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Intel、AMD プロセッサーに影響する Windows 11 のバグを利用して第 12 世代Core プロセッサーのパフォーマンスを強調?

著者:headless
2021年10月31日 19:24
Intel は 10 月 27 日に第 12 世代 Core プロセッサーファミリーを発表したが、Core i9-12900K プロセッサーのパフォーマンスを強調するために Windows 11 のバグを利用したのではないかと指摘されている (Neowin の記事Charlie Demerjian 氏のツイート)。

Windows 11 では AMD プロセッサーのパフォーマンスに影響する問題が 2 点確認されていた。その一つはL3キャッシュのレイテンシーが 3 倍に増加することがあるというもので、ビルド 22000.282 で修正された。もう一つは UEFI CPPC2 (優先コア) がスレッドのスケジュール割り当てでプロセッサーの最も速いコアを優先しないことがあるというもので、AMD Chipset Driver 3.10.08.506 で修正されている。

Intel は発表時のスライドで Core i9-12900K を Core i9-11900K および Ryzen 5950X と比較しているが、その後公開されたパフォーマンスデータによると測定日は 10 月 14 日となっている。しかし、ビルド 22000.282 (KB5006746) が Windows Insider 向けに提供開始されたのは 10 月 15 日であり、一般提供開始は 10 月 21 日だ。AMD Chipset Driver 3.10.08.506 の公開も 10 月 21 日であり、いずれも未適用の状態で測定したことになる。

なお、KB5006746 は現在のところオプションのプレビュー版更新プログラム (リリース「C」) として提供されている。実際に間に合わなかったのか、わざと適用しなかったのかは不明だが、スラドの皆さんのご意見はいかがだろうか。

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Microsoft が発見した macOS の脆弱性「Shrootless」

著者:headless
2021年10月31日 17:31
Apple が先日修正した macOS の脆弱性 (CVE-2021-30892) について、発見者の Microsoft が解説している (Microsoft Security Blog の記事Neowin の記事Ars Technica の記事The Register の記事)。

Microsoft が「Shrootless」と呼ぶこの脆弱性は、攻撃者が Mac のシステム整合性保護 (SIP) をバイパスして任意コードの特権実行が可能になるというもの。SIP は非常に強力だが、システムアップデートなど特定のケースではバイパスが必要となるため、Apple はいくつかのエンタイトルメントを用意している。中でも com.apple.rootless.install と com.apple.rootless.install.inheritable は強力で、前者は SIP によるファイルシステムチェックを完全にバイパスし、後者は前者を子プロセスに継承する。

Shrootless 脆弱性はcom.apple.rootless.install.inheritable エンタイトルメントを持つ system_installd デーモンにより引き起こされる。system_installd はApple の署名入りパッケージ (.pkgファイル) をインストールする際に呼び出され、パッケージがポストインストールスクリプトを含む場合、デフォルトシェル zsh を呼び出してスクリプトを実行する。

zsh は起動時に /etc/zshenv ファイルを探し、見つけたらファイル内のコマンドを自動で実行するため、攻撃者は攻撃用のコマンドを記述した zshenv ファイルを作成して待っていればいい。各ユーザープロファイルの ~/.zshenv は zshenv と同じ動作をし、書き込みに特権が必要ないため、より容易な攻撃が可能になるとのこと。

Shrootless 脆弱性は 10 月 25 日リリースの macOS Monterey 12.0.1 / Big Sur 11.6.1 / 2021-007 Catalina で修正されている。

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ソフトバンクグループ「ビジョン・ファンド」日本企業に初投資

著者:headless
2021年10月31日 15:38
バイオベンチャー企業アキュリスファーマは 10 月 28 日、SoftBank Vision Fund 2 をリード投資家とするシリーズ A ラウンドで総額 68 億円の資金調達実施を発表した (プレスリリースロイターの記事ブルームバーグの記事)。

これについて LARTH 曰く、

日本企業には投資しないと思われていたソフトバンクグループのビジョン・ファンドがバイオベンチャーアキュリスファーマに出資したとのこと。ビジョン・ファンドはイギリスを拠点とする有限会社である。

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米疾病予防センター、食用と明記されていない着色料をケーキなどのデコレーションに用いないよう注意喚起

著者:headless
2021年10月31日 13:45
米疾病予防センター (CDC) は 10 月 29 日、金粉などの着色料は「食用」と明記されていない限り食品のデコレーションに使用しないよう注意喚起した (CDC の報告書Ars Technica の記事)。

最近では金粉などを用いたケーキのデコレーションが流行しているが、「無毒性」「飾り付け専用」といった表示を誤解して非食用の着色料を食品に使ってしまう例も多いという。中には「非食用」と明記された着色料を使用してしまうこともあるようだ。

2018 年にロードアイランド州で、2019 年にミズーリ州で発生した子供の重金属中毒症例では、いずれも食用ではない着色料を使用した菓子を子供たちが食べており、着色料には基準値を上回る銅や鉛その他の金属が含まれていたそうだ。

一般消費者だけでなく専門家が誤解していることもあり、2018 年の症例では地元のベーカリーが「非食用」「無毒性」「飾り付け専用」と表示された金粉を用いていたことが判明している。当局の調査の結果、このベーカリーでは食品に使用できない着色料を他にも多数在庫していたとのことだ。

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Linux版Microsoft Edge、リポジトリにStableビルドが追加

著者:headless
2021年10月31日 11:52
Linux 版 Microsoft Edge のリポジトリに Stable チャネルのビルド(安定版)が追加されている (Naked Security の記事Neowin の記事BetaNews の記事Softpedia の記事)。

記事で紹介されているのは Yum リポジトリの rpm パッケージのみだが、https://packages.microsoft.com/repos/edge/pool/main/m/ には microsoft-edge-stable ディレクトリが追加されており、deb パッケージの安定版も入手可能だ。実際に deb パッケージの新しい方のバージョン (95.0.1020.40) をインストールしてみたところ特に問題なく動作した。バージョン情報には「バージョン 95.0.1020.40 (公式ビルド) (64 ビット)」と表示されるため、安定版で間違いないようだ。

なお、現在のところ Microsoft Edge Blog をはじめ、Microsoft からのアナウンスは特にない。Microsoft Edge 公式サイトでも Linux 版は紹介されておらず、Microsoft Edge Insider サイトで Dev チャネルと Bata チャネルのビルド (.deb / .rpm) が紹介されるにとどまる。

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米国で発生していた類鼻疽、感染源はルームスプレー

著者:headless
2021年10月31日 09:59
米疾病予防センター (CDC) は 10 月 26 日、米国で散発的に発生していた類鼻疽の感染源がエッセンシャルオイル入りのアロマテラピールームスプレーだったと発表した (プレスリリースArs Technica の記事)。

類鼻疽 (Melioidosis) は熱帯・亜熱帯地域の土壌や水に分布する類鼻疽菌 (Burkholderia pseudomallei) に感染することで引き起こされるが、これまで米国の症例は海外での感染者に限られていた。しかし、今年 3 月に報告された症例をはじめとする計 4 件の症例 (2 名死亡) では、患者本人・家族ともに最近は米国本土から出ていなかった。

CDC によれば、感染源となったのは Walmart で販売された Better Homes & Gardens のルームスプレー Lavender & Chamomile with Gemstones (インド製)だったという。CDC ではこのスプレー製品に類鼻疽菌が含まれていることを 10 月 22 日までに確認しており、Walmart がリコールを実施していた。リコールは Lavender & Chamomile を含めて 6つの香りの製品が対象で、合計 3,900 本だという。

その後、製品に含まれる類鼻疽菌が 4 件の症例で患者が感染した類鼻疽菌と同一のものであることが DNA フィンガープリントにより確認されたとのことだ。

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