ノーマルビュー

ドイツ北端の州、オープンソース移行計画

著者: headless
2021年11月23日 19:58
ドイツ北端のシュレースビヒ・ホルシュタイン州では、自治体や学校で使用するコンピューターのソフトウェアをオープンソースソフトウェアに切り替える計画を進めているそうだ (The Document Foundation の記事heise online の記事Windows Central の記事The Register の記事)。

州デジタル大臣のヤン・フィリップ・アルブレヒト氏によれば、2026 年の終わりまでに25,000台のコンピューターで Microsoft Office を Libre Office に置き換え、その後 OS も Windows から Linux へ移行する計画だという。

アルブレヒト氏はオープンソースソフトウェア移行の理由として、上昇し続けるプロプライエタリソフトウェアのライセンス料と、オープンソースソフトウェアの柔軟性のほか、デジタル世界での主権維持・セキュリティ・データ保護を挙げている。ただし、費用面ではオープンソースでもプロプライエタリでも大きな違いはないとも述べている。

ドイツではミュンヘン市が独自 Linux ディストリビューション LiMux による大規模なオープンソース移行を試みて失敗に終わっているが、シュレースビヒ・ホルシュタイン州ではオープンソースとプロプライエタリを平行して使用する期間を長く取り、段階的に移行していく計画なので同じ轍は踏まないとアルブレヒト氏は主張する。

なお、ミュンヘン市では Linux への移行決定から 10 年以上の時をかけて計画を進め、2013 年には全面移行が完了したものの、4 年後の 2017 年には市議会が Windows 10 への全面移行を決定している。

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Chromiumのソースツリーにテスト用マルウェア混入、ユーザーには影響なし

著者: headless
2021年11月23日 18:27
Chromium のソースツリーに 9 月 9 日から 11 月 18 日まで、マルウェアを含むテスト用の Office ドキュメントが誤ってコミットされていたそうだ(Google グループでのアナウンス9to5Google の記事)。

このマルウェアが Chrome のリリースに含まれることはなく、Google Chrome や派生版ブラウザーのユーザーが影響を受けることはないという。また、マルウェアサンプルは 5 年前の古いものであり、Windows 上で Chromium のソースコードから Microsoft Office を使用して開かかなければ実行されることはないが、Chromium 開発者にはリベースの実行が推奨されている。

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「Apple Podcast」アプリ、App Store での評価が怪しく急上昇

著者: headless
2021年11月23日 15:38
App Store で Apple のポッドキャストアプリ「Apple Podcast」のユーザー評価が怪しく急上昇して注目されている (The Verge の記事9to5Mac の記事Mac Rumors の記事)。

App Store では Apple 製アプリの評価が 9 月から可能になっているが、10 月上旬の段階で Apple Podcast の米国での評価は 5 点満点中 1.8 点の低評価だったという。しかし、評価は 11 月に急上昇し、現在は 4.7 点という高評価に変わっている。App Store のアプリ評価は提供国・地域別となっているため同様の動きがあったかどうかは不明だが、日本での評価は現在のところ 4.6 点となっている。

評価の急上昇は Apple が 10 月 25 日にリリースした iOS 15.1 でアプリの評価とレビューを求めるプロンプト表示を追加したためのようだ。Apple の匿名の報道担当者は The Verge に対し、すべての開発者が利用可能なアプリ評価とレビューのプロンプト表示機能を使用したものであり、特別なことは何もしていないなどと説明したとのこと。高評価のレビューがアプリ自体ではなくポッドキャストの内容の評価になっていることから、評価の変動を見守っていた Kosta Eleftheriou 氏はプロンプトに何か工夫がある可能性を指摘している。

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Paint.NET、Windows 7 / 8.1 および 32 ビット版 Windows のサポートを終了する計画

著者: headless
2021年11月23日 13:43
Paint.NET 開発者の Rick Brewster 氏 が 21 日にリリースした v4.3.3 のリリースノートで、Windows 7 / 8.1 および 32 ビット版 Windows 全バージョンのサポートを v4.3.x で終了する計画を明らかにした (Windows Central の記事Ghacks の記事)。

Brewster 氏によれば、これらの Windows バージョンのサポートは最近、より困難かつ時間を消費するものになってきているという。ユーザー数も少ないことから、サポートし続けるコストとフラストレーションを正当化できないため、v4.4 以降は 64 ビット版 (x64 / ARM64) の Windows 10 / 11 以降のみをサポートするとのこと。v4.3.3 のリリース後は v4.4 の開発に移行し、v4.3.x のアップデートは v4.4 の完成前に必要な場合のみリリースする計画とのことだ。

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ARM 版 Windows の CPU が Qualcomm 製のみなのは独占契約のためだという報道

著者: headless
2021年11月23日 11:50
Qualcomm が ARM 版 Windows について、Microsoft と独占契約を結んでいたと XDA が報じている (XDA の記事Windows Central の記事Mac Rumors の記事)。

Apple による M1 チップ投入など活況を呈している PC 向け ARM チップだが、現在のところ ARM 版 Windows では Qualcomm のチップのみが採用されている。時期は明確にされていないが、独占契約は間もなく終了するといい、MediaTek が参入意欲を示している。Apple は M1 Mac で Windows が実行できるようになるかどうかは Microsoft 次第だと述べており、現在のところ仮想環境上では実行できるものの正式サポートはされていないが、正式サポートされる日は近いのかもしれない。

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電源コンセントタップ、『USB A』2口の間隔が100Vコンセントと同じ場合は誤挿入に注意

著者: nagazou
2021年11月23日 08:08
最近ではUSBコネクタ付きのコンセントタップが普及している。しかし、そこに取り付けられている2個口のUSBコネクタの間隔が一般的な100Vコンセントと同じ幅であったことから間違って差してしまい、そのときに火花が散ったとするkassyiさんのツイートが話題となっている(kassyiさんのツイート)。

ツイートの写真に写っているコンセントタップはUSB Type-A形式が2個ついたもの。写真を見る限り、2個のコネクタの幅が一般的なコンセントプラグと全く同じ幅に見える。このツイートに対して、コンセントタップのUSBコネクタは間隔がかなり狭いものがあるが、こうした誤挿入を防ぐためのものかもしれませんねとする内容が付いており、それにはなるほどそういうことかと思った(イソフラぼんさんのツイート)。

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終息したはずのマルウェアEmotetが活動を再開。IPAが注意喚起

著者: nagazou
2021年11月23日 07:06
過去記事でも取り上げたようにマルウェア「Emotet」は、欧米8か国の合同捜査チームに一度制圧され活動を停止した。4月26日以降は国内での感染はほとんど観測されていなかった。ところが情報処理推進機構(IPA)の16日に発表によると、14日ごろからマルウェア「Emotet」の攻撃活動再開の兆候がみられるという(IPAINTERNET WatchJPCERT/CC 分析センターTwitterBOMさんのツイート)。

それによるとEmotetへの感染を狙う攻撃メールが複数着信。IPAで攻撃メールに添付されていたWordおよびExcelファイルを入手して解析したところ、悪意のあるマクロが仕組まれていたとしている。IPAでは信用のおけないメールの添付ファイルは開かない、編集を有効にする、コンテンツの有効化というボタンはクリックしないよう注意するよう促している。

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デビュー11年で今なお日産リーフのバッテリー火災がゼロとする説

著者: nagazou
2021年11月23日 06:06
総務省の「平成30年版 消防白書」によれば、2017年に発生した車両火災は3863件。この数は交通事故死亡者数に匹敵する数があるという。しかしMOTAの記事によると、国産EVの先駆けとなった日産「リーフ」だが、10年以上に渡りバッテリー起因による火災事故は発生していないそうだ。同車両の世界市場での販売台数は50万台以上に及ぶが、交通事故でも炎上する事例は出ていないようだ(MOTA)。

記事の筆者が3年ほど前、リチウムイオン電池の座間工場(現エンビジョンAESC社)で見た動画によれば、ラミネートパック形状のリーフの電池に釘のようなものを打ち込み、物理的に壊してショートを発生させる実験をしていたが、ブスブスと燻るものの火を噴くことはなかったとしている。

あるAnonymous Coward 曰く、

航続距離が足りないとか、電池劣化が著しいとか、色々非難されたが、発火事故が確認されていないというのは素直に素晴らしい。
途中で自社電池工場を売り払って、何故発火事故が起こらないのかは謎だが。

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