医師を目指す受験生へ 弱点を放置すると「命取り」になる
医師を目指す受験生は、自分の弱点を放置すると「命とり」になる。
これは一般論ではなく、具体的な事例に元づく大原則だ。
共通テストでは、国公立医学科以外の学部なら、弱点科目があってもある程度得意科目でカヴァ-できる。
ところが、医学科は共テ総合点のボーダラインが85%以上のところがほとんどのため、80点未満の科目が複数あると、他の得意科目でカヴァ-できない。
特に理系は化学で85%の以上の得点は、至難のわざだ。
とすると国語英語社会に80%取れない苦手科目があれば、総合点で85%は超えない。
苦手を放置すると、2年、3年の浪人はあっという間である。
苦手を放置する生徒は中学時代からその傾向が強い。
心理学者アドラ-によれば、苦手克服のような苦痛を伴う挑戦を行う性格は、10歳くらいまでに形成される。
それを過ぎると、困難にぶつかるたびに挑戦して乗り越えようとするタイプと、逃げ回ろうとするタイプにはっきりと別れる。
毎回逃げ回ってばかりいる生き方をアドラ-は「負のライフスタイル」と呼ぶが、簡単に言えば「負け犬根性」だ。
その特徴は、
常に言い訳を繰り返す。
他人のせいに転嫁する。
医師がオペでミスして「今回は運が悪かったが、次に成功すればいいさ。」では済まされない。
「私はミスしませんから。」が当然の態度だ。
苦手科目を持つ生徒は、計算力、単語語彙力など反復練習が必須の能力に欠点がある場合が、多い。
同じ動作同じ処理を正確、迅速に繰り返すことのできる人間は、ゾーンに入るコツを知っている。
ゾ-ンとは集中力が極限まで高まった無我の境地であり、周囲の音も聞こえなくなる最高度の状態である。
集中しながらリラックスしている。
凡人はなかなかゾーンに入るのは難しいが、自分を追い込む状況を作ることで、ゾ-ン体験が出来る。
その格好の機会が校内テストだ。
特に静高の中間期末テストは科目数が異常に多いので、常識的に全科目で高得点できるとは思えない。
だが、それをやってしまう生徒がいる。
テスト週間には飲まず食わずで10時間以上連続学習できる。
ゾ-ンを未体験な生徒は、今度の中間テストはその絶好の機会だ。