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天の川銀河の星形成円盤の端が特定されました。マルタ大学などの研究チームは中国の分光探査望遠鏡LAMOSTやAPOGEE、ガイア衛星などによる測定データを用い、10万個以上の巨大星を分析しました。その結果、天の川銀河中心から約35,000~40,000光年の地点が円盤の境界となり、この境界を超えると新たな星形成が激減することが明らかになりました。研究者らは、この「U字型」の年齢分布がシミュレーションにも見られるため、天の川銀河は一般的な円盤状銀河に属すると推定しています。
【原文】
天の川銀河の「星形成円盤」の端っこが特定されました。マルタ大学などの研究チームは中国の分光探査望遠鏡LAMOSTやAPOGEE、ESAが打ち上げたガイア衛星などによる高精度な測定値を組み合わせ、天の川銀河の主円盤を周回する10万個以上の巨大星を分析しました。その結果、予想通り天の川銀河に属する星の平均年齢は、銀河の中心から離れるにつれて若くなっていることがわかりました。しかし、中心から約35,000~40,000光年離れるとこの傾向が逆転し、「U字型」の分布になっています。
研究チームの分析によると、円盤の境界は天の川銀河中心から35,000~40,000光年の地点であり、この境界を超えると新たな星形成が激減するため、境界の外側には古い星しかないといいます。放射状移動によってこれらの古い星は銀河の中心から移動してきていると考えられます。
研究の筆頭著者であるカール・フィテニ博士は、「天の川銀河の星形成円盤の規模は長く未解決の問題でした」と述べ、円盤全体にわたって恒星の年齢がどのように変化するかをマッピングすることで、明確かつ定量的な答えを得られたと指摘しました。
天の川銀河は太陽系を含む銀河の名称であり、中心部の膨らみであるバルジを貫くように棒状構造が存在するため棒渦巻銀河に分類されています。そんな天の川銀河の「star-forming disk(星形成円盤)」の端っこを、マルタ大学などの研究チームが特定しました。
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