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中2重要 歴史論述室町2

問題49に「馬が荷を積んで関所を通過する図」がある。
馬は何のために荷を積んで、どこへ行くのだろうか?
馬を引っ張っているのは馬借という運送業者だが、彼らは寺社の門前で開かれている市に商品を運び込んでいるのだ。
大きな寺社の門前通りは、参詣参拝のための信者が行き来していて「一定の交通量」が確保される。
このような常に人通りの多い場所は商売をするにはもってこいの場所で、今の静岡市呉服町通りのようなものだ。
さらに寺社が行う祭りなどの時には、大勢の民衆でごった返す。
小売店はますます繁盛する。
当時の小売店はいまのように常設ではなく日を決めて定期的に営業していたので、十日市とか五日市と呼ばれた。
今の四日市や十日市という都市の名前もそこから来ている。
この門前通りに店を開く者たちから、税を取り立ててりたのが寺社である。
さらに、市に荷を運ぶ馬借と呼ばれた運送業者からも通行税を取り立てていた。
それが関所で、重要路には何か所も関所が設けられていたので、馬借にはその税も大きな負担になっていた。
そこで町金融の土倉や酒倉に借金をして、馬のレンタル料や関所税を賄っていた。
その町金融に資金を融資していたのが、これまた寺社であった。
このように金融資本として三重、四重にも資金を運用していたのが大寺社であった。
その大きな影響力を苦々しく思っていたのが「あの人物」である。
彼の行った例の「大虐殺」にはこのような背景があったのである。
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中2重要  今日の授業 歴史論述問題49は超重要

今日の冬期講習歴史論述問題は問題49で「日本経済の大転換点」にあたるテ-マを扱っている。
数学理科英語だけが新星ゼミが得意とする分野ではない。社会科も超得意なのだ。
さて、問題49は室町時代に「日本の経済がどのように大転換をとげたのか」を示す全体図が描かれている。
まず「土倉と酒倉」は市中、つまり一般民衆や武士に金を貸す民間金融業者だ。
ところが、貨幣は流通する過程で劣化が進み、欠けたり割れたりする。これをビタ銭といい価値が大きく落ちるので額面の半分や3分の1で取引される。すると流通する貨幣の実質量が減少する。
さらに壺などに大量にため込んでしまう金持ちもいて、大量の貨幣が退蔵される。
ここでも貨幣流通量が減る。
そこで常に貨幣を供給する必要がある。
その役割を担ったのが、大寺院や大神社だ。
彼らは船団を組んで明まで出かけていき、大量の明銭を輸入した。
現代の日本銀行のように「通貨量の供給者」として日本の貨幣経済をコントロ-ルしていた。
日本銀行は民間に直接融資はしないが、当時の寺社はメガバンクとして大口融資の主体を担った。
町金融の主体であった土倉や酒蔵という高利貸にも、資金を提供していた。
この高利貸が後に騒動の火種となる。
さらに寺社は物販や運送に対しても大きな影響力を持っていた。
それは次のブログで。
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