暗記に始まる。
夏休みまでに、共通テスト必須単語は全て覚えてしまう。
その時に、単語の発音と意味をセットで覚えるが、一単語一意味が原則だ。
②英文は「辞書なしで制限時間内で読む」が鉄則である。
辞書で調べながら英文を読む人間は、一生英語読解力が着かない。
だから静高教科書の予習は無意味以上に有害だ。
③速読練習と音読練習は必ずセットで行う。
音読は音で英語を理解するための必須練習で、リスニングの力を高める。
自分の音読速度以上のリスニングはできない。
④速読は「かたまりごとに理解する」。
当然、日本語の語順とは異なる「不自然な日本語」になるが、気にする必要はない。
共通テストの英語問題には「英文和訳」はない。
⑤「かたまりごとに」に理解するために、スラッシュ訳法を使うが、教材には最初は「標準的スラッシュ」が入れてある。
慣れてくると、このスラッシュ幅が長くなり、それに比例して読解スピ-ドもどんどん長くなる。
⑥一応スラッシュ訳は入れるが、これは音読するときに意味も同時に頭の中で把握するためだ。
⑦スラッシュ単位で音読を繰り返す。
この作業に全てが掛かっているが、忠実に反復する生徒は稀だ。
だから個々人の読解力に大差がつく。
この作業は、各家庭でやるもので、自習室でやるものではない。