ノーマルビュー

リファレンス画像で知られるレナ・ソーダバーグさん、自身の画像データの使用中止を求める

著者: nagazou
2020年7月16日 17:02
Lena Soderberg(レナ・ソーダバーグ)さんをご存じだろうか。画像処理の専門家の間では、アインシュタインが舌を出している写真と同じレベルで時代を超えた存在として知られている。当時21歳だった彼女は、1972年のPLAYBOY11月号に折り込みのヌードグラビアとして登場した。しかし重要なのはそこではなく、その写真が南カリフォルニア大学の研究者によって、写真をデジタル化するための標準テストイメージとして使われたことだ(HiperTextual)。

この研究は後にJPEG技術の基礎となった。45年以上経った現在でも、彼女の写真は画像圧縮アルゴリズムのサンプルとして使われ続けている。この功績から、彼女は1997年のIS&Tの50周年記念会議にゲストとして招かれたこともあるという。

ただデジタル技術の構築に著作権や肖像権を無視した画像が使われ続けてきたことは、テクノロジー業界の黒歴史だと指摘されることも多い。昨年にはこうした経緯と問題点を示したドキュメンタリー動画や記事も作成され公開されているLosing Lena)。

そのレナ・ソーダバーグ本人が最近になって、自分の写真をインターネットから使わないようにすることを求めて署名を集め始めた。理由はやや分かりにくいところがある。先の著作権や肖像権的な問題というよりは、ヌードの彼女の写真(実際には顔周辺のバストアップのみだが)が使われ続けることは、テクノロジー業界にいかに女性が少ないかを示すことになる、という主張であるようだ(GouKoutakiさんのツイート)。

レナ・ソーダバーグは、サイト上で「私はずっと前にモデルを引退しました。私の画像もテクノロジーから引退する時です」と述べている。

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ブラックホールに新理論。事象の地平面は存在しない?

2020年7月16日 14:12
ブラックホールには「事象の地平面(イベント・ホライズン)」があるといわれてきたが、理化学研究所はこれまでの考えとは異なる研究結果を発表した。曰く、「ブラックホールは事象の地平面を持たない高密度な物体である」とするものらしい(理研MDPIナゾロジーITmedia)。

従来のブラックホール理論が一般相対性理論を元にしているのに対し、新たな理論では一般相対性理論と量子力学がベースになっているそうだ。これによってブラックホールの重大な未解決問題の1つ「ブラックホール情報パラドックス」も解決できるらしい。

jizou 曰く、

理化学研究所の発表

蒸発するブラックホールの内部を理論的に記述 -ブラックホールは未来の大容量情報ストレージ?-

相対性理論をもとに想定されたイベントホライズンを、
量子力学側で見つけられたホーキング輻射を加味して見直したら、
特異点を考慮しなくてもよくなったという話らしい。

詳細はわからないのだけれど、ホーキング輻射自体が、
相対性理論の特異点と量子力学をつなぐもののように見えるので、
どこまでが新発見かはわからないのだけれど、
私のような素人には、わかりやすい話にみえる。
大昔に学んだ相対性理論や量子力学の話が、身近なところで出てくるのは結構たのしい。

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カザフスタンで新型コロナウイルスとは別の種類の肺炎が流行?

著者: nagazou
2020年7月16日 06:17
中国大使館が9日、ウィーチャットの公式アカウントで、現地の中国人向けに出した声明で、カザフスタンにおいて新型コロナとは異なる新型の肺炎が流行していると警告した。曰くこの肺炎は、高熱が出てから急速に容体が悪化して2、3日で死亡するという(ニューズウィークCNNテレ朝ニュースAFPNews1 wowkoreaその1WoW!Koreaその2)。

これに対してカザフ保健省は翌日、フェイクニュースだとして中国大使館の発言を否定した。世界保健機構(WHO)は、この新型肺炎について高い致死率であることは認めつつも、新型コロナウイルス(COVID-19)の可能性が高いと指摘していた。韓国の報道によると該当する肺炎患者はすべて新型コロナに感染していたことが確認されたとしている。

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