緊急事態宣言と大学入試
首都圏で緊急事態宣言が発令される可能性が高まった。
文部科学省は「共通テストだけは絶対にやる。」と宣言しているので、そこは心配ない。
だが、それ以外の私立大入試と前期試験は、感染の拡大状況次第でどうなるか不透明だ。
まず従来からセンタ-入試を利用している私立大は、最悪の場合は共通テスト利用1本に絞りこむだろう。センタ-入試同様に共通テストの入試問題は質が大変に高いので、「共通テスト」だけで選抜しても全く困らない。
私立大間で入試問題や選抜方針に差はあるが、慶応大以外は「共通テスト利用」で混乱は回避できる。
私立の雄、早稲田大と慶応大では差が出る。早稲田大学は政経学部など数学必修に切り変えているので、入試科目が既に国立型だ。慶応大は「共通テスト無視」を貫いているので、独自入試を実施しないといけない。
交通機関の運行計画や会場の確保に不安が残る。
国公立大は最悪の場合、入試日程を遅らせる事もありうるが、もともと私立に比べて試験日が遅いので、限界がある。
地方の国立大は共通テストだけで合否判定するかもしれない。
それでも実質的には合格者の質に大差はないだろう。
さて、東大と京大はどうするか?
国公立医学科は大部分が推薦入試を長年やっていて、推薦はほぼセンタ-入試の得点だけで合否を決めてきた。
その合格者の能力の高さが解っているので、「共通テスト」だけで全合格者を決めても全く問題ない。
ただ、共通テスト失敗者に敗者復活の機会がなくなるだけだ。