今回の事件と虎の門事件
今回の事件でとっさに連想したのは、虎の門事件だ。
昭和天皇がまだ皇太子の時代、国会の開会に合わせて、自動車で虎ノ門近辺を通過した時、 散弾銃で狙撃した人物がいた。
皇太子(のちの昭和天皇)は無傷だったが、侍従長が負傷した。
その後が大変だった。
時の山本権兵衛内閣は総辞職し、警備の最高責任者である警視総監と実務担当者の警務部長は「懲戒免職」となった。
この2人は官界から永久追放された。
犯人の父親は国会議員だったが、絶食して2年後に死亡した。
犯行に使った散弾銃はステッキに仕込んだもので、今回の散弾銃も目立たないようにバッグにしまえるものだった。
警察関係者(特に警察OB)は一様に、警備担当者の大失態と非難している。
県警本部長は辞任するだろう。
この虎の門事件は不思議なことに、今回の事件と繋がっている。
犯人の父親が選挙区としていたのが山口県で、その選挙区を後に岸信介氏が引き継ぐこととなる。
安倍晋三氏の祖父である。