ノーマルビュー

検閲・監視・アクセス制限、Internet Archive が考えるディストピアな未来のインターネット

著者: nagazou
2021年10月5日 18:03
headless 曰く、

Internet Archive が 25 周年記念企画として、さらに 25 年後となる 2046 年のインターネットを垣間見る「Wayforward Machine」を公開している (特設サイトThe Register の記事Ars Technica の記事動画)。

Wayforward Machine が提示するのはディストピアとなった 25 年後のインターネットだ。表示したいページの URL を入力して「Go Forward」をクリックすればいい。

アクセスしたページのコンテンツにはぼかしがかけられ、このサイトには思想犯罪が含まれるので表示できないという真理省からの警告や、コンテンツを表示するにはすべてのプライバシー設定をオフにしろ、成人年齢に達しているかどうか確認のため身分証明書をアップロードしろ、有料プランに登録しろ、といったメッセージが次々に表示される。ただし、ぼかしのかけられたアクセス先コンテンツ現在のWebページそのままなので、未来感は薄い。

企画の趣旨としてはこのような将来が訪れないようなアクションを呼びかけるもので、インターネットのディストピア化に至る年表が添えられている。一部を抜粋すると以下のような感じだ。

  • 2022年 合衆国法典 230 条(通信品位法)廃止
  • 2023年 エンドツーエンド暗号化が世界の政府により禁止
  • 2025年 サードパーティーコンテンツに対する名誉侵害訴訟で Internet Archive の Wayback Machine が停止
  • 2027年 Wikipedia が地下に潜る
  • 2028年 複数の国民国家がグレートファイアウォールを実装
  • 2031年 米国も他国に倣い、厳しいデジタル規制を導入
  • 2034年 大手パブリッシャーすべての統合が完了
  • 2039年 統合により巨大化したパブリッシャーとテクノロジー企業が新しいデータアクセス制限の壁を確立
  • 2043年 Internet Archive などオープンな知識を提供するプロジェクトが地下に潜らざるを得なくなる
  • 2044年 ジョージ・オーウェルの「1984年」最後の印刷版が破壊される
  • 2045年 「1984年」を一般提供した活動家が終身刑に
  • 2046年 地下で Internet Archive 活動をしていた活動家がレジスタンスを構成

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日本のオートマ車率は98.6%で世界一

著者: nagazou
2021年10月5日 17:04
ベストカーの記事によると、日本では2019年に販売された新車に占めるオートマ車(以下AT)の比率は98.6%に及ぶそうだ。実質的にデータを確認できる範囲では世界トップであるそう。続いてAT率が高いのはAT発祥の地であるアメリカ。AT率は世界の中でも日米が突出して高く、続いて東南アジアや中東、そしてオーストラリアが多いとしている。この記事では、日本人がAT主体になった背景としては、渋滞の多い日本の道路事情などもあるとされる(ベストカー)。

中国に関しては国内系企業の製造するものがマニュアル車(以下MT)が主流であるため、AT率は半数に達していないとしている。欧州でもAT率は増加しているが、AT車が基本的に高級車に限られる傾向から2010年の段階では、AT率は17%ほどしかなかったそうだ。このため主要国の中では金持ちの多いドイツが約3割でトップ。しかしそれでも7割がMTとなっている。

欧州では「ATはダサイ」という感覚がまだ社会全体に残っているらしい。なお記事には触れられていなかったが、日本でATが普及している背景には、取得のしやすいオートマチック限定免許の存在もあると思われる。

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集英社、竈門炭治郎の和服柄の商標出願を拒絶査定される

著者: nagazou
2021年10月5日 14:32

集英社が「鬼滅の刃」の主人公である竈門炭治郎の和服の柄に「商願2020-078058」として出願を行っていたようだ。しかし、この商標出願に関しては特許庁から「拒絶査定」が出たとされている(特許情報プラットフォーム「J-PlatPat」ハフポスト)。その理由としては、

本願商標は、黒色と緑色の正方形を互い違いに並べ、連続反復的に配置した構成からなる、いわゆる「市松模様」の一種と理解されるものであって、自他商品 の識別機能を果たすべき特徴的な部分を見出すことができない

としている。ハフポストの記事によれば、集英社側は大量の悪質な便乗商品などから、正規品の流通を守る目的で出願したものだとされている。なお2021年6月3日付けで作品中の登場人物である冨岡義勇、胡蝶しのぶ、煉獄杏寿郎の3人が着ている羽織の柄に関しては商標登録が認められているとのこと。

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