今年の1月実施の共通テスト地理で、大問2番はまるまる「エネルギ-問題」だった。
高3生には種本の「環境問題」に関するページを指定して「ここから出るから熟読しておくこと」と指示しておいた。
実際にCMTのP85にある図が「そっくりそのまま」出題されている。
地理共通テスト問題の第2題、問4に発電量に関する世界ランキング上位5か国の表がある。
総発電量に対する化石燃料に依存する割合を見ると、ドイツは53%だが、化石燃料の25%はLNG液化天然ガスだ。
EU内ではイギリス、イタリアはさらに高くそれぞれ4割程度である。
このLNGはロシアからパイプラインで運ばれて来る。
EUでは、フランスを除いてほぼすべての国が原発廃止が規定路線となり、火力発電への依存度がさらに高まっている。
火力発電用燃料は「脱二酸化炭素」の世界的運動の中で、脱石炭、脱石油へと大きく方向転換している。
頼みの綱は二酸化炭素の排出量が少ないLNGである。
ところがEU全体では、LNGの4割をロシアに依存していて、ロシアからのパイプラインが止まると、EUは生きていけない。
プ―チンが「NATOがウクライナへの侵攻を妨害すればパイプラインを止めるぞ。」と脅しているので、ますます手が出せない。
プ-チンが世界で一番恐れていた人物は、アメリカの腰抜け大統領バイデンではない。
ドイツの「鉄の女」メルケル首相だった。
彼女が引退した今、EUにもNATOにも強いリーダ-シップでプーチンと対決出来る指導者はいない。
プ-チンはこの「不撓不屈の鉄の女メルケル」が、引退するときを虎視眈々と狙っていたのだ。